サステナビリティ

社会

資材調達CSR調達の取り組み

持続可能な調達活動を実現するために

持続可能な調達活動を実現するための活動サイクル

OKIではCSR調達推進プログラムを実行していくことで持続可能な調達活動の実現をはかっていきます。

OKIのCSR調達推進プログラム

お取引先への周知

お取引先に順守していただきたい内容を共有し周知するためにOKIグループサプライチェーンCSR推進ガイドブック(※)を公表しています。このガイドブックの中ではOKI企業理念・企業行動憲章・行動規範を明確にしOKIグループ資材調達方針を明記しています。

  • OKIグループサプライチェーンCSR推進ガイドブック
    2020年12月に、OKIサプライチェーンCSR推進ガイドブックを改版しました。
    JEITA(社団法人電子情報技術産業協会)が2020年3月に公表した「責任ある企業行動ガイドライン」に準拠したものです。英語版については2021年2月に公開しました。

具体的に以下の内容についてお取引先への周知をはかっています。

OKIサプライチェーンCSR推進ガイドブックの構成

第1部 行動規範

  1. 法令遵守・国際規範の尊重
  2. 人権・労働
  3. 安全衛生
  4. 環境
  5. 公正取引・倫理
  6. 品質・安全性
  7. 情報セキュリティ
  8. 事業継続計画

第2部 管理体制の構築

  1. マネジメントシステムの構築
  2. サプライヤーの管理
  3. 適切な輸出入管理
  4. 苦情処理メカニズムの整備
  5. 取り組み状況の開示

お取引先評価

セルフアセスメント調査票はJEITA(社団法人電子情報技術産業協会)が2021年3月に発行した自己評価シートに準拠しています。セルフアセスメント調査票の内容は以下項目で構成されており、人権や環境などの持続可能な調達に対するリスクをチェックする内容を包含しています。

大項目 設問数
1.法令遵守・国際規範の尊重 1
2.人権・労働 7
3.安全衛生 9
4.環境 7
5.公正取引・倫理 7
6.品質・安全性 3
7.情報セキュリティ 3
8.事業継続計画 1
管理体制の構築 5
設問総数 43
満点 172点

調査は日本のCSR調達担当部門が主体となり年度単位で実施しています。CSR調査にあたっては、一次・二次のお取引先約2,000社について公開されている情報からOKI独自の条件で絞った約300社を対象として選定しています。2021年度は、このうちアジアや中国に製造拠点があるお取引先51社より調査票による回答を得ました。一次お取引先が商社の場合は、二次お取引先に調査票の提出をお願いしています。調査回答からCSRの取り組みに懸念があるお取引先はありませんでした。

2022年度は約100社へCSR調査を実施しました。

今後も、ESGに対するステークホルダーの関心のさらなる高まりを踏まえ、CSR調査における調査内容の拡充、見直しを進めます。

改善具現化

お取引先への改善要請
全体の得点率や特定の項目で著しく得点が低い場合は、実態把握や是正処置などのサプライヤー信頼関係向上活動を通じてお取引先への改善要請と改善支援を進めます。

責任ある鉱物調達の取り組み

OKIグループでは責任ある鉱物調達を推進するため、経済協力開発機構(OECD)の「紛争地域および高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス」に準拠した5段階の枠組みに従い、以下のような取り組みを行っています。

STEP1:強固な企業管理システムの構築

OKIは「OKIグループ人権方針」を制定し、「国連グローバル・コンパクト」の署名企業として、「国際人権典」、「労働における基本原則および権利に関する国際労働機関(ILO)宣言」などの人権に関わる国際規範を尊重し、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づいた取り組みを推進することを宣言しています。この取り組みは担当執行役員をトップとするサステナビリティ推進体制の中で行われています。
その一環として、責任ある鉱物調達に関しては、「OKIグループ資材調達方針」に「不当な方法で採掘された紛争鉱物を製品に使用せず、また、当該鉱物を原材料とする商品を調達しないこと」を基本的な方針として掲げ、お取引先に本方針への賛同と適切な管理を依頼するとともに、お客様からの要請などに基づく紛争鉱物調査を実施しています。

STEP2:リスクの特定と評価

OKIはRMI(Responsible Mineral Initiative)の発行するCMRT(Conflict Minerals Reporting Template)を利用して、当社製品に使用される原材料や部品のお取引先に対し、紛争鉱物(スズ、タンタル、タングステン、金:3TG)に関する調査を行っています。調査では、3TGの含有を確認したうえで、当社のサプライチェーン上の精錬業者の特定、お取引先における責任ある鉱物調達への取り組み状況などを確認しています。調査の結果、特定された精錬業者の情報をもとに、お取引先ごと、製品ごとのリスク評価を行っています。

STEP3:特定されたリスクに対する戦略の策定と実施

リスク評価の結果に基づき、紛争に関与する懸念がある精錬業者を利用しているお取引先に対しては、責任ある鉱物調達活動に取り組んでいただくよう要請しています。
また、当社がお客様から同様の懸念について指摘を受けた場合は、 対象となる製品・部品のお取引先に対してお客様の懸念を伝え、取り組みを要請しています。

STEP4:独立した第三者機関による監査の実施

OKIグループは、精錬業者の紛争非関与監査プログラムであるRMAP(Responsible Minerals Assurance Process)を実施するRMIの加盟企業として、RMAPによる監査を支持し、サプライチェーンにおける鉱物調達調査活動の推進に取り組んでいます。

STEP5:サプライチェーンのデューデリジェンスに関する年次報告

OKIグループは責任ある鉱物調達の取り組みについて、本ウェブサイトで毎年開示していきます。

2022年度調査実施結果

2022年度はプリンター事業のお取引先を中心に紛争鉱物調査を実施し、対象のお取引先すべてから調査回答を得ました。また、お客様から紛争鉱物調査に関するお問い合わせをいただいた際には、CMRTやEMRT(Extended Minerals Reporting Template)を提出するなど、適切な対応を実施しました。

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公的研究費の不正使用および研究活動における不正行為等に係る通報も上記で受け付けます。

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