OKIのソリューション品質向上のため、適正なものを低価格で安定的に調達

Y Watanabe

調達職

前職もメーカーで調達業務に従事していたが、さらなるキャリアアップを図るためOKIに入社。現在は調達業務から組織強化施策の企画・実施業務を主に担当。調達部門全体を俯瞰する視点でものを考えるようになった。

シゴトがつむぐ未来FUTURE

より良い品質のものを適正価格で
安定的に市場へ供給するために

OKIがATMや高速道路のETC料金システムなど、さまざまなソリューションをお客様へ提供できるかどうかは、調達部門がOKI製品を構成する各種機器や部材を安定的に仕入れられるかどうかにかかっています。競争の激しい市場において、OKIがお客様から選んでいただけるソリューションを生み出せていることについても、品質や価格にこだわって粘り強く交渉を重ねることで貢献できていると自負しています。現在、進めている調達部門の組織強化が成れば、さらなるコスト削減を実現できるはずです。その結果、一層質の高いソリューションを適正な価格でお客様へ提供できるようになります。また、インフラ業界では取り組みの遅れている環境負荷が小さいものを優先して購入するグリーン調達に率先して取り組むことで、地球環境問題の解決にも寄与していきたいです。

品質とコスト相反するファクターを両立していく

一問一答Q & A

Q.01

ワタシの仕事最適なものを低価格で納期まで届ける

調達のミッションは、事業活動をするために必要なものを、要求されたタイミングで、必要な量だけ、必要としている部門に届けることです。メーカーの場合、扱う資材はネジや半導体などの部材が多いのですが、私は完成品を外部から調達しています。例えば、ATM機に接続するパソコンやサーバなどのネットワーク機器ですね。調達コストがソリューションの価格や利益に影響するため、数あるサプライヤーや製品群の中から価格、品質、納期といった必要条件を満たす最適なものを見出し、調達することが求められます。

Q.02

仕事の醍醐味調達なくして、OKIのソリューションは成立しない

ATMがATMとして機能するには、本体だけあっても意味がありません。ソフトウェアがなければ、ただの箱と変わりませんし、銀行側のシステムや他の金融機関との振込手続きを処理する外部システムなどと接続できなければ、サービスを提供することなど不可能です。私たちが調達しているパソコンやネットワーク機器があってはじめてソリューションとして完成するわけです。そのため、自身が関わって調達した品がお客様の手に渡り、社会インフラを支えているのだと実感できます。

Q.03

仕事の大変なところ先回りして収集した情報が、有利な交渉につながる

近年はコロナ禍や地政学リスク、災害などによる半導体の納期悪化に苦しめられています。完成品を調達するので半導体そのものを購入することはありませんが、サプライヤーが入手できなければ、パソコンやネットワーク機器が生産できず、結局私たちも納期までに必要な数を揃えられません。そんな事態を避けるには、いかに先回りして情報を入手するかが重要です。いつまでに何台なら生産できるのか常に情報を更新し、取引のないサプライヤーや市場在庫の情報など交渉材料を集めて、優先して納品してもらえるよう交渉したりと、とにかく地道に泥臭く動いています。

Q.04

OKIの魅力新しい調達の形を求めて

現在は、調達部の組織力強化に取り組んでいます。現場を理解するため、サプライヤーの工場や保守のトレーニングセンター見学を部門横断で企画しました。調達品への理解が深まれば、「どうして、こういうものが必要か」が分かります。また、一緒に行動するうちに横のコミュニケーションも増えるでしょう。このように、OKIは歴史ある企業でありながら自ら変わるために挑戦できる会社です。

各プロジェクトの入札からライフサイクルまで幅広く介在していく

私のシゴトが寄与するコトTOPIC

入札の可否を左右することも

調達というと、自社製品を生産するために必要な部材を手配する部門を想像されるかもしれませんが、私の部署は業務上検討する範囲の広さが特徴として挙げられます。例えば、入札案件の場合、ソリューションを構成するパソコンやネットワーク機器の価格が入札額に直接影響してきます。そのため、関係部門と協力しながら案件獲得に向けたサプライヤーとの価格交渉を実施します。また、完成品を調達するので、ライフサイクルも重要です。そのため、イニシャルコストだけでなくランニングコストも踏まえた包括的なコストも視野に入れた調査も行います。SEから情報を集めて、お客様の利用頻度なども加味して全体の費用を考える必要があります。その分、プロジェクトへの介在範囲が広くなるため、やりがいも感じられる仕事です。

ある1日の仕事の流れON DUTY

08:30
メールのチェック、タスク整理。
10:00
チームでの納期会議。手配品の納期情報や市場動向の共有。
12:00
昼食。
13:00
部内会議で各部の案件の進捗報告。
16:00
来社した取引先と商談。
18:30
メールをチェックして帰宅。

休日の過ごし方OFF TIME

「フルマラソンは今年で引退」という父と最後くらい一緒に走りたいとフルマラソンに参加。時間はかかったが、親子で見事完走することができました。それまでは土日で20kmほど走る程度でしたが、ハーフマラソンくらいはこれからも出場しようと思っています。