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Yumeトーク

Oct.30,2019

Yumeトーク第21回
共創でお客様と未来を創る IoTビジネス開発室

SUMMARY

今回のYumeトークは、統合営業本部で新規事業の創出に取り組むIoTビジネス開発室 室長の鈴木茂三郎と駒井英敬が語ります。

IoTビジネス開発室の鈴木茂三郎室長と駒井英敬氏

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次期中期経営計画の中核になる事業を創造する

IoTビジネス開発室の主な活動について教えてください。

鈴木IoTビジネス開発室は、3年半前(2016年4月)に発足しました。発足時の目標は、「3年後に将来100億円規模の売上高を目指せる事業シナリオを複数策定すること」でした。

その結果はどうですか?

鈴木複数の有望な事業シナリオができてきました。2020年度以降の次期中期経営計画に盛り込める見込みです。

それはどのような事業ですか?

鈴木次世代交通・自動車や医療・ヘルスケア、海洋・音響、AIエッジ、エネルギーIoTなどの分野を対象としています。

活動概要を説明する鈴木室長

その中でお二人の役割はどのようなものでしょうか?

鈴木私は、IoTビジネス開発室の室長として、全体統括をしています。特に、社内外への情報発信や情報交換を積極的に行い、共創を意識して取り組んでいます。

駒井私は、主に次世代交通・自動車分野の事業創出を担当しています。現在は、OKIのフライングビュー技術を用いた商品の仮説検証(PoC)を40個以上(実施前含む)やっています。また、自動車業界にとって100年に一度の変革と言われる自動運転を用いたMaaSやCASEなどの分野にも挑戦しています。

IoTビジネス開発室が解決したい社会課題とOKIの強みは何でしょうか?

鈴木SDGsのゴールでは、ゴール3の「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」やゴール8の「すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する」、ゴール9の「強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る」、ゴール11の「都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする」、ゴール14の「海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する」などが解決したい課題です。これらの社会課題を解決することで、安全性の向上、人手不足の解決を図っていきたいと考えています。

駒井そのような社会課題解決を図るためのOKIの強みとしては、情報通信技術とメカトロ技術の融合、センシング技術を活用したデータ分析などがあります。

鈴木OKIはATMや発券機など端末分野で多くの実績を持っており、これらを活かしてIoTにおけるエッジ領域の事業を強化していきたいと考えています。

IoTビジネス開発室が現在検討している将来の事業の姿について、教えてください。

鈴木次期中期経営計画のテーマとしては、1)次世代交通・自動車、2)医療・ヘルスケア、3)海洋・音響です。1)については、建機の遠隔操縦、2)は健康サポートや薬剤鑑別、3)船舶IoTなど、現在保有している技術や蓄積してきたノウハウを活用した商品を創り出し、これまでと異なる市場に展開していきたいと考えています。

駒井それに加えて、国プロを活用して先進的な事業創造にもチャレンジしています。具体的には、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「革新的AIエッジ」の成果の事業化を図る予定です。

共創パートナーとのYume Proプロセスを推進

IoTビジネス開発室では、どのような考え方に基づいて新規事業を発掘していますか?

鈴木OKIの顧客の声(VOC:Voice of Customer)を直接聞くだけでは、価格競争に陥りがちです。そこで、SDGsで掲げられている社会課題に着目し、ビジネスモデルキャンバスを用いて精査しながら、エンドユーザーのお困りごとを解決することを目指しています。特に、自社のスキルだけでなく、共創パートナーとの連携により、ニーズの大海から社会にとって必要で市場でエンドユーザーに選んでいただける「ニーズを選び取る」ことが鍵だと思っています。当室の活動も経営基盤本部イノベーション推進部が提唱しているYume Proプロセスとも合致すると考えています。

IoTビジネス開発室と経営基盤本部イノベーション推進部とはどのような関係ですか?

鈴木イノベーション推進部とは、様々なプロジェクトで連携しています。現在は、ヘルスケアや海洋・音響、AIエッジなどにおいて、Yume Proプロセスを実践し、新事業創出を図っています。IoTビジネス開発室では、既存市場の中でも未参入の領域も新規領域と考えて取り組んでいます。

将来像を実現するため連携したい共創パートナーはどのような分野、強みを持つ方ですか?

鈴木我々が提供する価値(商品)のターゲットとなる業界業種のトップ3企業などです。具体的には、建機のコマツ(株式会社小松製作所)、船舶のNYK(日本郵船株式会社)/MOL(株式会社商船三井)など。私は民間向けの事業に長く関与してきました。その関係で業界大手の民間企業の方々と人脈を構築できました。そのような人脈も活用して新たな共創関係を増やしていきたいと思っています。

そのような共創パートナーの発掘は人脈つながり以外にどのように開拓していますか?

具体的な取り組みについて語る駒井氏

駒井展示会に出展することで露出度を上げるようにしています。フライングビュー技術も最初は知る人ぞ知る状態でしたが、開発評価機をすぐに車載し、テストして、その後にドコモ(株式会社 NTTドコモ)とフジスピードウェイで実証実験。その成果をCEATECで公開したところ、多くの問い合わせをいただきました。「伝えなければ無いのと同じ」よく言われますが、その通りだと思います。

鈴木さん、駒井さんの「夢」は何ですか?

鈴木OKIの強みを活かした事業を創造し、その事業を拡げていくことで時代の変化があっても持続していける次世代のOKIの基盤事業を作っていきたいと思います。

駒井OKIは歴史ある企業です。しかし、技術革新の進展は早いため、これまでのOKIではやってこなかったような「OKIらしくない」領域にも取り組んでいきたいと思います。そのためには、これまでのパートナーと異なる分野の方々ともお付き合いしていきたいと思います。

本記事およびOKIの「Yume Pro」については、こちらよりお問い合わせください。

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