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シリーズ・特集

Yumeトーク

Oct.30,2020

夢トーク第41回
共創パートナーと一緒に創り上げるヘルスケアの行動変容サービス

SUMMARY

今回はヘルスケアの行動変容サービスの社会実装に向け奮闘するイノベーション推進センターUX技術研究開発部の櫻田とイノベーション推進部の武市に、横田チーフ・イノベーション・オフィサーがインタビューしました。

横田CINO(左)、武市(右上)、櫻田(右下)

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ヘルスケアの取り組み

横田ヘルスケアの取り組みに関しては、今年の3月にオープンイノベーションプラットフォーム『AUBA』を運営するeiicon companyの、事業活性化メディア『TOMORUBA』にて、どのような行動変容サービスなのか、行動変容に着目するキッカケとなった経緯をまとめた記事が紹介されました。記事公開以降、今まで有りそうで無かった1人1人に個別化(パーソナライズ)されたヘルスケアのサービスとして注目されています。櫻田さん、武市さんは、このプロジェクトの中心メンバーですが、その後の取り組みについて教えてください。

参考:『健康に無関心な人が、いつの間にか健康になる世界――OKIならではの行動変容技術で、超高齢社会の課題解決に挑戦する』 外部サイト:(eiicon company)

武市3月以降、私はYume ProビジネスプロセスのB Step 2(コンセプトの創造:課題仮説検証/仮説確定)を行っています。お客様と何度も何度も仕様や課題の検討を重ね、お客様のお困りごとがきちんと解決できるサービスに向かっているのかを検証しています。

横田お客様に提案を行う際に工夫していることはありますか?

武市お客様に提案するにあたり、目に見えるもの、触れられるものをお客様に実際に体験してもらうようにしています。たとえばOKIのATMを言葉で表現しても提供価値が分かる方と分からない方がいらっしゃるかと思いますが、目で見て触ってみると便利だねと言っていただける方がどんと増えると思います。行動変容システムを目に見えるものにし、提供価値を感じ取ってもらえるようにしています。

横田手ごたえがあったお客様はいらっしゃいましたか?

武市はい。非常に興味を持ってもらえた企業が数社ございました。

横田どんなところが興味を持っていただいたポイントになりますか?

武市解決したい課題に対して、一方通行にならず、きちんとお互いのディスカッションが深まり、具体的な解決案を生み出していけたところだと思います。双方向で課題についての話し合いが活発に行われることにより、お客様からもたくさんのアイディアを提案していただけるようにまでなってきました。

ユーザーの生活に溶け込む個別化サービス

横田お客様とこの行動変容サービスの検証を進めている最中だと思いますが、お客様からは実際どんな反応がありましたか?

武市現状の行動変容サービスの多くは最終エンドユーザーが1万人いると、1万人全員に同じタイミングで、もう1,000歩多く歩きませんか?だったり、生活習慣を見直しませんか?というメッセージを送付しています。ユーザーの中にはもちろん、「私結構歩いているのにな」という人もいれば、「最近運動不足だよね」という人もいて、人はみんなそれぞれ行動が違うのに、行動変容メッセージは一律になっていることが現状なのかと思います。

櫻田このサービスのキーとなるのが、メッセージを個別化していく技術で、現状のサービスの痒い所に手が届くのが特徴です。ユーザーの皆さんは千差万別で、いろいろな想いがあり、状況がそれぞれ違います。その人に一番合ったメッセージを本人に伝えることができないと、ユーザーから長く使ってもらえるサービスにはなりません。お客様には、このパーソナライズされたメッセージが送れるところが、とても好評です。

ユーザー目線を忘れない開発

横田その他に、今回のサービスにおいて工夫しているポイントはありますか?

櫻田ユーザーインターフェース(以下UI)やユーザーエクスペリエンス(以下UX)について、これまで以上に気を配っています。実際お客様にいろいろお話を聞き、見た目とか直感的に魅力があるかどうかというところは、物を使い続ける上ではかなり重要だということを再認識しました。お客様からフィードバックをいただいた後、すぐにゲームメーカーさんと協力する形を取り、UIやUXの部分に注力して検討を進めています。

横田武市さんもお客様とディスカッションをしていく中で、UIやUXの大切さを感じるところはありますか?

武市UIやUXの検証では、アイディアを目に見える形、触れられる形になったものをお客様に提案する過程になります。お客様もUIを非常に大切にされており、本当に使えるサービスにするには、どうしたら良いかという議論が白熱し、私自身仕事をしている中で一番楽しい過程です。

行動変容サービスのユーザーインタフェース例

横田個別化されたメッセージが出せる仕組みについて簡単に紹介していただけますでしょうか?

櫻田利用者の属性やスマートフォンで収集した行動データなどを分析して、「このように生活習慣を改善しましょう」、「何時ころ寝床に入りましょう」など、個別化された具体的なフィードバックを行います。現在、睡眠改善への適用を計画しておりますが、睡眠は、日々の生活リズムの影響を受けて変化するので、睡眠専門医の監修を受けながら個別化を完成させていきたいと考えております。それ以外に、メッセージを伝える時に、たとえば日中ずっとオフィスワークをしている方に対して、仕事中に何かメッセージを与えることは逆効果になります。その人のライフサイクルに合わせて、適切なタイミングを推定しながら、見やすい時間にメッセージを送る技術を開発しています。

横田その推定というのは具体的にどうして可能になるのですか?

櫻田過去のメッセージを閲覧していただいている時間帯を集めて、統計的にこの時間帯はよく見ている、この時間帯は見ていないといった分析を行ったり、実際にそのメッセージ通りに行動したかどうかを分析したり、パソコンやスマートフォンの操作状況から邪魔にならない瞬間を見つける、といったことによって、適切なタイミングを推定します。

睡眠改善×個別化

横田櫻田さんが3月以降に注力された活動や取り組みについて教えていただけますか?

櫻田一番大きな活動としては、専門家の協力を得て開発する睡眠改善の行動変容サービスの改善効果を検証することです。大学との共同研究の枠組みの中で、実証実験を通じてエビデンスを構築していく計画です。

横田実証実験の狙いや概要を教えてください。

櫻田実証実験の概要は、個別化のエッセンスを入れた介入の仕方を採用することにより、どのぐらい睡眠行動が改善するかを4週間に渡って実験をしようというものです。被験者には、検証用のスマートフォンアプリを使っていただき、週次のアンケートを答えてもらいます。介入のベースになっているのは、認知行動療法という睡眠外来では、有名な療法ですが、睡眠外来に行くと週に1回、あるいは月に1回しか受診できないので、行動が途中で変わってしまいます。もしくは途中でモチベーションが下がってしまうというケースがあるのですが、そこをICTで、日々ユーザーを支えていくと、どういう効果が4週間後に得られるか、エビデンスを貯めていこうということです。最終的には、行動変容技術に睡眠改善効果があることを実証して、お客様に安心して使っていただける技術であることをアピールできるようにすることが実証実験のゴールになります。行動変容を促すには繰り返しフィードバックを行っていく必要がありますが、専門家に医学監修をしていただき、単調な内容にならないように、送られるメッセージはバリエーションを豊富に用意し、行動変化に合わせて内容が変化していくように設計していきます。

横田実証実験の対象者はどんな方ですか?何名ぐらいの方が参加される予定ですか?

櫻田実証実験に向けた事前調査として社内で睡眠に関するアンケートを取ったところ、3割程度の方が睡眠に問題を抱えていることがわかりました。睡眠の問題が生産性に影響を及ぼしていると考えられますので、実証実験では、オフィスの中で働いている方を対象に、120名程度を予定しています。2つのグループに分かれていただき、60名の方に対しては検証用のアプリを使っていただき、残りの60名の方にはアプリを提供しないという形で、比較実験を行います。

今後の抱負

横田最後に今後の抱負を教えてください。

櫻田ウィズコロナ、アフターコロナの中、テレワークになった方が多いと思います。1日中家でオンライン会議をしていて、夜は資料づくりをして、スーパーにも行っていない、外出をほとんどしなくなってしまったという方も多いのではないのでしょうか?そんなウィズコロナの時代に、この個別化された行動変容サービスは、今までとはまた違った価値を生み出すのではないかと思います。
個別化すればするほど、本人にとって都合の悪い条件や本人にとって不愉快な思いをさせるようなメッセージを出すリスクもまた高くなると思っています。私たちの推定技術にも、エラーは必ず潜んでいるので、そこをいかに抑えるか、あるいはカバーするか、ユーザーが気持ちよく行動ができるようにするかというところを追求していきたいと思っています。

武市社会実装に向けたサービスモデルを作ることをやりきりたいと思っています。技術の検証ではなく、本当にこのサービスを利用すると行動や意識が変わるのかどうか、価値の本質を確かめていきます。弊社と、弊社と共創してくださる企業様のチャレンジではあります。社会実装に向けた実証実験を1つずつ成功させることが今の抱負です。

横田今後の活躍にも期待しています。頑張ってください。

本記事およびOKIの「Yume Pro」については、こちらよりお問い合わせください。

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