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CINO ism

(旧:CINOのつぶやき)

Jul.1,2019

ほぼ週刊 CINOのつぶやき(チノつぶ) 第35号
「新しい一歩を踏み出そう!」

*守屋 実氏
株式会社サーキュレーション メンバープロフィールより
https://circu.co.jp/company/member/20160202/000259.html

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守屋 実さんとの出会い

内閣府の価値共創タスクフォースで一緒に委員を務めていたご縁で、守屋 実さんと出会いました。以前、本コラム(チノつぶ27号)でも紹介しましたが、タスクフォースの中で、守屋さんから伺った「マーケットアウト」型のイノベーションという考え方に大いに共感していました。

守屋さんは、1992年に株式会社ミスミ(現ミスミグループ本社)に入社され、創業オーナーの田口 弘さんの薫陶を受けながら、新規事業一筋に仕事をしてこられました。2010年に株式会社守屋実事務所を設立して独立。ブティックス株式会社とラクスル株式会社を2ヶ月連続で上場させるなど、「新規事業のプロ」を自認しておられます。5月に「新しい一歩を踏み出そう!」という著書を出版されたので、Amazonの予約販売で購入しました。

守屋流の「新規事業の型」とYume Pro

守屋さんの著書を読ませていただいて驚いたことは、OKIがYume Proで目指そうとしていることとの類似性、親和性です。たとえば、守屋さんが仲間と編み出した3つの「新規事業の型」です。第1番目は、「マーケットアウト、プロダクトイン」。OKIもこれまでプロダクトアウト型で来たため、Yume Proでは、社会課題解決型の新規事業創出を目指し、SDGsに掲げられている社会課題から事業機会の発掘を目指しています。

2番目に挙げているのが、「開発、推進、参入という工程管理」。開発に2ヶ月、推進に6ヶ月、参入に24ヶ月を目安に工程管理を行います。Yume Proも「Yume Proプロセス」という6段階の工程管理を行っていますが、念頭に置いている工程やスピード感はほぼ同じです。

徹底した現場主義

守屋さんが「看護師向け医療材料カタログ通販」事業にチャレンジした時、ターゲットにしていた小規模病院で失敗し、より規模の小さなクリニックにピボットしてまた失敗します。そのころ、動物病院から注文が入り始めたのですが、2度の失敗で社内の理解がなかなか得られません。そこで守屋さんは、つてを頼って1週間、動物病院でアルバイトを行います。

自ら、顧客の現場に身を置いて、情報収集を行ったのです。この経験によって、事実に裏打ちされた説得力のある提案を行うことができ、6年目で売上げ20億円の事業に成長させることができました。こうした現場主義こそYume Proが目指しているところでもあります。

育ちつつあるYume Proプロセスによる新規事業

守屋流とYume Proとの最大の違いは、守屋流は、これまで30年間にわたる新規事業創出の実際のビジネス経験から生み出した経験則であるということです。Yume Proプロセスによる新規事業創出活動も2年目となり、新規事業の種がすくすくと育ちつつあります。これから、成果についても積極的にPRしていきたいと考えています。

守屋さんは、大企業とのオープン・イノベーションにも積極的に取り組んでいきたい方針ですので、コラボの可能性について検討していきたいと考えています。

(2019年7月1日、チーフ・イノベーション・オフィサー(CINO)横田 俊之)

本記事およびOKIの「Yume Pro」については、こちらよりお問い合わせください。

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