田中 信一
浜口 雅春
DX推進に関する方針、ソリューションシステム事業本部が取リ組んでいるDX領域、DX推進のマネジメント、DX事業拡大のための情報発信など、DXによる事業拡大に向けたOKIの取組みの概要を紹介する。
キーワード:DX、デジタルトランスフォーメーション
小林 一樹・柚江 政志
車両・船舶・ロボットなどの自律運転・遠隔操縦の実用化が進み、無人での現場運用に向けた取組みが加速している。本稿では人の目で見やすい自由視点俯瞰映像のリアルタイム遠隔配信と周囲360°の映像をAIでリアルタイムに解析することで見たいものを見逃さない映像AIソリューションを実現するフライングビューの機能や特長を紹介する。
キーワード:映像AIソリューション、AIエッジ、高度遠隔運用、俯瞰映像、画像認識
前 孝宏・渡辺 孝弘・福泉 真隆
作業現場の安全監視を支援するために、カメラと3D-LiDARを組み合わせた一体型センサーとAIエッジコンピューターを活用して現場全体を監視する広域現場監視ソリューションを開発している。本稿ではその取組みを紹介する。
キーワード:センサーフュージョン、AIエッジコンピューター、作業現場の安全監視、点群処理、画像認識
清水 一義・山塙 浩二・金子 正雄・畑中 浩行
近年、地球温暖化が原因とされる気候変動により、大雨・集中豪雨による被害が増加し、ため池決壊による被害も多く発生している。本稿では、防災・減災対応として「ため池監視システム」の取組みを紹介する。
キーワード:ため池
山道 昇・羽田 匡彦
高度成長期に建設された社会インフラ構造物は老朽化が懸念される。OKIは、実橋梁に無線・電蓄駆動のセンサーや光ファイバーセンサーを設置し、橋梁支承部や床版の健全性評価を長期間実施した。本稿ではその実証試験結果を紹介する。
キーワード:インフラモニタリング、無線加速度センサーユニット、ゼロエナジーゲートウェイ、光ファイバーセンサー
中川 寛崇
交通渋滞により発生するCO2排出量の増加や経済損失の増大などが懸念されている。OKIは、従前より培ってきた交通データ解析技術をベースに、一般ドライバーの行動変容を促すソフト面の対策を検討してきた。本稿では、対策効果をシミュレーションする技術を紹介する。
キーワード:交通需要制御、渋滞予測技術
高橋 佑輔・渡辺 孝光
道路管理業務に関連するニーズへ対応する機能を追加して、適用領域を拡張したAISION車両センシングVer.2を開発した。本稿では拡充した自動二輪検出に加え、立ち往生車両の検出や渋滞検出、外部機能との連携などを紹介する。
キーワード:AISION、車両センシング、映像AI、エッジ、車流監視
武田 啓之・福井 潔
海洋開発では水中無人機の利用が注目されている。効率的に海洋開発を行うには水中無人機の協調運用が必要となる。本稿では水中無人機の協調運用に寄与できる水中音響通信モデム開発ヘの取組みを紹介する。
キーワード:水中無人機、水中音響通信、耐環境性、マルチホップ
中島 康行・小畑 秀則
船舶等の航走音を検出する水中音響センサー用として長距離伝送・多点計測可能な干渉型光ファイバーセンサーを開発してきた。対象信号を海洋生物音に置き換えるとSDGs向けの海洋生物モニタリングへ適用可能である。本稿ではその構想検討について述べる。
キーワード:光ファイバーセンサー、水中音響センサー、海洋生物モニタリング、多点計測、長距離伝送
瀬戸 翼・渡部 智宏・筒井 英夫・山崎 譲
今後インフラのメンテナンスや運輸・物流などで普及の加速が見込まれるドローンの運用には、他のドローンシステムや隣接周波数帯の他システムからの電波干渉を回避する技術が必要とされている。電波干渉を回避するためには干渉源や通信相手の電波発信源の方位を特定する技術が重要となる。本稿では電波到来方向推定装置を試作し、ドローンへ搭載して実験した結果を紹介する。
キーワード:電波干渉回避、ドローン、電波到来方向推定、アレイアンテナ
浅野 欽也・高橋 直矢・金丸 忠宏・浜口 雅春
現在、さまざまな分野でローカル5Gを活用した実証実験が行われている。本稿では、2020年度に実施した本庄工場でのローカル5G+外観異常判定システムのPoC検証結果を中心に、2021年度の取組み状況を紹介する。
キーワード:ローカル5G、AIエッジ、外観異常判定システム、DX
川面 怜哉・浅野 将仁・蘭 浩二・山本 一真・小林 司
製造現場では、熟練作業員の減少や非正社員の増加により人手作業によるモノづくり品質の低下が懸念される。本稿では、現場作業での品質均一化の取組みとして、作業内容や作業手順の正しさを画像認識技術を活用し判定する行為判定システムを紹介する。
キーワード:映像AI、行為判定、作業分析、組立作業支援、行動認識
稲垣 光信・稲澤 英之・高橋 秀也
近年、「労働力不足」などの社会課題を背景に、インフラ設備のスマート保安に対する取組みが加速している。本稿では、インフラ設備の中でも主に電気・機械設備の点検作業をDX化するソリューションを紹介する。
キーワード:スマート保安、インフラ設備、点検、AI
赤津 裕子
コロナ感染対策などの社会課題解決にむけて、非対面・非接触であっても、対人接客と変わらない良質な接客を実現するため、スマートレコメンド技術を活用した提案型注文システムの研究開発をしている。本稿では、有効性評価のため、実際の店舗で行ったフィールド実験の結果を紹介する。
キーワード:感情推定技術、スマートレコメンド技術、提案型注文システム、接客支援、非接触・非対面
石黒 高詩・藤枝 大・秋江 一良
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、テレワークの普及や公共設置システムの非接触化が進む中でマイクが拾って欲しくない音声まで収音してしまう課題が顕在化している。本稿では、これを解決するエリア収音マイクの概要と商用化への取組みを紹介する。
キーワード:エリア収音マイク、ビームフォーミング、マイクアレイ、テレワーク、リモートワーク
伊田 直也
近年のAI活用はクラウドからエッジデバイスまで多岐にわたるが、組み込み機器での利用にはリソースや電力効率などの課題がある。本稿では、高速かつ省リソースでのAI活用を目標とした、「FPGAとPCASによるモデル軽量化を利用したAIアクセラレーション」の取組みを紹介する。
キーワード:FPGA、AI