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魅力的な働く場所を作ろう
ウェルネスオフィスの行動変容サービス
「オフィスに行きたい!」魅力的な働く場所を作ろう
「働く場所」はオフィス中心でしたが、コロナ禍でリモートワークが急増し、自宅、オフィス、シェアオフィスの活用など働き方が以前より多様になってきています。毎日オフィスで働きたい人もいれば、在宅勤務が増え生活がしやすくなったという人もいるかもしれません。
一方で、今までのオフィスをより魅力的な場所にしたい、快適に働ける環境づくりをしていきたい、社員同士の質の高いコミュニケーションを実現できる場所にしていきたいと言う声もあります。OKIは、そんなエンドユーザーの声に応え、企業の生産性、健康性、快適性を向上させるオフィスづくりに貢献したいと考え、ウェルネスオフィスの行動変容サービスを開発しています。

- スマートフォンを活用し、オフィスビルで働く従業員に対し、行動変容を起こす
- 階段の利用が促進される
- 活動状況に応じ最適な場所で仕事ができる
・コラボレーション
・集中
・リフレッシュ
ウェルネスオフィスの行動変容サービスとは?
OKIは、ワーカーの生産性、健康性、快適性を上げることをサポートする行動変容サービスを開発しています。 具体的には、ワーカーの行動とオフィス利用状況を検出し、状況に適したリアルタイムの情報(メッセージ)提示により行動変容を促すことで企業とワーカーに健康性と知的生産性の向上をもたらすサービスを目指しています。
これまで、健康性と生産性は個人が管理するものでしたが、今後はその両方が管理されたオフィスの利用が始まり、社員の健康性と生産性の意識が変化を作り出すことが、健康経営の取り組みでも求められております。
OKIのサービスは、働く場所(スペース)の提案、健康的な活動の提案、ワーカー同士をつないだ交流促進を提案し、健康意識の向上、行動の変化、習慣化の支援を実現します。
健康促進にとどまらないウェルネスオフィスの実現に向けて
2020年、リモートワークの導入が急速に進み、健康面では、運動機会の低下による肥満増加、腰痛、在宅勤務によるストレス、活気の低下といった課題が顕在化し、ワーカーの健康維持・促進に関心が高まっています。
このような健康維持・促進を実現するウェルネスオフィスの必要性も増してきています。行動変容サービスは、ウェルネスオフィスの1つの機能として、エレベーターを使わず階段の利用を増やしたり、混雑回避を促したり、リフレッシュを促すことが可能です。また、行動変容の結果として、エレベーターの混雑や、食堂の混雑が解消されることから、コロナ禍での密対策という副次的な効果ももたらします。
ウェルネスオフィスの実現により、健康維持・促進にとどまらず、知的生産性の向上や快適性の向上も期待できます。ワーカーの仕事の活動に対応し最適なエリア・場所を推奨することでABW(Activity Based Working)の実現を促進したり、社員同士の交流を促進することでメンタルヘルスの課題の軽減も図れます。
このような課題解決のためのサービス機能の一例を以下に示します。
◆ウェルネスオフィスの行動変容サービス機能
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★健康性を支える機能
- ワーカーの活動量計測(歩数、昇った階数、下った階数、エレベーター利用)
- 運動したくなる刺激の提示、行動に応じたインセンティブの提供
- 社員同士の交流促進
- ポイント(ギフトなど)を添えて同僚に送付
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★知的生産性を支える機能
- 仕事の活動に応じ適したエリア・場所を推奨(ABWの実現を促進)
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★快適性を支える機能
- 建物内にいる人の位置情報の検出
- 各フロア、エリアの混雑度の検出
実証実験による行動変容サービスの効果検証
2021年3月~4月に鹿島建設のオフィスビルで実証実験を行った結果、階段を利用するワーカーが、本サービスの提供前と比べて約40%増加しました。さらに、継続的に階段を利用するモチベーションが向上したことを示す数値も高まり、健康行動の習慣化および動機づけに一定の効果があることが実証されました。
詳しくはプレスリリース(スマートビルがワーカーの健康行動をサポート)を参照下さい。


【参考】ウェルネスオフィスとは?
ウェルネスオフィスは、2019年度から開始されたCASBEE-ウェルネスオフィス認証に代表されます。
(CASBEE-ウェルネスオフィスは一般社団法人建築環境・省エネルギー機構の評価認証制度です。CASBEE-ウェルネスオフィスは、建物利用者の健康性、快適性の維持・増進を支援する建物の仕様、性能、取組みを評価するツールです。 建物内で執務するワーカーの健康性、快適性に直接的に影響を与える要素だけでなく、知的生産性の向上に資する要因や、安全・安心に関する性能についても評価します。)
(出展:一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)Webサイトより)
https://www.ibec.or.jp/CASBEE/WO/WO.htm