トンネル内の火災、事故等の非常事態を迅速かつ正確に把握し、道路管理者に通報するシステムです。初期消火や後続車両への情報提供を行い、被害拡大と二次災害の発生の防止を目的としています。OKIは、中小トンネルから長大トンネルまで、数々の納入実績を有しています。
トンネル内の過酷な環境の中でも安定した性能を発揮させるため、OKIは長年培ったラギダイズ技術により、高い耐久性を実現しています。
高速道路、一般道路のトンネル
2017年3月開通
首都高速道路
高速神奈川7号横浜北線 横浜北トンネル
[納入設備]
25mまたは50m間隔で設置され、トンネル内で発生した火災をセンシング(検知)する装置です。炎成分のみの検知が可能な方式により、トンネル内の過酷な環境条件下でも性能が発揮できるようIPX7の防水性能を有しています。火災を発見すると発生場所を防災受信盤に自動通報します。
トンネル延長の長い伝送方式を採用しているトンネルに設置する装置です。火災検知器や押ボタン通報装置などからの通報を防災受信盤まで伝送するため、信号の中継増幅を行います。トンネル坑内で断線、短絡、故障が起きても、システム稼動に影響を与えない機能を実装しています。
50m間隔で設置され、火災発生時の初期消火において放水するときに使用する装置です。押しボタン通報装置、消火器(2本)を収納しています。道路ご利用者が説明手順に従い操作が行えるように表示プレートを設けています。
50m間隔で設置され、火災発生時にボタンを押すことで火災発生を通報することができる装置です。主に消火器(2本)を収納しています。
耐環境性、耐騒音性能を有した非常電話機です。消防、警察、道路管理者などへ非常時にワンタッチで通話できる機能を有しています。骨伝導技術を用いたハンドセットの採用により、より会話が明瞭になる機能もオプションで実装できます。
骨伝導非常電話機:国土交通省新技術登録番号 TH-160018-A
トンネル非常用システムの火災信号を集約し、他の連動システムへ火災発生の伝達、制御を行う中枢になる装置です。
火災検知器や押ボタン通報装置からの通報を受信したのち、消化設備、水噴霧設備を動作できるよう制御するとともに、トンネル入口の情報板、ジェットファン、照明、監視カメラなどへ火災発生の信号を伝達します。