研究開発

エリア収音技術

背景

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、在宅勤務やテレワークが急速に普及し、リモートでのコミュニケーションが日常となりました。オンラインで会議をすることが日常となり新たな社会課題も見えてきました。たとえば、会議の参加者からの生活音が聴こえてきて困った経験があるということは、よく耳にすることです。生活音の漏洩はストレスにもなり、労働生産性の低下につながっているという世界共通の社会課題になっています。
OKIは、「いつでも・どこでも周囲を気にせずにリモート・コミュニケーションができる」をコンセプトとして研究開発を進めています。OKIの強み技術である『エリア収音技術』が実現のカギです。
生活音をシャットアウトすることで、どこにいても、誰もが、安心してリモート・コミュニケーションすることを実現します。

特徴

エリア収音技術は、複数のマイクアレイを使用することで周囲の雑音を除去し、狙ったエリアの音だけを拾う技術です。
通常のマイクは、周囲の雑音が大きいと発言者の声が聞き取りにくいという問題があり、ガンマイクやマイクアレイのような指向性技術は、目的音と同じ方向にある雑音も拾ってしまいます。エリア収音技術は、2組のマイクアレイの指向性を目的エリアで交差するように配置し、2つの指向性に共通に含まれる成分を抽出することで、目的エリアの音だけを取り出します。
OKIのエリア収音は、以下1~3の3つの特徴を持ち、従来のノイズキャンセリングや指向性技術では難しかった、すぐ近く(たとえば隣席)の周囲雑音や話し声の除去をマイクを身に着けることなしに実現できます。

  1. 2個のマイクで超指向性を形成することで、収音エリアを限定できます。
  2. マイクから離れたエリアを収音できます。
  3. エリア内の音の有無を自動判定できます。

エリア収音技術の仕組み

エリア収音の技術イメージ

通常のマイク

通常のマイクイメージ
生活音が相手に聞こえてしまうのが気になり、集中できない

OKIの『エリア収音技術』

OKIの『エリア収音技術』イメージ
生活音をシャットアウトできるので、集中できる

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