世に送り出すシステムの品質を徹底検証OKIブランドの信頼を守る「最後の砦」
学生時代、アミューズメントパークでアルバイトをしていたとき、来場者の安全を守るセキュリティ業務に従事。その経験から「もっと多くの人の安全を守る仕事に就きたい」とインフラ事業を数多く手掛けるOKIへ入社した。
シゴトがつむぐ未来FUTURE
システムの問題を社内で止め、
付加価値を提供
私たちがシステム認定評価を行うシステムは金融系システムやATM、防災無線など、多くの人の生活に根差したものがほとんどです。そのため、大勢の人たちに利便性や安全、安心を提供できる製品に携われるという魅力があります。それは裏を返せば、もしもシステムに不具合があり止まってしまうと非常に多くの人に迷惑をかけてしまうということです。そのような事態を引き起こさないため、問題を社内で食い止めるのが私たちの仕事です。それだけだと受け身の仕事と感じるかもしれませんが、第三者としてユーザーの視点でシステムを検証することで、開発者では気づけない改善点を見出すこともできます。開発部門が開発したステムをよりよいものへブラッシュアップする能動的な動きも意識することで、世の中に提供できる価値を一つでも増やしていければと思っています。
開発者の仕上げたシステムを検証し品質を守っていく
一問一答Q & A
Q.01
ワタシの仕事OKIの信頼を守るための「最後の砦」
製品を世に送り出す際には、OKIブランドとして信頼に足る品質を満たしているか判断する必要があります。そのうち、新規システムや大規模システムを対象に、出荷前の最終段階において第三者目線で製品を確認する「システム認定評価」を行うのが仕事です。例えば、ATMであれば、わざとお札を詰まらせて設計書どおりにエラーメッセージが表示されるか確認したり、ユーザーの使い方を想定して同じ動作などさまざまな操作を何度も繰り返してみたり。私たちが見落としてしまうとお客様が困ることになるため、OKIの信頼を守る「最後の砦」だと自覚して取り組んでいます。
Q.02
仕事の大変なところ多様なシステムから得た知見をもとに不備や改善点を発見
事業部横断でOKIが開発している多様なシステムに触れることができる点です。各事業部にも品質保証部門はありますが、基本的に事業部内で開発したシステムにしか携わりません。それに、幅広いシステムを認定してきたからこそ得られる知見も部門にはたくさん蓄積されていて、それを活用することで事業部の品質保証部門とは異なる角度から検証を行い、見落とされていた不備などを見出すことができたりもします。さらには、ユーザーの使い勝手など満足度向上につながる改善点に気づいて提案することもできます。
Q.03
仕事の苦労話他部門との調整が大変だからこそ、
「巻き込む」ことを意識
システム認定評価では、各事業部の品質保証部や開発部との連携が不可欠です。検証に必要な資料を揃えてもらう必要があるし、疑問が出れば随時確認作業も発生します。出荷前という多忙な時期に1~2週間の検証期間を確保するためのスケジュール調整には神経を使います。しかし、周りの協力なしには仕事が成立しません。そこで、「仕事を楽しむ」ことを大切にしています。対象に疑問を持つことで興味をかき立てて能動的に動く。楽しくなれば笑うことも増えるし、笑顔でいれば周りも力を貸してくれるからです。
Q.04
OKIの魅力自部署の介在意義を考え、
アクションを起こせる
現状、システム認定評価を実施するには、新商品、新規システムや大規模システム、プロジェクトの区分や条件などシステム全体の影響を考慮し判断して行います。しかし、OKIブランドの信頼性やお客様の満足度を一層高めていくために、我々の活動を社内でより良く知ってもらうことが重要だと思っています。そのため、自部門の業務を見つめなおし、業務のあるべき姿についてチーム内で検討しているところです。このような、自発的に検討などができるところもOKIの魅力の一つです。
徹底的に検証に臨み社会の大丈夫を確実に担保していく
私が取り扱うモノTOPIC
ユーザー規模や使い方、
使用頻度などを考慮した第三者検証
システムは、「使い方」次第でエラーに気づけたり気づけなかったりします。例えば、あるシステムのユーザーであるお客様企業では、複数のアプリケーションを起動して「Alt+Tab」によって切り替えながら使っていました。そのシステムを使用するユーザーは数千人もいて、その多くが毎日「Alt+Tab」を頻繁に使っていると、お客様を担当しているSEから聞いたので、「Alt+Tab」によるアプリ切り替えを何度も何度も検証しました。その結果、あるタイミングで「Alt+Tab」を使用するとシステムが停止する問題を発見。出荷前に改善することができました。開発部でも「Alt+Tab」でアプリを切り替えるテストは行っていますが、できても数回~数十回といったところ。そこで、ユーザー規模や使用頻度まで勘案して検証する私たちが必要なのです。
ある1日の仕事の流れON DUTY
- 08:30
- 勤務開始。メールチェックや今日やるべきことを確認。
- 10:00
- 試験項目のレビューに参加。項目に抜け漏れがないか確認。
- 12:00
- 昼食。出社時は食堂で同期との雑談。テレワークだと自炊。
- 13:00
- 社内システムのプロジェクト会議に参加。 or 担当システムの試験項目作成。
- 16:00
- 開発部門との打ち合わせ。開発工程の状況確認。
- 18:00
- 次の日のタスクを確認・整理して帰宅。
休日の過ごし方OFF TIME
休日は草野球やゴルフで汗を流しています。ZOZOマリンスタジアムで試合をしたときにタイムリーヒットを打ったのは、いい思い出です。チームの活動がない日でも朝から集まって練習しているのですが、学生時代からこのくらい熱心だったらもっとうまくなっていた気がします。