社会
社員一人ひとりの自律的な挑戦と成長を支援するため、キャリアデザイン等の制度・仕組みの運用や、研修、OJT、eラーニング等の多様な学習機会の拡充をしています。さらに、経営戦略上求められる種々の人材育成の仕組みを整え、やる気のある人・頑張る人に光を当てて重点的に成長支援に取り組み、様々な場面で抜擢をしていきます。また、多様な経験と学びのための新たな機会をつくり、若手社員の早期育成に取り組んでいきます。
社員の個性やスキル、キャリアを可視化して社員一人ひとりの成長を支援していくためには、人材に関する多種の情報について、一元的に集約し、可視化・分析できるような情報システム環境の構築が不可欠です。人材ポートフォリオの把握、人材育成施策の検討、配置育成への活用等を念頭に、タレントマネジメントシステムのさらなる高度化に取り組んでいます。
経営人材の育成は、ポテンシャルある人材を発掘してこれを経営人材プールとし、レベル別の社内研修や外部研修への選抜とタフアサインメント等の経験付与により、変革のリーダーを目指して育成しています。
管理職の新しい等級制度を効果的に運用するため、多面観察フィードバック(360度評価)およびマネージャー教育の見直しを行いました。
イノベーション活動を推進・加速支援できる人材を「ハイポテンシャル・イノベーション人材」と定義しています。イノベーションスキルや経験値に応じて育成段階をA~Eに区分し、より上位の人材を増やしていきます。
2031年度に、ハイポテンシャル・イノベーション人材が300名以上となることを目標としています。
グローバルビジネスの強化に全社一丸となって取り組んで行くために、社員のグローバルビジネスに対する意識変革を促すとともに、研修・戦略的配置・ローテーションの実現を通じて、言語や商習慣、文化の違いに順応し、世界で活躍する人材を育成しています。
AIの活用によりソリューションの提供価値を高めるため、従来より各部門でAIを利活用できる人材を育成しています。 2023年度からは、社内向け生成AI基盤「OKI AI Chatシステム」の利用を開始し、これに合わせて生成AIを安全かつ効果的に活用する人材の育成に取り組んでいます。
OKIグループでは、階層や職種を問わず社員が自律的にビジネススキルを学ぶ「ビジネススキル教育」、専門性を磨くための「専門教育」などの研修制度を整備しています。また、eラーニングについても拡充をはかっております。2023年度のOKI社員一人当たりの延べ研修時間は20.3時間でした。
2024年度OKIグループ研修体系
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
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一人当たりの平均教育研修時間 | 17.0 | 23.2 | 20.3 |
一人当たりの平均教育研修費用 | 60,644 | 68,551 | 76,660 |