東京理科大学 大学院経営学研究科 技術経営専攻(MOT)授業「研究開発マネジメント」にて、前野センター長が特別講義を実施

東京理科大経営学研究科技術経営専攻 専攻主任(専攻長)若林 教授(右)
2022年7月29日に、東京理科大学大学院経営学研究科 技術経営専攻(MOT:Management of Technology)の授業「研究開発マネジメント」にて、講義を行いました。本MOTは社会人学生100%を特長としています。30代から50代を中心とした現場で活躍中の企業人が、企業経営について真剣に学び議論し、最後には論文の形で企業へ提言などを行っていく、実践的な学びの場です。前野さんは、2018年に開設された新MOTの第一期生として、技術経営修士の学位を取得しており、また、修士論文に相当するグラデュエーションペーパーにて、優秀ペーパー賞に輝き、そうした実績もあり、後輩のグラデュエーションペーパー発表会へ有識者として助言委員としての参加と、年1回、専攻長の若林教授の依頼により講義を行っています。今回は、研究開発マネジメントの授業を、OKIの事例も交えて講義しました。
講義では、MOT一期生としての学びを踏まえ、OKIの実際の研究開発業務に対するマネジメントを、イノベーション・マネジメントシステム「Yume Pro」の導入による変化点や具体的な事例などを交えて説明しました。約1時間の説明の後、質疑や議論にも若林先生も交えて1時間ほどの時間をかけ、イノベーション・マネジメントシステムと研究開発マネジメントとの関係や、新規テーマを事業化していく際の課題など、多様な企業の組織が直面する様々な課題を議論しました。学生は、企画系や技術系など多様な部門に在籍しており、お互いの課題や状況に共感しながら、たいへん盛り上がりました。
最後に若林教授から、弟子でもある前野さんのMOTからの学びをOKIで実践している姿を踏まえ、授業の総括をいただき、締めくくりました。こうした授業でも、各業界の沢山の仲間と知り合え議論できることに、本MOTの魅力を改めて感じることができました。


(2022年11月11日 イノベーション推進センター)