10年先を見据えたIT基盤づくりを通じてOKIの業務効率化と製品品質の向上に貢献

S Satou

社内IT管理職

情報処理系の大学でプログラミングを中心に学ぶ。大学で使用していたプリンタがOKI製だったこともあり、親近感があったのがきっかけ。モノづくりの会社なので、情報処理の知識も活かせると思い、入社を決めた。

シゴトがつむぐ未来FUTURE

効率的で使いやすいシステム構築で
OKI製品の質向上に貢献

最近、「2025年の崖」が問題視されています。レガシーなシステムが複雑化、ブラックボックス化しているためにDXが進まず、国際競争力を失うという問題です。このような課題に向けて私たちのチームでは、生産管理システムを工場へ導入するとともに、既存システムの改善に取り組んでいます。現場の要望を聞き、使いやすく実践的なシステムへと変えていけば、資材や生産数、棚卸などの管理が格段にしやすくなるはずです。データの活用が容易になれば、生産予測の精度が上がり、納期の遵守もしやすくなりますし、製造品質の向上も実現できるでしょう。もちろん、業務効率化が進めば、現場の方々も働きやすくなり、業務に対する集中度も上がって“いい仕事”につながっていくと思います。それは、OKIがより良い製品を世の中へ送り出していくことでもあります。

DXやIoTシステムを進化させ生産効率を高める

一問一答Q & A

Q.01

ワタシの仕事ベトナム工場の生産量増加に
対応してシステムを改善

10年先を見据えたIT基盤構築をミッションとして、現在はベトナム工場の生産管理システムの改善を進めています。私が入社する1年ほど前にベトナム工場に生産管理から会計などを統合したシステムが導入されていました。しかし、その後、工場の生産量が大幅に増加したため、生産予測の機能を追加することになり、その対応を行っています。現在はどのような仕様にすべきか要件を固めるため、ベトナム工場の工場長や現場リーダーに要望をヒアリングしつつ、システムベンダーと打ち合わせを重ねているところです。

Q.02

仕事の醍醐味ユーザーから直接要望や評価が
聞けるから手応えがある

手掛けるシステムのユーザーから要望を聞き、ベンダーなどと協力しながら形にして、その評価を直接聞けるところが醍醐味です。最初に手掛けた業務が、財務帳票作成機能の追加。生産管理システムから原価などのデータを吸い出し加工して表にするというものですが、ユーザーが必要としている情報によって取り出すデータも表のスタイルも変わってきます。そのため、生産現場の業務理解を深めながら要望のヒアリングを実施。その分、現場との距離感も近くなり、思っていた通りの機能が完成したときの達成感も大きなものになりました。

Q.03

仕事の大変なところベンダーも匙を投げるほどの難題に挑む

現在担当している業務は、MRP(資材所要量計画)の機能を追加することです。MRPとは、必要なものを必要なときに必要な分だけ製造するため、在庫数や人、コストなども勘案して、必要な資材数や購入タイミングを割り出すというもの。そのためには、多くのデータを処理しなければならないのですが、ベンダーも「過去に経験がない」というほどデータ量が膨大になり処理時間が長くなりすぎるという課題に直面しています。まだ解決に向け海外メンバー含め奮闘中ですが、これを乗り越えたときひと回り成長できると感じています。

Q.04

OKIの魅力グローバルビジネスの強化を
目指して再構築中

現在、ベトナム工場で改善業務に携わっているシステムと同じものを海外他工場へ導入するプロジェクトが進行しています。そのため、上司からは海外他工場でも使える仕様を意識するようにいわれています。このシステムが、さらに他の海外工場にも展開される可能性があることを思うと、身が引き締まる思いです。でも、OKIの海外工場の業務効率化を実現するシステム改善を入社3年目で任せてもらえる――若手であろうと挑戦する機会を与えてくれる懐の深さがOKIの魅力だと感じています。

国際競争力と10年先を見据えたIT基盤構築

私が取り扱うモノTOPIC

拡張性と処理能力に秀でたシステムを構築

OKIで稼働しているシステムには、レガシーなものも多く含まれています。モニターに映ったUIを見て、「なんだ、これは」と思うことも。IT技術の登場から急速な発展の過程で、システムや機能を、家を増築するように追加してきたため、仕方ない面もありますが、今後構築するシステムで同じことを繰り返してはいけません。そのため、私たちは「10年先を見据えたIT基盤づくり」に注力しています。とはいえ、進展の激しいITの世界で10年先を見通すことは不可能です。メーカーにとって核となる工場系システムは、今後も新たな機能が開発されていくでしょうし、思いもしない切り口のシステムが誕生するかもしれません。そこで、他システムとの連携や機能追加が容易な拡張性の高いシステムづくり、そして、レスポンス=処理能力の高いシステムづくりを心掛けています。

ある1日の仕事の流れON DUTY

08:30
朝会に参加。現在の進捗状況を報告。
09:00
メールなどの連絡確認。1日の業務整理。
10:00
打ち合わせの事前資料確認。
12:00
昼食。
13:00
ベトナム工場との要件確認の打ち合わせ。
14:00
他海外工場との打ち合わせに参加。
15:00
部署内で打ち合わせ内容の整合、資料確認、メール送信など。
17:00
その日の作業内容確認、次の日のタスクを確認・整理。

休日の過ごし方OFF TIME

友人がカードゲームの大会に出場するため、一緒に1泊2日で名古屋へ。時間を惜しむように名古屋城を見たりひつまぶしを食べたり、中身の濃い2日間を過ごしました。これを機に、興味のなかった旅行もいいものだと思うようになりました。