OKIグループでは、自らの価値観に基づき行動しながらも独善的ではなく、組織の中で自らの役割に応じて周囲の人を巻き込んで成果を創出する「自律型社員」を求めます。そのために、「上司が部下育成の中心を担う」「会社は社員に挑戦の機会を与える」「会社は多様な学びを支援する」という3本の指針に基づき、仕事を通じた人財の育成に注力しています。
OKIグループでは、目的に応じた多様な教育カリキュラムとして、階層別教育のほか、マーケティングやイノベーション、会計、語学などを学ぶビジネススキル教育、さらには営業、技術、生産技能など専門性を磨くための部門教育を実施しています。また、社員の成長には自身がキャリア形成のイメージを描くことが不可欠であることから、キャリアデザイン教育にも力を入れています。30歳・40歳・50歳という節目の時期に自己の棚卸を行い今後のキャリアを考えるほか、54歳では役職定年・定年後のキャリアについて考える教育を行っています。2019年度のOKI社員一人当たりの平均研修受講日数は2.75日でした。2020年度は、新型コロナウイルス感染症対策をきっかけに、オンラインによる研修を全社展開しています。
集合研修 | eラーニング(コンプライアンス教育含む) |
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のべ研修開催数 326回 | のべ研修数 235コース |
のべ受講者数 7,949人 | のべ受講者数 8,865人 |
のべ学習時間 61,851時間 | のべ学習時間 19,010時間 |
これからのOKIグループを担う経営幹部・ビジネスリーダーを若い時期から段階的に育成するため、社内研修プログラムへの参加や外部ビジネススクールへの派遣で切磋琢磨する選抜型の次世代経営幹部育成研修を実施するとともに、現場での実践を求めるタフアサインメントを実行しています。また、役員をはじめとする上級管理職に対して、定期的に経営に必要なリテラシーを学ぶ場として、社内外の有識者を講師としたセミナーを実施しています。
OKIは、世の中の変化が激しく問題・課題が複雑化する中、「失敗を恐れず挑戦する」活力に満ちた風土を築く土台として、社員が相互に腹を割って話し合え、利害や立場を超えて建設的な異論が唱えられ、心理的に安心・安全な「言う、言える、聞く」文化の醸成が必要と考えています。このため、組織における「関係の質」、すなわち信頼関係を起点として成功循環サイクルを回すべく、2018年度から双方向コミュニケーション教育「ソウコミ」を実施しています。ソウコミは、「部」単位で取り組むワークショップと5カ月に及ぶ職場実践プログラムにより構成され、2021年度までに国内OKIグループの500を超える「部」すべてが参加する計画です。
ワークショップの様子