川崎社長(左)と
Itautec社ルアス上級副社長
ブラジル第2位のコングロマリットITAUグループのItautec社と、中南米におけるATM事業で戦略提携しました。共同でATM事業会社を立ち上げ、OKIの持つ世界トップクラスの紙幣還流型ATMの開発技術と生産技術、Itautec社の持つ強い顧客基盤とブラジル全土をカバーする保守網を活かし、ブラジル市場でのシェアトップを目指します。
Itautec社は、ITAUグループで中南米最大の民間銀行イタウ・ウニバンコを中心に、ブラジルATM・CD市場でシェア約30%をもつ第2位のベンダーです。同社より自動化機器事業と保守サービス事業を新会社として分社し、OKIが新会社の株式の70%相当を取得予定です。
新ONU装置「BM1538/BM1539」
オー・エフ・ネットワークスが開発した、光ネットサービス端末であるONU(※1)装置に1000BASE-Tを2ポート搭載した新商品を、ケーブルテレビ事業者向けに販売開始しました。
本装置は、今後のケーブルテレビ市場におけるサービス多様化に伴い、大容量化する複数のギガビット・サービスに対応可能な、拡張性のあるONU装置への要望を踏まえて開発されました。ケーブルテレビ事業者は2つのギガビット・サービスを同時に提供できるため、ユーザーはギガビット・インターネット接続サービスに加え、プライマリ電話サービスやIPによる4K映像配信サービスなど、多様化する各種高付加価値サービスの同時利用が可能となります。
OKIが金融業界で初めて提供するクラウドサービス「EXaaS 為替OCR(※1)サービス」が東京都民銀行、足利銀行、千葉興業銀行に採用されました。東京都民銀行では、2013年10月より稼働を開始しています。
「為替OCRシステム」は、為替の振込処理を効率化する事務集中システムで、OKIは約40%のシェア(※2)を保有しています。本システムが持つ機能を、自社設備を保有せず利用できるよう、クラウドサービス「EXaaS 為替OCRサービス」として提供していくこととしました。
3行はこれまで、OKIの「為替OCRシステム」を導入し振込処理の集中化・効率化を図ってきましたが、今回の本サービス採用により、振込処理の業務・運用面でのさらなる効率化が期待できます。
岐阜市消防本部で稼働中の
消防救急デジタル無線システム
消防救急無線システムは、消防救急活動の高度化および電波の有効利用の観点から、2016年にデジタル方式に移行します。加えて、防災減災対策への需要の高まりもあり、全国の消防本部からの消防救急デジタル無線システム整備の需要が昨年度以降本格化しています。2013年度も受注・納入が堅調に推移しており、アナログ停波に向けて今後もデジタル無線システムへの切り替え需要が高水準で継続するとみられます。OKIはこれらの需要に対応し、運用環境を熟知したOKIならではの操作性と耐久性に富んだデジタル無線システムを提供し、消防活動の高度化・効率化に貢献していきます。
総務省消防庁が定めた岩手県大槌町での「住民への災害情報伝達手段の多様化実証実験」において、920MHz帯無線マルチホップネットワークシステムを利用した防災システムが、緊急時に利用可能であることを実証しました。
920MHz帯無線マルチホップネットワークシステムは、建物や障害物があっても電波到達性が高く、電源供給の停止などで一部の無線機が使用不能となっても、残った無線機同士でメッシュ型ネットワークを再構築できるため災害時に強いと言われています。実証実験では、本ネットワークシステムと5GHz帯無線アクセスを組み合わせた自治体メッシュネットワークを整備し、既設の60MHz帯の防災行政無線との重層ネットワークを構築しました。そしてこの重層ネットワークを利用し、「防災行政無線の監視とバックアップによる耐災害性の向上」「住民への災害情報伝達手段の多様化」を確認することができました。
MICROLINE VINCI「C941dn」
OKIデータは、プロフェッショナル向けLEDプリンターの新ブランド「MICROLINE VINCI」の新商品、「C941dn」を発売しました。当社初の5色トナーを搭載したA3ノビ対応のカラーLEDプリンターで、ホワイトまたはクリアーのトナーを5色目として搭載できるほか、厚紙や透明フィルムなどさまざまな媒体に対応しています。これにより、ホワイトやクリアー印刷の内製化が可能となるため、印刷・デザイン市場などでの業務効率化やコスト低減に貢献します。また、「C941dn」は、シンプルなデザイン、色再現性などが認められ、2013年グッドデザイン賞を受賞しました。
水堰止め塀設置作業
環境保護への取り組みと地域貢献を目的に、タイ北部のランプーン県内の3箇所にコンクリート水堰止め塀を設置しました。設置作業には、ドットプリンター用印字ヘッドの生産拠点であるOKIプレシジョン・タイランドと、プリンターと複合機の生産拠点であるOKIデータ・マニュファクチャリング・タイランドのランプーン支社より、112名の従業員が参加しました。
近年、タイでは乾季の水不足と雨季の洪水が繰り返され、人々の生活に甚大な被害がもたらされています。今回の活動は、プミポン国王の水堰止め塀設置の提案に賛同し、社員がボランティアとして参加したものです。
プログラミング教室の様子
OKIソフトウェア(OSK)は、福岡大学工学部と共同で「親子ロボットアーム・プログラミング教室」を実施しました。簡単なプログラミングを行ってロボットアーム(腕)にものを運ばせるこの体験授業は、子どもたちにITを身近に感じ、理解を深めてもらうための社会貢献活動の一環として行われました。
ロボットの仕組みやプログラミングの説明とサポートを福岡大学工学部とOSKのメンバーが行い、小学生はパソコン上のアイコンを用いた簡単なプログラミングで動作を指示し、ロボットの腕と手を動かしてものを運びました。ロボットが動いたり動かなかったりと悪戦苦闘しながら、子どもたちはプログラミングの面白さを学びました。