
※この原稿は日経デザイン2016年8月号タイアップ掲載記事を使用しています。
MICROLINE VINCI 評価レポート ~クリエイティブの現場から
※この原稿は日経デザイン2016年8月号タイアップ掲載記事を使用しています。
「MICROLINE VINCI C941dn」から目を見張る速さで印刷されてきた、一枚のボトルパッケージ用フィルム。実際の製品と並べても、精細に再現されているその仕上がりを、同社第1デザイン部 第2制作室の工藤功太氏は高く評価する。
テーブルの上には、VINCI C941dnの強みである特色ホワイトで印刷した、数パターンのダミーラベルが並べられている。工藤氏は「白の微細なグラデーション濃度も、実際の製品に 近い状態で仕上がりを確認できるため、企画段階で複数パターンを比較する際に役立つ」と話す。
GKグラフィックスでは1製品に対し、2~3カ月ほどの企画制作期間をかけ、プランニングからコンセプト設計、デザイン制作までを一貫して手掛けている。 制作工程では、何十案ものデザインを印刷することもあり、同社では印刷にかかる時間も課題だった。工藤氏は「インクジェットプリンターの場合、印刷の待ち時間も長く、業務が滞ることもあったが、VINCI C941dnはこれまでの1/5程度の時間で印刷できる」と効率面での利点も語った。
また同部署 第1制作室の末藤智菜氏は、トナーの耐久性についても「こすったり、少しひっかいた程度では色がにじんだり欠けたりしない」と評価。 プレゼンで制作するダミーラベルは、何度か触れるとインクが剥がれてしまうことがあり、交換用のラベルも欠かせず、ラベルの上に保護シールを貼ることもあ るという。VINCI C941dnであれば、こうした補完作業が不要になり、時間や手間、コストも削減できるのだ。
特色ホワイトとシアンでグラデーション濃度に変化をつけたダミーラベル。ラベルに透明感を持たせ、製品の液色を活かす最適な濃度を、実際の見え方を確認しながら比較できる。
評価用に、同社が手掛けた製品パッケージをVINCI C941dnでフィルムに印刷したもの(左)と、実際に商品として販売されているボトル(右)。あんずの質感など、細部までリアルに再現されている。
株式会社GKグラフィックス
生活価値の提案を基本姿勢に、課題解決のためのコミュニケーションデザインに取り組む。日本パッケージデザイン大賞 金賞、SDA奨励賞、グッドデザイン賞など権威ある賞を多数受賞。