Linux対応

プリンターのインストール


4.1 Linuxでプリンターを利用したいのですが、どのようにすればよいでしょうか?

ネットワーク接続で利用する場合、比較的簡単に利用できます。
お使いのOSのバージョンによって異なります。
まず、次のいずれであるかを確認してください。

・Linux(Q4.9の回答をご参照ください) >

4.2 プリンターのIPアドレスを設定するにはどうすればよいでしょうか?

製品に添付されたマニュアルを御覧ください。


4.3 プリンターのIPアドレスをシステムに登録するにはどうすればよいのでしょうか?

rootユーザーになって、プリンターのIPアドレスとそれを参照する時の名前を/etc/hostsファイルに登録してくださ い。たとえば、プリンターのIPアドレスが193.168.0.2で、それをMICROLINEという名前で運用する場合には次のように記述してください。

193.168.0.2 MICROLINE

ただし、この記述はこの/etc/hostsファイルのあるホストでのみ有効です。
多くのホストで名前を共用したい場合は、DNS(ドメインネームサーバー)を利用してください。


4.4 Linuxでプリンターを利用したいのですが、どのようにすればよいでしょうか?

Linuxには複数の印刷システムが存在します。

ご利用のシステムが標準の状態でどの印刷システムがインストールされているかは、ディストリビューションやバージョンごとに異なります。
以下に、さまざまな印刷システムのうち最も基本的なlpr利用している場合とCUPSを利用している場合のインストール手順について説明します。

A)lprを利用している場合

プリンターのIPアドレスがMICROLINEという名前で参照できるようになっており、それをシステム内でMICROLINE_lpというプリンタスプール名で運用したいと仮定します。
次に示す作業はrootユーザーで行ってください。

  1. プリントキャップファイルの編集 - /etc/printcapに次の記述を追加してください。
    (/etc/printcapファイルは直接編集せずに、/etc/printcap.localを編集する場合もあります。)
    • MICROLINE_lp:\
    • :lp=/dev/null:\
    • :rm=MICROLINE:\
    • :sd=/usr/spool/MICROLINE_lp:\
    • :lf=/usr/spool/MICROLINE_lp/MICROLINE_lp_errors:
  2. スプールディレクトリの作成 - 次のコマンドを実行します。

    mkdir -p /usr/spool/lpd/microline

  3. エラー記録ファイルの作成 - 次のコマンドを実行します。

    touch /usr/spool/lpd/microline/errors

  4. ディレクトリの所有者の変更 - 次のコマンドを実行します。

    chown -R daemon /usr/spool/MICROLINE_lp

  5. ディレクトリの所属グループの変更 - 次のコマンドを実行します。

    chgrp -R daemon /usr/spool/MICROLINE_lp

B)CUPSを利用している場合

CUPSではWEBインターフェースにより容易にプリンターをインストールすることができます。
プリンターのIPアドレスがMICROLINEという名前で参照できるようになっており、それをシステム内でMICROLINE_lpというプリンター名で運用したいと仮定します。
次に示す作業はrootユーザーで行ってください。
まずブラウザから次のURLを開いてください。

http://localhost:631/admin


“Add Printer”ボタンをクリックしてください。


プリンター名、場所、説明を入力します。場所と説明は省略可能です。プリンター名MICROLINE_lpを入力してから“Continue”ボタンをクリックしてください。


リストからデバイスを選択します。ここでは例としてプリンターとの接続方法をSocketとします。AppSocket/HP JetDirectを選択して“Continue”ボタンをクリックします。


プリンターのデバイスURIを入力します。プリンターのアドレスがMICROLINEという名前で参照できるようになっていますので、socket://MICROLINEと入力します。“Continue”ボタンをクリックします。


リストから適切なメーカーを選択し、“Continue”ボタンをクリックします。


リストから適切なモデルを選択し、“Continue”ボタンをクリックして登録終了です。


プリンターのリンク(MICROLINE_lp)をクリックするとプリントキューの状態が表示されます。

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