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CINO ism

Dec.3,2018

ほぼ週刊 CINOのつぶやき(チノつぶ) 第10号
イノベーション千人研修(その2)

中央でマイクを使って講義をする千村塾長
中央でマイクを使って講義をする千村塾長

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一石五鳥以上を狙う千人研修

先週のチノつぶ第9号で、イノベーション千人研修の狙いについて説明しましたが、ビジネスモデル構築能力を磨くと同時に、一石五鳥、六鳥の効果を狙っています。まず、縦割り是正。イノベーション研修は、様々な部門から社員を集め、虎ノ門本社2階に開設したイノベーション・ルーム「Yume ST」で行います。今年度は、部長クラスと課長クラス、それぞれ約500名を対象としています。5~6人でチームを作ってワークショップを行いますが、ほとんどの参加者がお互い初対面。自己紹介から始まり、ワークショップでの共同作業を経て、最後は懇親会となります。普段ほとんど接することが無い者同士がお互いを知る機会を作り、社内の風通しを良くすることを狙っています。

えせ正義の味方を撲滅する

研修の最後に、参加者が研修から得た気付きなどをコメントする時間を作っています。ここで、よく出てくるコメントは、「最初は何故、自分が研修に呼ばれたのかわからなかったが、自分が『えせ正義の味方』だったと気付いた」です。イノベーション活動は、試行錯誤の連続であるため、通常のマネジメントとは異なります。そうした認識のない社員が、良かれと思って取る前例主義や現状維持の対応が、思いきりイノベーション活動の足を引っ張ることがよくあるのです。こうした人のことをJapan Innovation Networkは、「えせ正義の味方」と呼んでいます。本人は良かれと思ってやっているので、非常に始末が悪いのです。えせ正義の味方を撲滅することは、イノベーションが日常的な活動となる社内文化改革にとって、とても重要なポイントとなります。

既存事業の変革を促進する

研修は、部長クラスの全員参加を義務付けています。新規事業を担当している社員だけではなく、人事・経理・総務といった間接部門も含めた全社員です。これは、イノベーションとは新しい事業の創出と既存事業の変革だと考えているからです。ビジネスモデル・キャンバス(BMC)を活用して、間接部門も、仕事の対象となるセグメントや自らの提供価値を積極的に見直してもらいたいと考えています。実際に取り組んだ既存事業の変革事例を社内公募して表彰するというイベントも企画しています。

さらに…

新設したイノベーション推進部が離れ小島にならないようにするという狙いがあることは、チノつぶ第3号で紹介しました。さらに研修参加者には、丸一日の研修を行いながら、アイデア出しのタスクを課しています。研修参加者千人のアイデアをイノベーション創出活動に活用しようという試みです。社員がBMCを習熟することによって、社内だけではなく、ビジネス・パートナーと共通言語で話をすることができるようになるというのも、大きな魅力だと考えています。

(2018年12月3日、OKIチーフ・イノベーション・オフィサー(CINO)横田 俊之)

本記事およびOKIの「Yume Pro」については、こちらよりお問い合わせください。

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