社会
社員一人ひとりの自律的な挑戦と成長を支援するため、キャリアデザイン等の制度・仕組みの運用や、研修、OJT、eラーニング等の多様な学習機会の拡充をしています。さらに、経営戦略上求められる種々の人財育成の仕組みを整え、やる気のある人・頑張る人に光を当てて重点的に成長支援に取り組み、様々な場面で抜擢をしていきます。また、多様な経験と学びのための新たな機会をつくり、若手社員の早期育成に取り組んでいきます。
| キャリアデザイン制度 |
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| 「仕事を通じてどのように成長し、何を成し遂げたいのか」、自律的にキャリアビジョンを描く |

| 目標管理制度 |
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| 組織と個人のベクトルを合わせて高い目標を掲げ、業務の進捗と自身の成長を確認する |

| 人事評価制度 |
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| 上司からのフィードバックにより強み・弱みを把握し、さらなる自己成長につなげる |
社員の個性やスキル、キャリアを可視化して社員一人ひとりの成長を支援していくためには、人財に関する多種の情報について、一元的に集約し、可視化・分析できるような情報システム環境の構築が不可欠です。人財ポートフォリオの把握、人財育成施策の検討、配置育成への活用等を念頭に、タレントマネジメントシステムのさらなる高度化に取り組んでいます。
経営人財の育成は、ポテンシャルある人財を発掘してこれを経営人財プールとし、レベル別の社内研修や外部研修への選抜とタフアサインメント等の経験付与により、変革のリーダーを目指して育成しています。

管理職のマネジメント力強化に向けて、2023年度に見直しした多面観察フィードバック(360度評価)と刷新したマネージャー教育を引き続き行っていきます。
2023年度より360度評価を一新し、役割ごとに異なる設問を設定しました。自分自身では気づけない弱点を浮き彫りにし、行動変容を促します。
360度評価で気づいた弱点を補強できるよう、2024年度より新たなマネジメント研修とリーダーシップ研修を行っています。
イノベーション活動を推進・加速支援できる人財を「ハイポテンシャル・イノベーション人財」と定義しています。イノベーションスキルや経験値に応じて育成段階をA~Eに区分し、より上位の人財を増やしていきます。
2031年度に、ハイポテンシャル・イノベーション人財が300名以上となることを目標としています。

グローバルビジネスの強化に全社一丸となって取り組んで行くために、社員のグローバルビジネスに対する意識変革を促すとともに、研修・戦略的配置・ローテーションの実現を通じて、言語や商習慣、文化の違いに順応し、世界で活躍する人財を育成しています。

AIの活用によりソリューションの提供価値を高めるため、従来より各部門でAIを利活用できる人財を育成しています。 2023年度からは、社内向け生成AI基盤「OKI AI Chatシステム」の利用を開始し、これに合わせて生成AIを安全かつ効果的に活用する人財の育成に取り組んでいます。

OKIグループでは、階層や職種を問わず社員が自律的にビジネススキルを学ぶ「ビジネススキル教育」、専門性を磨くための「専門教育」などの研修制度を整備しています。また、eラーニングについても拡充をはかっております。2024年度のOKI社員一人当たりの延べ研修時間は22.8時間でした。

2025年度OKIグループ研修体系
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
|---|---|---|---|
| 一人当たりの平均教育研修時間 | 23.2 | 20.3 | 22.8 |
| 一人当たりの平均教育研修費用 | 68,551 | 76,660 | 102,942 |