社会
「十人十色」…人間はひとりとしてまったく同じ人はいません。年齢や性別、経験や知識、障害の有無など、さまざまな違いがあります。すべての人が快適に端末を利用できるよう、OKIは常にユニバーサルデザインについて考えています。
ユニバーサルデザインとは、「年齢や能力に関わりなく、すべての利用者に対して適合するよう、製品や環境を計画、開発、設計すること」です。
私たちは、「ユーザビリティ(基本的な使いやすさ)」と「アクセシビリティ(高齢者や障害のある人などへの配慮)」という2つの側面を高いレベルで実現することによって、すべてのお客様が正確に、効率よく、満足してご利用いただける理想の状態を、OKIのサービスや製品群における「ユニバーサルデザイン」と考えます。OKIではこの「ユーザビリティ」と「アクセシビリティ」を向上させるために、検証実験などを通じて集めた利用者の方々のご意見に耳を傾け、サービスや製品群に反映させています。
OKIでは「できるところから、できる限り」という考え方のもと、標準機能でご利用いただける高齢者や障害者の範囲を広げています。また、外国人など日本語を読んだり聴きとることができない人については、絵文字や英語の併記、英語モードの採用などの対応をしています。さらに、標準機能で対応できない利用者に対しては、お手持ちの支援機器を接続可能にし、それを広げる工夫をしています。
ユニバーサルデザインの対象利用者には、健常者から高齢者・障害者、健常者でも極端に背の高い人、一時的に怪我をしている人、日本語に不自由な外国人などが含まれています。
「ユーザビリティ」と「アクセシビリティ」を向上させるため、以下の4つをOKIにおけるユニバーサルデザインのコンセプトとしています。
高齢者向け操作画面の一例
高齢者の使いにくさ・分かりやすさを解消し、ゆっくりと確実に操作ができるように情報の提示方法に配慮しました。
車椅子の人が使うATMの設計においては、リーチ、視野、高さ、奥行きなどの寸法に配慮しています。
加齢や障害による感覚能力の低下や喪失によって、利用やサービスが制限されたり差別感を感じることのないよう、操作手段を複数用意する。
例: 重要な情報を提示する際は、「表示」と「音声」のように複数の感覚に作用する方法を組み合わせます。
利用に対する不安や抵抗を感じさせないよう、誰もが親しみや魅力を感じ、「使ってみたい」と思うような美しい外観や画面デザインを提供する。