CROSS TALK

若手の挑戦する心を尊重して
機会とサポートを惜しみなくしてくれる会社

入社2年目座談会

MEMBER

  • 澤田A Sawada

    ソリューション営業職
    2021年入社
    経済学部経済学科卒

  • 栗島N Kurishima

    研究開発職
    2021年入社
    総合理工学研究科機械専攻
    機械システム工学領域専攻修了

  • 栗山N Kuriyama

    ソリューション営業職
    2021年入社
    文学部社会学コース卒

沖電気工業(以下、OKI)のどこに魅力を感じて入社を決めましたか?

栗山
業界業種はあまり絞っていませんでした。大切にしていたのは、“新しいことに挑戦できるかどうか”。新しいサービスや商品をつくって画期的なものを世の中に生み出すような企業がいいと考えていました。いろいろな企業を見ていくうち、それができるのは通信キャリアやIT企業、もしくはそういった業界と接点をもっている企業だろうと、対象を絞り込んでいきました。
澤田
IT企業は分かるけど、通信キャリアで新しいことに挑戦できると思ったのは、なぜ?
栗山
たとえば、細田守監督の映画『サマーウォーズ』で描かれたメタバースのような世界を生み出せるのは、通信キャリアなのではないかと思ったから。
澤田
確かにOKIは日本で初めて電話機の開発に挑戦して成功しているし、今も通信キャリア様とお付き合いがあるからね。
栗山
それにショールーム見学の時、想像以上にさまざまな製品を手掛けていると知ったことも大きな理由の一つでした。OKIというと、プリンターやATMなどに強い会社という印象が強いけれど、防災やETC、新しい店舗型コミュニケーション関連のソリューションなど知らなかったものが次々に出てきて。この会社なら新しいことに取り組めるとイメージできました。
澤田
事業領域の幅広さは、私も魅力に感じました。就職活動中に『これをやりたい!』と思っていても、入社後考えが変わることなどいくらでもあるだろうな、と。だったら、いろいろ選択肢のある会社のほうが、考えが変わったときでもやりがいを見つけやすいと考えました。OKIは、良くも悪くも、何をしているかが外から見えにくい会社だったから、そこに面白さを感じて入社を決めた部分は大きかったと思います。今振り返っても、この判断は正しかったですね。栗島さんは?
栗島
私は大学院で研究していたメカトロニクスの知識が活かせて、かつ技術の詰まっている製品のモノづくりができるところを探していました。飛行機や自動車などあまりにも大きいものだと、関わる人が多すぎてモノづくりにおけるすべてを理解できないと思ったからです。その点、プリンターやATMの大きさはちょうどよいと感じました。もう一つは、栗山さんと同じように新しいことに挑戦できる会社がいいなって。
栗山
栗島さんは、OKIのどこにその可能性を感じたの?
栗島
歴史のある会社なので、既存技術中心で新しいことはしていないのかもしれないという不安はあったけど、ショールームでAIエッジロボットの開発を行っていることを知って、どうも違うようだと。しかも、それが社内のイノベーション活動で生まれた新規事業という説明を受けて、これだけの歴史ある企業がイノベーションにも積極的なのかと驚かされました。私は歴史ある会社には膨大な技術の蓄積があるので否定するつもりはまったくないのですが、それだけでは物足りないと感じてしまうので、技術的厚みを糧に新しい研究開発に取り組めるOKIはいいなと感じて入社を決めました。

仕事内容とそこで感じているやりがいを教えてください。

澤田
通信キャリアや地方CATV向けにシステムを営業するのが私の仕事です。システムには大きく音声と映像の2領域があり、それぞれ基幹システムやアプリケーションなど幅広い商材を扱っています。営業スタイルは、すでにお付き合いのある大手通信キャリアや地方CATVへの営業活動を通じて課題や新規提案のタネを掘り起こして案件化を図るのが基本です。
栗山
私も通信キャリア向けの営業担当です。澤田さんとは異なるお客様に音声や映像サービスに関するアプリケーション開発やプラットフォーム提供の提案をしています。お客様の課題に対して、当社の技術部門や事業部と提案内容を吟味しながら新しいサービスの立ち上げにつなげていくのはやりがいがあります。映像の遅延をなくすといった遠隔地コミュニケーションを容易にする技術など、OKIの強みを活かしながら私たちに何ができるのかを考えるのは面白いです。守秘義務のため、お客様のことや案件の内容を詳しく話せないのが残念です。CMで目にしているサービスにも実はかかわったりもしているんですよ。
澤田
私は既存のお客様だけでなく、1年目から新規顧客開拓にも挑戦しています。まだ取引のなかった中堅の通信キャリア様のコンペに勝って取り引きをはじめることができたので、今はお客様内シェアの拡大を模索しています。コンペでは競合が2社あり、そのうちの1社でほぼ決まりそうだったのですが、粘り勝ちです。
栗島
粘り勝ちって、何をしたの?
澤田
お客様の現場にいる技術者の方々は、OKIの電話製品に対する信頼が強かったので、現場の方々との関係性を構築して協力する体制をつくれたのが大きかったと思う。その協力体制をベースにして現場の想いを決裁者に伝えることに注力できたから。
栗山
現場とどうやって信頼関係をつくっていったの?
澤田
電話をかけまくった(笑)。技術者の方は連絡をメールでのやり取りを好んでいたけど、5分でもいいから会話できるように電話をして、何か宿題をもらえばすぐに対応することを心がけた。おかげで、その技術者の方から「携帯の発着履歴が澤田さんで埋め尽くされている。あまり電話は得意な方ではないが、澤田さんと会話していると電話も悪くないと思えた」と言ってもらえるように。あの時は嬉しかったですね。
栗島
私が所属するチームは、蕨システムセンターで『REMOWAY』に係る研究開発を行っています。これは、OKIの通信技術を活用したプラットフォームで、ロボットやセンサー、IoT端末など多種多様なエッジデバイスを柔軟に連系制御できる技術。私はこの『REMOWAY』を活用して、道路工事関連の作業をロボットで代替できないかという研究開発を進めています。
澤田
やりがいは、新しい研究開発に携われているところ?
栗島
そこだけでなく、お客様の存在がやりがいを大きくしていると感じている。1年目のATMの設計・開発をしていた時は、お客様との直接的な接点はなく、目の前の技術と納期だけを見ていました。でも今は、お客様の悩みを聞いて、それに対して自分の技術でどうアプローチするか考え、技術を開発するところまで一貫してできるところがとても面白い。まだ実証実験段階ですが、形になってお客様に見ていただいた時のリアクションも楽しみです。

入社間もない若手のうちからいろいろ挑戦できるのはOKIの文化ですか?

栗山
そうだと思います。私も大手通信キャリア様へのコンペを任せてもらった経験があります。最初はこんな大役を任されて大丈夫かと不安もありましたが、今となってはいい経験ができたと思っています。
澤田
幅広い営業活動を経験したいと上司に話したところ、2年目ですでに既存システムの拡充や継続案件、新規開拓、新規大型システムのコンペなどを任せてもらえています。おかげで、既存営業しているときに新規営業の考えを取り入れるなど、多様な営業のノウハウを工夫しながら横展開していく面白さまで味わえています。
栗島
新人でも思い切って新しいことに挑戦できるのは、OJT制度が大きいと思います。前の部署でATMの開発に携わっていた時、「設計の醍醐味は自分で設計したものが形になっていくところだ」と、OJT担当の先輩がCADの使い方も怪しい私にATM部品の設計を任せてくれました。自分で設計したほうが早く終わるのに、私の仕事量を調整してくれて、「時間がかかってもいいから」と。この設計がうまくできたことが自信になりましたし、設計者の一員になれたという実感を得ることもできて、嬉しかったですね。
栗山
OKIのOJTは2年間サポートしてくれて、いろいろな相談にものってくれます。上司や他の先輩方も若手の「やりたい」という気持ちを大切にしてチャンスを与えてくれます。
栗島
若手が「やりたい」と思った時に背中を押してくれる仕組みがいろいろあるのもいい。資格取得支援制度やビジネスコンペは年齢に関係なく全社員が利用できます。若手にはあまり関係ありませんが、自分の希望で部署を異動できるFA制度というものもあります。
澤田
OJTの先輩から「1年目はキラーカードだから。お客様から怒られてもOJTである自分や上司がフォローするから失敗を恐れずチャレンジしなさい」と言ってもらえたことは励みになりました。今、振り返ると胃がキリキリするようなこともしてしまいましたが、先につながる経験ができたと感じています。新しいことに挑戦したいという気持ちがあるなら、OKIは面白い会社だと思いますよ。
栗島
栗山
本当に!

*当コンテンツは2023年3月時点の情報となっています。