アクセスポイントを経由して接続する(インフラストラクチャー)

  • 本機は無線LANアクセスポイント近くの見通しの良い位置に設置してください。(距離は30m以内を推奨します。)
  • 本機と無線LANアクセスポイントの間に、金属、アルミサッシ、鉄筋コンクリート壁があると、接続しにくくなる場合があります。
  • 5GHz帯(W52/W53)は、電波法により屋外での使用が禁じられています。屋内でのみご使用ください。


1. 無線LAN機能を有効に設定する
  1. 本機の電源を入れます。
  2. 操作パネルのスクロールボタン▼を数回押して[管理者用メニュー]を選択し、《OK》を押します。

  3. テンキーから管理者パスワードを入力し、《OK》を押します。

  4. [ネットワーク設定]が選択されていることを確認し、《OK》を押します。

  5. [基本設定]が選択されていることを確認し、《OK》を押します。

  6. [拡張ネットワーク]が選択されていることを確認し、《OK》を押します。

  7. ▼を押して[無線]を選択し、《OK》を押します。

  8. [実行しますか?]と表示するので、[はい]が選択されていることを確認し、《OK》を押します。

  9. 装置が再起動するので、待機画面を表示するまで待ちます。
    [無線アクセスポイントに接続していません]と表示された場合は、《OK》を押します。

    [無線設定しますか?]と表示された場合は、[いいえ]を選択し、《OK》を押します。


2. インフラストラクチャーを有効に設定する
  1. 操作パネルのスクロールボタン▼を数回押して[無線(インフラストラクチャ)設定]を選択し、《OK》を押します。
  2. テンキーから管理者パスワードを入力し、《OK》を押します。

    • 「無線(APモード)と同時に使用することはできません。」が、約5秒、表示されます。
  3. ▲を押して[有効]を選択し、《OK》を押します。

    • 無線(APモード)を[無効]に設定した後に、無線(インフラストラクチャ)を有効にするかを確認する画面が表示された場合は、《OK》を押して、無線(インフラストラクチャ)を有効にしてください。


    装置のIPアドレスを手動で設定する場合は、「3. IP アドレスを設定する」に進みます。

    IPアドレスを自動的に取得する場合は、「4. 無線アクセスポイントと接続する」に進みます。

    • 工場出荷時は[自動]に設定されています。


3. IPアドレスを設定する

装置のIPアドレスを固定の値に設定したい場合は、次の手順で設定します。

  • [自動]の場合、装置のIPアドレスが動的に変わる可能性があります。

  • [IPv4アドレス]は他のネットワーク接続機器と重複しない値を設定してください。
  • IPv6アドレスをお使いでない場合は、[DHCPv6]を[無効]のままお使いください。

(例)

  • 装置のIPアドレス:192.168.101.2
  • サブネットマスク:255.255.255.0
  • ゲートウェイアドレス:192.168.101.1

有線LANをお使いの方は、「IPアドレス等を設定する」をご覧ください。

  1. 操作パネルのスクロールボタン▼を数回押して[無線(インフラストラクチャ)設定]を選択し、《OK》を押します。
  2. テンキーから管理者パスワードを入力し、《OK》を押します。

    • 「無線(APモード)と同時に使用することはできません。」が、約5秒、表示されます。
  3. ▲を押して[有効]を選択し、《OK》を押します。

  4. ▼を押して[ネットワーク設定]を選択し、《OK》を押します。

  5. [IPアドレス設定]が選択されていることを確認し、《OK》を押します。

  6. ▼を押して[手動]を選択し、《OK》を押します。

  7. 《戻る》を押して[ネットワーク設定]画面で、▼を押して[IPv4アドレス]を選択し、《OK》を押します。

  8. スクロールボタン、またはテンキーを使ってIPアドレスの最初の3桁を入力し、《OK》を押します。
    同様に次の3桁を入力し、《OK》を押します。全ての入力が完了したら《OK》を押します。

  9. ▼を押して[サブネットマスク]を選択し、《OK》を押します。

  10. IPアドレスの入力と同様に、サブネットマスクを入力します。全ての入力が完了したら《OK》を押します。

  11. ▼を押して[ゲートウェイアドレス]を選択し、《OK》を押します。

  12. IPアドレスの入力と同様に、ゲートウェイアドレスを入力します。全ての入力が完了したら《OK》を押します。

  13. 《オンライン》を押して、待機画面に戻ります。


4. 無線アクセスポイントと接続する

次の3通りの方法があります。通常は、最も簡単なWPSで接続します。

  • WPSで接続する
  • 操作パネルから無線LANアクセスポイントを選択して接続する
  • 操作パネルから手動で設定して接続する



WPSで接続する

無線LANアクセスポイントがWPSをサポートしている場合、簡易設定用のプッシュボタン(WPSボタン)を使って簡単に無線LANに接続できます。

  1. 無線LANアクセスポイントに付属している取扱説明書などで、簡易設定用のプッシュボタン(WPSボタン)の位置と、そのボタンを押している時間を確認します。
  2. 無線LANアクセスポイントが起動し、正常に動作していることを確認します。

  3. 操作パネルのスクロールボタン▲を数回押して、[無線(インフラストラクチャ)設定]を選択し、《OK》を押します。

  4. テンキーから管理者パスワードを入力し、《OK》を押します。

    • 「無線(APモード)と同時に使用することはできません。」が、約5秒、表示されます。
  5. ▲を押して[有効]を選択し、《OK》を押します。

  6. ▼を数回押して、[自動設定(WPS)]を選択し、《OK》を押します。

  7. [WPS-PBC 開始]が選択されていることを確認し、《OK》を押します。

  8. 「この設定で実行しますか?プッシュボタン方式」が表示されたら、[はい]が選択されていることを確認し、《OK》を押します。

    「プッシュボタン方式実行中」が表示され、本機が無線LANアクセスポイントの検索を開始します。

  9. 無線LANアクセスポイントのプッシュボタンを、手順1で確認した時間または数秒間、押したままにします。

    • 「プッシュボタン方式実行中」は約2分間表示されます。表示している間に無線LANアクセスポイントのプッシュボタンを押してください。
    • 「プッシュボタン方式実行中」が表示されている間は、本機の操作パネルは無効になります。
  10. 「WPSで接続に成功しました」が表示されたら、無線LANアクセスポイントへの接続は完了です。

    6. パソコンから接続を確認する」に進みます。


操作パネルから無線LANアクセスポイントを選択して接続する

無線LANアクセスポイントがWPSをサポートしていない場合や、WPSで接続がうまくできない場合は、本機が検出した無線LANアクセスポイントの中から、使用したい無線LANアクセスポイントを指定して接続します。その際に、SSIDと暗号化キーの入力が必要です。

  1. 無線LANアクセスポイントの側面や、アクセスポイントに付属している取扱説明書などで、SSIDと暗号化キーを確認し、メモしておきます。

    • WPA-EAP、WPA2-EAPは操作パネルからは設定できません。本機のWebページから設定してください。

  2. 無線LANアクセスポイントが起動し、正常に動作していることを確認します。
  3. 操作パネルのスクロールボタン▼を数回押して、[無線(インフラストラクチャ)設定]を選択し、《OK》を押します。
  4. テンキーから管理者パスワードを入力し、《OK》を押します。

    • 「無線(APモード)と同時に使用することはできません。」が、約5秒、表示されます。
  5. ▲を押して[有効]を選択し、《OK》を押します。

  6. ▼を数回押して、[無線ネットワークの選択]を選択し、《OK》を押します。

    本機が無線LANアクセスポイントの検索を開始します。

  7. 接続可能な無線LANアクセスポイントのSSIDが一覧で表示されます。▲または▼を押して、手順1でメモした無線LANアクセスポイントのSSIDを選択し、《OK》を押します。

    無線LANアクセスポイントが見つからなかった場合は、[手動設定]とだけ表示されます。その場合は、「操作パネルから手動で設定して接続する」に従って設定します。

  8. 選択した無線LANアクセスポイントの暗号化方法に適した暗号化キー入力画面が表示されるので、手順1でメモした暗号化キーを入力し、《OK》を押します。

    • 暗号化キーは、無線LANアクセスポイントやセキュリティーによって異なります。
      • 「WPA Pre-shared key」を表示した場合
          暗号化方法:WPA/WPA2-PSK或いはWPA2-PSK
          暗号化キー:WPA Pre-shared keyを入力してください。
      • 「ウェブページから変更してください」を表示した場合
          暗号化方法:WPA/WPA2-EAP或いはWPA2-EAP
          ※装置のWebページから設定します。
      • 「WEP Key」を表示した場合
          暗号化方法:WEP
          暗号化キー:WEP Keyを入力してください。
      • その他の場合
          暗号化方法:Disable(無効)
          暗号化キー入力の必要はありません。
  9. 「この設定で実行しますか?」と表示し、確認画面に手順7で選択したSSIDと、手順8で入力した暗号化方法がセキュリティーとして表示されます。SSIDが手順1でメモした内容と同じであれば、《OK》を押します。

  10. 「接続に成功しました。」と表示されたら、無線LANアクセスポイントへの接続は完了です。

    6. パソコンから接続を確認する」に進みます。


操作パネルから手動で設定して接続する

無線LANアクセスポイントの情報(SSID、暗号化方法、暗号化キー)を手動で設定して、無線LANに接続します。

  1. 無線LANアクセスポイントに付属している取扱説明書などで、SSIDと暗号化キーを確認し、メモしておきます。

    • WPA-EAP、WPA2-EAPは操作パネルからは設定できません。本機のWebページから設定してください。

    • SSIDは、ネットワーク名、ESSID、ESS-IDとも呼ばれます。
    • 暗号化キーは、ネットワークキー、セキュリティーキー、パスワード、プリシェアードキー(PSK)とも呼ばれます。
  2. 無線LANアクセスポイントが起動し、正常に動作していることを確認します。
  3. 操作パネルのスクロールボタン▼を数回押して、[無線(インフラストラクチャ)設定]を選択し、《OK》を押します。
  4. テンキーから管理者パスワードを入力し、《OK》を押します。

    • 「無線(APモード)と同時に使用することはできません。」が、約5秒、表示されます。
  5. ▼を数回押して、[無線ネットワークの選択]を選択し、《OK》を押します。

    無線LANアクセスポイントの検索を開始します。しばらくお待ちください。

  6. 接続可能な無線LANアクセスポイントのSSIDが一覧で表示されます。▼を数回押して、一覧の最後の[手動設定]を選択し、《OK》を押します。

  7. [SSID]が選択されていることを確認し、《OK》を押します。

  8. 手順1でメモしたSSIDを入力し、《OK》を押します。

  9. ▼を押して、[セキュリティー]を選択し、《OK》を押します。

  10. 手順1でメモした暗号化方法を選択し、《OK》を押します。

  11. ▼を押して、[WPA Pre-sahred Key]を選択し、《OK》を押します。

  12. 手順1でメモした暗号化キーを入力し、《OK》を押します。

    • 暗号化キーは、無線LANアクセスポイントやセキュリティーによって異なります。
  13. ▼を押して、[実行]を選択し、《OK》を押します。

  14. 「この設定で実行しますか?」と表示し、確認画面に手順8で入力したSSIDと、手順10で選択した暗号化方法がセキュリティーとして表示されます。SSIDが手順1でメモした内容と同じであれば、《OK》を押します。

  15. 「接続に成功しました。」と表示されたら、無線LANアクセスポイントへの接続は完了です。

    6. パソコンから接続を確認する」に進みます。

    • 「無線アクセスポイントに接続していません」が表示されたら、手順4から操作をやり直してください。
    • 接続できない場合は、「無線LAN接続のトラブル」をご覧ください。


5. 有効なデフォルトゲートウェイを選択する

工場出荷時は、[有効なデフォルトゲートウェイ]が[有線(LAN1)]が設定されています。本機は、有線LANと無線LANを同時に使用することができますが、装置側からセグメント外(別のサブネット)の端末に接続できるのはどちらか一方です。

無線LAN(インフラストラクチャ)でセグメントを越えた通信を行う場合は、次の手順で[無線(インフラストラクチャ)]に変更します。

  1. ディスプレーに「印刷できます」と表示されていることを確認します。

    • 装置が節電モードに入っている場合は、《節電》を押し、復帰させます。
  2. 操作パネルのスクロールボタン▼を数回押して[管理者用メニュー]を選択し、《OK》を押します。
  3. テンキーから管理者パスワードを入力し、《OK》を押します。

  4. [ネットワーク設定]が選択されていることを確認し、《OK》を押します。

  5. [基本設定]が選択されていることを確認し、《OK》を押します。

  6. ▼を押して、[有効なデフォルトゲートウェイ]を選択し、《OK》を押します。

  7. ▼を押して、[無線(インフラストラクチャ)]を選択し、《OK》を押します。

  8. 《オンライン》を押して、待機画面に戻ります。


6. パソコンから接続を確認する

装置のIPアドレスを確認し、パソコンからWebブラウザーを使ってアクセスします。

  1. 操作パネルのスクロールボタン▼を数回押して[プリンター情報]を選択し、《OK》を押します。

  2. [プリンター情報]画面で《5》を押します。

  3. ▼を押して、[無線(インフラストラクチャ)情報]を選択し、《OK》を押します。

  4. ▼を数回押して、[IPv4アドレス]を選択し、《OK》を押します。

  5. 表示されたIPアドレスをメモします。
  6. パソコンのWebブラウザーを起動します。

  7. アドレスバーに「http://(手順5でメモしたIPアドレス)」を入力し、《Enter》キーを押します。
    装置のWebページが表示されたら、接続できています。

    • 装置のWebページが表示されない場合は、パソコン等の端末と装置のネットワーク接続に失敗しています。
      装置の[IPアドレス設定]、[IPv4アドレス]、[サブネットマスク]、[ゲートウェイアドレス]、[有効なデフォルトゲートウェイ]が正しく設定されているか確認してください。


    続いて、「パソコンにソフトウェアをインストールする」に進みます。

    モバイル機器をお使いの場合は、「モバイル機器から使用する」に進みます。