OKI独自のセンシング技術、AI技術を結集・活用し、
製造業のお客様が抱える課題を解決
仕入先からのRoHS指令やREACH規則の回答率の低さに頭を抱えているが、どうすればよいか?
対応報告の真偽をどう確認すればよいか?といったお声をよく伺います。
以下、ご参考までにOKIの地球環境室の担当者が考える方法を一部ですが、お示しいたします。
(モノの流れ=川上企業B社→仕入先A社→貴社、といたします。)
上記の4のように、回答率が低い加工品については、「加工業者から材料情報・構成情報を入手し、貴社にて計算する」という手段でリスク回避できるというのは、大きな福音となります。
実際、そのように計算作業を進めている例も伺います。しかしながら、ここにまた新たな課題も生じます。計算の手間がかかるという課題です。
貴社による加工品であれ、協力会社による加工品であれ、材料情報・構成情報を元に貴社にて計算することは、膨大な部品点数や化学物質の種類数、複数のフォーマット種類、という条件になった場合、従来通りExcelや電卓による手作業による計算のままなら、実務担当者にとっては大変な手間となります。
この点は、加工品と購入品の比較で言えば、購入品が仕入先に単純に回答を求めればよいのとは異なる点です。
とりわけREACH規則の場合は、含有の有無ではなく含有「量」を管理するわけですから、この手間の掛かる加工品に関する計算作業を避けて通れません。
COSMOSでは、「材料マスター」というユニークな機能を実装しており、この重要かつ煩雑な作業を効率化する上で心強い味方となります。他のシステムには「あるようで、実はない」機能と言われています。
図:COSMOSの材料マスターと計算エンジン
加工品の含有化学物質量を手計算・手入力する手間を軽減