サステナビリティ

環境

商品・サービスを通した環境への貢献事例

OKIグループはハードウェアの環境負荷低減はもとより、IoTなどを活用した環境負荷の低減や気候変動への対応ソリューションの提供、使用済み製品の回収など、幅広い分野で環境負荷の低減に貢献しています。

気候変動への適応

ネットワーク型、ゼロエナジー超音波水位計の写真。無線方針と太陽電池の採用により配線工事が不要

ゼロエナジー化と無線化で河川の水位監視を実現

近年増加する異常気象の影響で、従来の想定を超えた危険な災害が発生する可能性が増しており、特に水位計の設置率が低い中小河川の増水などによる市街地の冠水被害が増えています。

高精度水位計を屋外活用するために

OKIとOKIコムエコーズは、このような社会的課題に着目し、低コストで容易に設置・情報収集を行うことが可能なセンサーとして、河川監視で多数実績のある高精度な「超音波式水位計」をベースに、無線装置と太陽電池を組み合わせ、ネットワーク配線工事や電源工事が不要な小型・軽量・一体型の「ゼロエナジー超音波水位計(注1)( 以下、ゼロエナジー水位計)」を開発しました。

OKIは、OKIコムエコーズの「ゼロエナジー水位計」とOKIの「SmartHop® SR無線モジュール(注2)」が搭載された「IoT-GW(注3)」を連携させ、ポイント監視からエリア監視へ、複数拠点の水位状況の把握が可能な「河川監視システム(注4)」の商品化を行い、水位情報の収集、公開を検討している地方自治体などに対し、積極的に販売、クラウドサービスでの展開も検討しています。

屋外設置に必要な装置の省電力機能

無線部の「SmartHop SR無線モジュール」は、920MHz帯マルチホップ無線により電波が届きやすく切れにくい特性を 持ち、高度な制御技術による省電力機能を備えています。これにより、広範囲で柔軟な無線ネットワーク化、太陽電池によるコードレス電源化が可能となり、屋外設置が容易な「ゼロエナジー水位計」が実現しました。

ゼロエナジー超音波水位計、河川監視システムの画像

気候変動の緩和

画像:より速く、使い易く、省スペース化を追求した新型の係員操作型サイパネ券発行機

お客様ニーズの追求と省エネルギー

駅窓口の発券業務で、駅員が求めるのは「より速く」「使い易く」「省スペース化」です。このニーズを実現したのが「係員操作型サイバネ券(注5)発行機」です。

「より速く」「使い易く」「省スペース化」の実現

「より速く」では、磁気券部で従来比約25%、ICカード部で同30%の高速化を実現。機器を制御するファームウェア、印字ヘッド、搬送部品などの改良を重ね、達成しました。

「使い易く」は、開発の初期段階から現場の職員に窓口業務について改善要望のヒアリングを行い、誤操作防止などの機能を製品開発に反映し、お客様にご評価いただいています。

「省スペース化」の面は、操作パネル、ジャーナルプリンター(注6)、格納ボックスに着目し、卓上および足元空間で約60%改善しました。

低消費電力化、25%達成

各装置の小型化は、省資源化のほか、省エネルギー化にも寄与し、発券速度の向上に関わらず、発行機全体の電力消費は25%低減しました。

  • 注5:サイバネ券:日本鉄道サイバネティクス協議会が定めたデータの規格(サイバネ規格)に準拠した切符を「サイバネ券」と呼びます。
  • 注6:ジャーナルプリンター:駅が管理する売上帳票を印刷するプリンターです。

資源循環/気候変動の緩和

COREFIDO3の写真:大型操作パネルに、写真やアニメーションでトラブル解決策をわかりやすく表示、クラウドやスマートフォンとも連動し保守員の駆け付けに伴うCO2をさらに削減

耐久性の高さが、ビジネス効率化と省資源・省エネに

保守員が到着するまでのイライラとムダからの解放― 「COREFIDO」ユーザーが最初に実感するメリットの一つです。LEDのシンプルな機構だから可能な5年間無償保証。メンテナンスのしやすさ、使い勝手やランニングコストでのメリットはもちろん、部品の取り替えに伴う資源消費を減らす、保守員の駆けつけに伴うCO2発生を減らすといった環境負荷の低減にも貢献しています。

進化を重ねた第3世代「COREFIDO3」は、万が一のトラブルにもお客様が対応できる「メンテナンスバリアフリー設計」で誕生しました。大型操作パネル上の写真やアニメーションのほか、クラウドやスマートフォンを活用し、お客様による自己解決のサポートをさらに強化しました。

COREFIDO3の高い耐久性は、メンテナンス・ソリューションとして「使い勝手」「コストメリット」と「環境性能の向上」を実現しています。

資源循環

ワイヤー電極線の写真

使用済みワイヤー電極線の回収

OKI電線では、使用済みのワイヤー電極線や電線を巻くボビンの回収サービスを行っています。資源の有効利用による環境負荷の低減とともに、ランニングコストの削減に貢献します。たとえば、使用済みワイヤー70kgの回収に対しては、新品ワイヤー20kg分の価格低減を行う還元販売をしています。送料や回収袋はOKI電線が負担するなど、回収サービスを促進しています。

詳しくはワイヤ電極線・リサイクル・ネットワーク




公的研究費の不正使用および研究活動における不正行為等に係る通報も上記で受け付けます。

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