研究開発

IoTセキュリティエッジ監視技術

背景

近年、工場設備を狙ったサイバー攻撃が増加し、稼働停止となる被害が出てきています。工場のスマート化により多様なIoT機器が設置されるようになり、生産効率化が図られるようになった一方で、外部からネットワークへ侵入するためのアクセスポイントが増えセキュリティ対策が困難なレガシー機器やIoT機器への攻撃リスクが高まっています。このような現場の実情に応じて拠点内の機器およびネットワークをどのように安全に保つかが課題となっている中で、OKIは、AI推論アクセラレーターを搭載した監視装置(AE2100)をネットワークの末端(エッジ)に接続するだけで拠点内の機器をリアルタイムに監視する技術を研究・開発しています。本技術により拠点内の“いつもと違う”を早期に発見し、セキュリティインシデントの発生を未然に防止することができます。

特徴

OKIのセキュリティエッジ監視システムは、機器の通信パターンを分析する機能と脆弱性を検査する機能を搭載。監視対象のネットワークおよび機器をリアルタイムに監視することで、不審な通信や脆弱性のある機器を早期に検知・遮断します。監視GUIも含めたすべての機能は、小型・軽量かつ耐環境性に優れたエッジ装置(AE2100)に実装することで、設置を容易にしセキュリティが気になる拠点からスモールスタートで監視できるという特徴があります。
本システムは、OKI独自のトラフィックフロー分析技術を使用しています。通信パケットのヘッダーから得られる特徴量のみを用いて、通信フローの先頭からの少ないデータのみで機器の種別を判定するもので、機器ごとに通信パターンを分析し、セキュリティ検査内容を定義・優先付けすることにより、いつもと違う通信挙動の検知精度向上や、脆弱性検査の効率化への応用を可能にします。

セキュリティエッジ監視システム

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公的研究費の不正使用および研究活動における不正行為等に係る通報も上記で受け付けます。



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