沖電気工業株式会社
代表取締役社長執行役員 兼
最高経営責任者
みなさまには平素より弊社の経営に対しまして変わらぬご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
OKIはミッションクリティカルなモノづくり・コトづくりを通じて社会課題を解決する「社会の大丈夫をつくっていく。」企業です。社会インフラを止めず、その維持に貢献する企業として、「安心・便利な社会インフラ」「働きがいと生産性向上」「地球環境の保全」の3つの貢献分野で社会課題の解決につながる価値を提供していくことが、創業150年を迎える2031年に向けたOKIのありたい姿です。このありたい姿の実現に向け、2023年4月に「中期経営計画2025」をスタートさせました。
「中期経営計画2025」では、成長へ舵を切り、縮小均衡から脱却を基本方針としています。まずは業績を2019年度水準へと回復し、さらには2026年度以降の新たな将来事業を創出することをテーマにしました。具体的には、意思決定のスピードと総合力の向上を軸としたシンプルな事業体制の下、事業の位置づけを明確化し、事業毎に最適な戦略を実行する事で着実な売上確保と収益力の強化を図ります。そしてOKIの強みであるエッジ技術やノウハウを活用し、既存事業領域はもちろんのこと、成長が見込まれる新しい領域にも積極的にチャレンジし、将来事業の創出を目指してまいります。
さらには新中計の策定とあわせ、アップデートしたマテリアリティ「社会課題を解決するモノ、コトの実現」、「事業活動を通じた環境負荷低減」、「価値を創造し続ける企業文化への変革」、「持続的成長を支える経営基盤強化」を実践し、サステナビリティ経営を着実に進めてまいります。
OKIは、1881年の創業以来140年にわたり、社会のインフラを支え、人々のより安全で便利な生活を実現してまいりました。この歩みを継承し、この先も社会とともに持続的な成長を目指してまいります。
株主、投資家のみなさまには、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。