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Vol.2 使い心地を徹底比較!
MC863dnwvが導入されてから一番初めに感じたことは、プリントスピードの向上だったと同社ディレクターの佐藤 奈菜氏は語る。
「初めてのクライアント企業様を訪問する際に、必ず持っていく会社概要があります。写真や画像を多用しているパワーポイントのデータです。これまでは、11ページあるこのような書類を何部もプリントするためにはある程度の時間がかかるものなのだと思っていました。旧機種では1部プリントするために数分を要していたからです」。
今回MC863dnwvにリプレースした際に、性能がどのくらい向上したのかを確認するため会社概要をプリントしてみたという。その際にかかった時間は、MC860dtnでは1部印刷するのに数分かかっていたところ、MC863dnwvでは1分とかからず印刷することができた。旧機種と比べると約半分の時間を削減することができたと言える。
「実際に同じデータをプリントしてみて驚きました。MC863dnwvは旧機種よりもウォームアップ時間が旧機種の1/3になったことで、明らかにプリントスピードが速くなったと感じました。この性能向上は本当にありがたいです。打ち合わせ前の短い時間でも必要部数を全てプリントすることができるようになった、と社内でも好評です」。
実際にプリントしてみた会社概要。MC860dtnでは1部出力するのに時間を要していたが、MC863dnwvではスムーズにプリントできるようになった。
株式会社アーキテクチャー
ディレクター 佐藤 奈菜氏
旧機種から業務効率の一躍を担っている便利な機能を、MC863dnwvでも引き続き愛用しているという。
「以前から使用していた便利な機能の1つに定型用紙保存機能というものがあります。先ほどの会社概要やその他多用するデータを複合機に保存しておくことができる機能です。たとえば社内での打ち合わせ時に急きょ資料が必要になった際にも、わざわざパソコンからデータを立ち上げプリント指示を出すことなく、複合機1台で作業を完結することができるようになります。この機能おかげで業務が非常に楽になるので、当社では欠かせないものとなっています。」と佐藤氏は話す。
MC863dnwvで新たに追加された、“よく使うボタンをホーム画面へカスタマイズ”する設定についても早速活用していると話す。
「当社の業務はメールでのやりとりが基本ですが、FAXで書類を送受信する機会も多々発生します。そのため、よく使う機能のアイコンをホーム画面に設定しています。本来は通常のFAX画面を表示させるまでにボタンを2回押す必要があるのですが、ホーム画面にFAX機能のショートカットのボタンを設置させておくことで、ワンタッチでFAX画面を表示することができます。FAX以外にも使い方に合わせて自由にカスタマイズすることができるので、非常に便利です。ボタンを数回操作するだけの違いですが、こういった積み重ねが業務効率にかかわってきますので、当社なりのカスタマイズを行って活用しています」。
また、ショートカットの機能以外にも業務効率をよくする機能が搭載されている。コピーを多用する会社であれば、複合機起動時にホーム画面ではなくコピー機能の画面を常に表示するよう設定することができる。さらに、本社へのFAXを多用する会社であれば、ホームボタンに本社へのFAXができるよう設定したボタンを設置しておき、ワンタッチで操作することが可能となる。このように、MC863dnwvは、ユーザーがさらに使いやすくなるようOKIデータが工夫を施した便利な機能が多く標準装備されている。
導入前から使用したいと考えていたセキュリティ性について、同社代表取締役社長 北御門 潤氏は次のように語る。
「多くの企業がセキュリティ強化を図る中で、当社もセキュリティ面を強化していく必要がありました。業務上クライアント様とのやりとりで、スキャンした原稿をPDFデータにして送付することが多く発生します。そういったデータにもセキュリティ強化のためパスワードをつける機会が増えてきています。MC863dnwvは暗号化PDF機能が標準装備となっていたところが魅力の1つでしたので、導入後早速活用しています。設定も非常に簡単ですし、多用する場合は操作手順をジョブマクロ登録することで、ホーム画面からワンタッチでスキャンし、暗号化PDFデータを作成することができます。これで安心してデータを送付することができるようになりました」。
さらにセキュリティ面では暗号化PDF機能の他にもパスワード付プリントも使用しているという。
「クライアント様へご提出するお見積書や、発表前の製品資料等をプリントする際、他の社員の印刷物に紛れてしまうことや、プリントしたまま放置されてしまっていることが稀にありました。そのため、機密性の高い文書類に関してはパスワードを付けてプリント指示を出すようにしています。プリント指示を出した後に複合機のパネルからパスワードを入力する必要があるので、今までのような事態を回避することができるようになりました。プリントしたはずなのにいつの間にか印刷物がなくなってしまったということも減り、ムダな紙の削減としても一役買ってくれています」。
MC863dnwvでは複合機の不具合を自分で直すことができる「セルフメンテナンス」を強く打ち出している。同社でも選定時の決め手の1つにもなったこの機能は、果たして活用することができているのだろうか。
「先日、トナー交換のタイミングとなり初めてセルフメンテナンスを行いました。機体を開けるのは初めてだったので開け方がわからずに困るかと思いましたが、パネルガイダンスに表示されるアニメーションの指示に従って操作することで、戸惑うことなく作業することができました。機体本体に、開ける順番がわかりやすいようアルファベットのシールが貼ってあるのも助かりましたね。トナー交換は今後も発生することですので、より簡単に作業できるようになったのはうれしいです。以前は交換のやり方がわからない社員もいましたが、パネルガイダンスがあれば誰でも簡単に作業できるようになった、というところが非常に良い機能だと実感しています」と佐藤氏は語る。