環境
OKIグループはハードウェアの環境負荷低減はもとより、IoTなどを活用した環境負荷の低減や気候変動への対応ソリューションの提供、使用済み製品の回収など、幅広い分野で環境負荷の低減に貢献しています。
OKIはOKIグループ環境ビジョン2030/2050の施策の一環として、製品ライフサイクル全体の環境負荷の把握と低減を行うためにライフサイクルアセスメント(LCA)を実施しています。2024年度はプリンターのEPD(※1)取得に対応しました。今後も取得商品を増やし、より良い地球環境の実現を目指し、情報社会の発展に寄与する商品・サービスの提供に取り組んでまいります。
OKIグループは、商品に関する環境活動として「低消費電力化」、「化学物質規制などへの適合」、「省資源化(小型軽量化など)」に積極的に取り組み、環境配慮型商品を提供することで環境負荷の低減に貢献しています。
OKIグループでは、お客様へ環境に配慮した製品を提供するために、OKIエコプロダクツ社内認定制度を導入しました。この制度は、OKI独自の環境基準を満たした製品をOKIエコプロダクツとして社内認定し、お客様に製品の環境情報を提供する制度です。
OKIエコプロダクツには、カタログ、取扱説明書などにシンボルマークを表示します。
また、認定されたOKIエコプロダクツおよびその環境基準は、インターネット上で公開します。
全ての製品に共通な環境基準(全社共通基準)と製品固有の特性を主張した製品個別の環境基準(製品群別基準)の両基準を全てクリアした製品をOKIエコプロダクツとして認定しています。
2009年度より、全社共通基準に3段階の省エネルギー効果別基準を設け、製品開発時により高い省エネルギー効果をめざす仕組みを導入しております。
項目 | 基準 |
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省資源化 | 取扱説明書には、エコマーク認定商品の再生紙を使用すること。 |
リサイクル容易化 | 25g以上または平らな部分が200mm2以上のプラスチック部品には、JISに準拠した材料名記号を表示すること。(ただし、形状、機能などで表示が困難な場合は除く) |
プラスチック部品にリサイクルの妨げになる塗装およびめっきをしないこと。(ただし、機能上やむ得ない場合は除く) | |
省エネルギー化 | 省エネルギー法に該当する製品は、その基準を遵守すること。 |
国際エネルギースタープログラムに対応する製品は、その基準に適合すること。 | |
有害物質の規制 | 製品および包装材には、OKIが定める禁止物質を含有しないこと。 |
緩衝材および包装材には、ポリ塩化ビニル樹脂を使用しないこと。 | |
モントリオール議定書で禁止しているオゾン層破壊物質(CFC、ハロン、1,1,1-トリクロロエタン、HBFC、四塩化炭素)を社内生産工程で使用しないこと。 | |
事前評価の実施 | 製品および包装・梱包設計時にアセスメントを実施すること。 |
使用済み製品回収/リサイクルの実施 | 使用済み製品の回収/リサイクルシステムが構築されていること。(ただし、法人向け製品が対象) |
廃棄処分時の注意事項表示 | 取扱説明書に廃棄処分時の注意事項を記載すること。 |
OKIグループでは、「OKIエコプロダクツ」に代表されるハードウェア製品自体の環境配慮の他、気候変動の緩和と適応、資源循環、汚染予防などの環境に関連する社会問題の解決に貢献する商品やサービス、ソリューションを「OKIエコソリューション」とし、これらを合わせて「OKI環境貢献商品」と位置づけ、創出拡大を図っています。
沖電気工業株式会社は、環境省より、使用済製品の廃棄処理におけるリサイクル性向上を目的とした「産廃広域認定制度(※2)」の認定を取得しています。
使用済み製品回収システムの体制は、製造事業者は沖電気工業株式会社の他、OKIクロステック株式会社の2社です。情報セキュリティ管理や処理手順など、廃棄処理に関するお客様のご要求に、より柔軟にお応えすることが可能です。また、対象となる産業廃棄物は使用済み情報通信機器およびプリンター製品で、これらの回収とリサイクル処理を実施いたします。
OKIグループは、循環型社会を形成するためには、資源を有効活用し、廃棄量を減らすことが重要だとの認識のもと、3R(Reduce、Reuse、Recycle)活動を推進してきました。今後もCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)のひとつとして環境活動を重視し、グループ一丸となって取り組んでいきます。
廃棄物の処理および清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)第15条の4の3第3項において準用する第9条の9第6項の規定に基づく変更の認定。
1.認定の年月日 | 令和元年 11月26日 |
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2.認定番号 | 第290号 |
3.処理を行う区域 | 日本全国 |
4.産業廃棄物の種類 | 沖電気工業株式会社およびOKIクロステック株式会社が製造した情報処理機器・通信機器一覧に掲げる情報処理機器および通信機器が産業廃棄物となったもの |
大分類 | 中分類 | 認定に係る機器 |
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情報処理機器 | データ処理装置 | パーソナルコンピューター、プリンター、ファクシミリ、金融システム、自動化機器システム、ITS関連システム、電子政府関連システム、EPRシステム、コンピューター・ネットワーク関連機器、情報ネットワーク端末機、セキュリティシステム |
制御装置 | 音波応用システム、交通管制システム(道路、海上、航空)、地球環境管理システム(水資源、公害監視、海洋観測)、高度道路関連システム、測機制御装置 | |
通信機器 | 交換装置 | ATM交換装置、電子交換装置、データ交換装置、複合交換装置、コンピューター通信装置、企業通信システム、防災情報通信システム、ネットワーク管理システム |
伝送・無線装置 | モデム、多重変換装置、マルチメディア多重化装置、光通信装置、加入者線伝送装置、固定局通信装置、無線通信装置、データ送信装置、移動無線装置、衛星通信装置 | |
情報通信装置 | IP電話システム、CTIシステム、ビジネスホン、通信端末、事業者用コードレスシステム、マルチメディアLAN、マルチメディア通信システム、電話応用装置 |
対象 | 企業、リース会社、官公庁、自治体、学校、病院などで使用済みとなったパソコン等の回収・リサイクル 事業系(法人ユーザー様)使用済み情報処理機器(パソコン・ディスプレイ・プリンター等)の回収・再資源化 |
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お申し込み | 回収・再資源化申し込み(PC3Rのホームページ)(外部サイト) |
お問い合わせ | お問い合わせフォームへ |
関連サービス (機器撤去) |
専門エンジニアがお客様先にお伺いして、機器の撤去(解体、梱包)をいたします。 OKIクロステックのページへ |
2003年10月から、「資源有効利用促進法」にもとづき、家庭から出される使用済みパソコンの回収・リサイクルをする“PCリサイクル”が開始されました。これは、消費者の皆様とメーカーが協力しながら、使用済みパソコンを再資源化することにより、廃棄物の削減と資源の有効利用の促進を目指すものです。
なお、当社のご家庭用パソコン/ディスプレイの回収・再資源化は、当社が参加している一般社団法人 パソコン3R推進協会の「家庭系PC業界共通回収スキーム」で行われます。
対象 | 家庭から排出されるパソコン ※市町村が、家庭から廃棄された当社製造の使用済みパーソナルコンピューターを当社に回収依頼する場合は、消費者と同じ手続き・条件で依頼してください。 |
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お申し込み | 家庭から排出されるパソコンの回収申し込み(外部サイト) 上記リンクをクリックし、一般社団法人 パソコン3R推進協会の「家庭から排出されるパソコンの回収申し込み」ページをご確認のうえお申し込みください。 |
お問い合わせ | パソコンリサイクル受付センター(一般社団法人 パソコン3R推進協会内) |
当社では、(一社)パソコン3R推進協会の「家庭系PC業界共通回収スキーム」に参加し、家庭から排出されたパソコン(ディスプレイを含む)の回収・再資源化を行っております。
回収・再資源化実績は、(一社)パソコン3R推進協会のホームページで公表しています。
PC3R 使用済みパソコンの回収および再資源化実績(外部サイト)