研究開発

研究員プロフィール

2001年入社 中村

2018年度12月執筆

業務内容

研究分野:サイバー攻撃検知、工場IoTの異常検知等
スキル:ネットワークセキュリティ、QoE/QoS(※1) 、トラフィック分析・予測・制御、データ分析

私のチャレンジしていること

昨今のサイバーセキュリティはPCやスマートフォンのような人が操作する機器が主体となるネットワークと、工場やインフラ監視のようにIoT機器が主体となるネットワークの2種類があることを認識し、別の対策をとらなければならなりません。
前者は、人が主体となるネットワークであり、情報資産や金融資産等に対する直接的な攻撃が発生する場合が多いです。このネットワークに対しては、従来SOC(※2) で蓄積された知見が活用できるので、それらの知見をAI化して、普段と違う異常状態を検知することを通じてサイバー攻撃対策に役立てる研究をしています。
一方で後者は、工場のようにIoT機器同士が連携して作業をしているネットワーク等であり、一旦攻撃されるとシステム全体を遮断しなくてはならず、工場停止といった大きな損失が発生します。一般にIoTの通信は人の意思に無関係な機械的な通信も多く、普段と違う通信を検知して、起こりうるイレギュラーなのか、攻撃の可能性があるのかを判断するAIが必要になります。
今後もインターネットは我々の生活になくてはならないものですので、安心していつでも使えるための研究開発を続けたいと思います。

将来のイメージ

ネットワークの研究がバックグラウンドですので、セキュリティの中でもネットワークに対するサイバー攻撃に関連する研究をしており、安心なサイバー空間の実現に貢献したいと考えています。
また、他にも様々な業務に携わっていますが、長く関わっている業務として通信サービス品質に関するものがあります。この業務を通じて、TTC(一般社団法人情報通信技術委員会)にある通信サービス品質評価サブワーキンググループでリーダーも務めています。
通信サービスを行う上で、QoE/QoSは非常に重要な尺度になりますが、セキュリティも品質のひとつだと考える時代であると感じています。
セキュリティを担保しながらサービス品質も担保する。様々な指標を通じてバランスのよいサービスを受けられる、そんな世界の役に立つ仕事をしていきたいと思っています。

  • ※1 QoE/QoS:Quality of Experience/Quality of. Service通信品質の尺度。QoEはユーザーの体感品質で、QoSは、ネットワークの性能品質。
  • ※2 SOC:Security Operation Centerセキュリティ監視を行う組織。
備考:OKIテクニカルレビュー

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