サステナビリティ

環境

商品・サービスを通した環境への貢献OKI環境貢献商品

OKI環境貢献商品

OKIグループでは、「OKIエコプロダクツ」に代表されるハードウェア製品自体の環境配慮の他、気候変動の緩和と適応、資源循環、汚染予防などの環境に関連する社会問題の解決に貢献する商品やサービス、ソリューションを「OKIエコソリューション」とし、これらを合わせて「OKI環境貢献商品」と位置づけ、創出拡大を図っています。

OKI環境貢献商品

OKI環境貢献商品とは

OKIグループでは、「OKI環境貢献商品」を次のように定義しています。

環境貢献商品の基準

  • 環境負荷の原因となるものや環境悪化の被害を減らすことで貢献すること
  • 気候変動の被害を軽減する、社会が気候変動に適応することに貢献すること
  • 環境影響の管理業務を効率化すること

貢献分野

脱炭素、省資源/廃棄物削減、化学物質の管理/汚染の予防、その他

貢献方式

その製品を使うことによる直接的な貢献、その製品を使うことによる業務の効率化を通して間接的に貢献することでも良いものとする

直接/間接 製品種別 貢献内容
直接 その製品を使うことで直接的に貢献する。 製品の省電力化、ビルエネルギーマネジメントシステム 省エネ
防災情報システム「DPS Core」 異常気象を含む防災や減災
間接 その製品を使うことで、業務が効率化した結果を通して等、間接的に貢献する。 ITSサービス「LocoMobi®2.0」 道路情報の収集・分析を行う機能→渋滞を緩和→燃料消費量が減少→脱炭素化

環境貢献商品の例

環境テーマ 環境視点の取り組み例 商品・ソリューション例
気候変動の緩和
(脱炭素化)
省エネルギー化 製品自体のCO2削減
  • 製品の消費電力低減、システム全体の電力・エネルギー消費量の削減(従来製品比以下)
  • 国際エネルギースタープログラムの適合
ビジネスホン、PBX、920MHz帯マルチホップ無線ゼロエナジーゲートウェイATM、現金処理機、プリンター
CO2削減貢献ソリューション
  • 渋滞の緩和
  • 人や物の移動量や占有スペースの削減
  • 業務のアウトソースサービス
SaaS型ITSサービスETC料金所システムVICSシステム店舗デジタル変革ソリューション生産設備連携IoTソリューション、マルチキャリア対応音声IoTゲートウェイ、920MHz帯マルチホップ無線、ATMフルアウトソースサービス
気候変動への適応 激甚災害への対応
  • 災害発生時に被害を軽減
  • 大雨による河川の氾濫や下水道の氾濫(内水氾濫)、浸水被害を防ぐためのインフラ整備
  • 警戒避難体制の強化(インフラ設備監視)
防災情報システム河川監視システム消防システム市町村防災行政無線システムVoIP告知放送システム危機管理型水位計ゼロエナジーゲートウェイ
  • 社会インフラ設備等の状態を監視、計測して、異常が発生する前に修復
可搬ボート型マルチビーム測深機、光ファイバーセンサー
資源循環 省資源化
  • 小型、軽量化、部品点数など(従来製品比以下)
  • 管理基準に基づいた化学物質の管理
  • サーキュラーエコノミー関連(Products as a Service、モジュールや部品再利用、製品の共同利用)
ビジネスホン、PBX、ゼロエナジーゲートウェイ、ATM、現金処理機、プリンター
  • サーキュラーエコノミー関連(顧客使用時の省資源化、資源循環、設備の長寿命化支援システム)
  • 使い捨て製品の寿命を判断し、より長く使える製品を捨てずに使い続ける(サーキュラーエコノミー)
生産設備連携IoTソリューション
リサイクル容易化
  • 分離、解体、廃棄に配慮した設計
ビジネスホン、ATM、現金処理機、プリンター
回収/リサイクル実施
  • 使用済み製品や消耗品の回収システム
ビジネスホン、ATM、現金処理機、プリンター
長寿命化/アップグレード
  • 製品の長寿命化設計
  • 筐体や部品の共通化
ビジネスホン、PBX、AIエッジコンピューター、ATM、現金処理機プリンタートンネル非常用システム
汚染の予防 有害物質の規制
  • 製品含有化学物質規制に適合
  • 管理基準に基づいた化学物質の管理
ビジネスホン、ATM、現金処理機、プリンター
  • 環境汚染の防止/軽減システム
製品含有化学物質管理・部品情報管理データベース

「未来に向けて」環境に対応する研究開発

OKIグループの研究開発は、そのすべてが環境への貢献を強く意識して取り組まれています。その中でも特に環境との関連性が分かり易いものについて、下表に列挙しています。

テーマ名 直接/間接 概要
次世代型制御基板 直接 AI機能搭載の省電力対応ASICと高効率な電源回路の採用により消費電力を削減する次世代型の共通制御基板を開発し、さまざまなハードウェアに適用。動作電力と待機電力の大幅削減によりCO2排出量削減に貢献。
電源高効率化・小型化技術 直接 GaN(窒化ガリウム)を採用し、スイッチング電源の高効率化により動作電力を削減。小型化も可能となり、装置の形状や、サイズの設計自由化が向上。ハードウェアの省電力化・省資源化の両面に貢献。
交通プローブデータ利活用
(分析・予測)
間接 交通プローブデータ(走行履歴)を分析、渋滞発生状況や所要時間を予測する技術。交通流の制御計画に基づく渋滞削減等のための情報を提供し、CO2排出量削減に貢献。
自動運転向け路側インフラ無線技術 間接 高速道路等の合流部で、本線車両の位置、速度、車長等の情報を道路側から合流車へ提供するための通信技術およびミリ波レーダー等センシング技術。合流車が安全・円滑に本線に合流でき、減速や渋滞発生等に伴うエネルギー消費抑制でCO2排出量削減に貢献。
マルチソース充放電
モジュール
直接 太陽光、熱、風力に対応したマルチソース充放電モジュール。様々な発電源への対応し、CO2排出量削減に貢献。
異常検知、予兆検知 間接 音響・振動をはじめとする様々な時系列データの多様性・特性に対応でき、それぞれの現場に合わせた個別最適化が可能で、インフラの管理・点検を効率化しCO2排出量削減に貢献。



公的研究費の不正使用および研究活動における不正行為等に係る通報も上記で受け付けます。

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