塾長コラム「Yume塾便り」第49回
オンライン・ワークショップ開催!
~オンラインならではのファシリテーション~

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Yume塾便り第48回で説明しましたように、オンライン・ワークショップを初めて開催しました。今回は、ワークショップ参加者の声と運営事務局の感想などをご紹介します。
オンライン・ワークショップは慣れ次第!
今回は、初めてのオンライン・ワークショップということで、イノベーション研修の講義をオンラインで視聴したことのある社員を対象に開催しました。参加メンバーは、イノベーション推進センター所属の6名で、参加者は、自宅からのテレワークで参加し、関東だけでなく関西からの参加者もいました。講師および事務局スタッフは東京にあるYume STにて、ソーシャルディスタンスと衛生面に留意しながらファシリテーションを行いました。
参加者は、日頃から在宅勤務の中でMicrosoft Teams(以下、Teams) を使った会議をしているので、オンラインでの議論は支障なくできている印象でした。しかし、Teamsのホワイトボード機能を使用し、付箋紙を使った議論になると、慣れない作業のためか会話が減り、黙々と作業する場面が見受けられました。
参加者からも「オンライン・ワークショップは慣れが必要なので、練習時間をもう少し長く欲しかった」や「オンライン・ワークショップのマニュアルはテキストより動画が良い」、「音声が途中で切れると焦ってしまう。」などの意見がありました。
今回は、初めてのオンライン・ワークショップということもあり、講師・ファシリテーター、参加者ともに戸惑いがありました。しかし、ファシリテーターが「皆さん、静かですね」、「会話しながら作業しましょう!」、「そのアイデアはナカナカ良いですね」などと声をかけながら作業することで改善もされていました。今後は、ちょっとした工夫や慣れにより、この戸惑いも解消されるように思います。
事前の準備が肝心!
オンライン・ワークショップの実施までは、事務局が事前に参加者向けのマニュアルを作成し、自宅のネットワーク環境での遅延時間などを測定してもらい、環境に応じた事前準備を連絡するなどの対策を行いました。また、ネットワークが途中で切断したときの対処方法なども事前に連絡していたお陰で、途中で離脱する人はおらず、全員が研修を修了することができました。やはり、オンラインでのインタラクティブな作業は、事前の準備が肝心です。今回のオンライン・ワークショップで改めて実感しました。
オンライン・ワークショップは、今後、ほぼ週1回のペースで実施予定です。参加者も順次増やしていき、6月後半からは6グループ、36名で実施します。この経験で得たノウハウを様々な場面に展開し、OKIは、いかなる状況下においても新たなイノベーション創出に努め、お客様との共創活動にも活かしていきます。
(2020年6月17日、OKIイノベーション塾 塾長 千村 保文)
*Microsoft Teamsは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。