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(旧:CINOのつぶやき)

Mar.11,2019

ほぼ週刊 CINOのつぶやき(チノつぶ) 第22号
「オープン・イノベーション推進者交流会議」(その1)

オープン・イノベーション推進者会議で講演する横田CINO
オープン・イノベーション推進者交流会議で講演する横田CINO

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2019年2月20日、一般社団法人企業研究会が主催するオープン・イノベーション推進者交流会議第4回会合が表参道IVY HALL(東京都渋谷区)で開催され、ゲスト・スピーカーとしてお招きいただきました。この交流会議には、オープン・イノベーションに取り組む企業の他、経産省、文科省から約60名が参加されていました。トータルで10回程度の交流会議を開催される予定ですが、毎回、ゲスト・スピーカーの講演・質疑と参加者同士のディスカッションが行われています。

当日は、私から、「OKIのイノベーション・マネジメント改革」というタイトルで、2017年夏から検討を開始し、2018年度から立ち上げたYume Proについて1時間強でプレゼンをさせていただきました。イノベーション・マネジメント改革は、各社共通の課題ということで、プレゼン後も活発な意見交換が行われました。さまざまなご質問をいただき、お話ししているうちに、私自身も取り組みの原点を振り返るいい機会になりました。今回は、質疑のいくつかをご紹介したいと思います。

イノベーションを進める上で、トップに動いてもらうにはどうすればいいですか?経営陣が率先してワークショップを行うといった取り組みを進める上で苦労はありませんでしたか?

OKIの場合には、社長から「OKIもイノベーション・マネジメント改革をやりたいので、横田さんが責任者になって進めて欲しい」と依頼を受けて、この取り組みは始まりました。心掛けたことは、社長が腹落ちするまで、とことん議論することでした。役員ワークショップも、こうした議論の結果、社長が「やろう!」というイニシアチブを執られたので、他の経営陣も積極的に参加してくれました。

経営陣が熱心に取り組んでいることを社内で発信すれば、部門長クラスも「うちの本部長も取り組んでいるなら」ということで積極的に参加してくれます。トップから率先して取り組んで、下に展開していくことで、部長、課長クラスも積極的に取り組む流れができたと思います。

横田さんが一般社員だったら、どう進めますか?

社長から、イノベーションの責任者になって取り組みを進めて欲しいと依頼された時には、私は、OKIに入社して10か月足らずで、理事兼政策調査部長をやっていました。全役員と新規事業担当者を対象に行った社内インタビュー結果を踏まえて、OKIの課題を浮き彫りにして、約2か月間、社長とヒザ詰めの議論を行いました。プロジェクト・チームのメンバーからは、社内から寄せられた様々な課題や不満について「横田さん、社長にハッキリと言ってください。」と頼まれて、かなりズケズケと申し上げました。

社長との議論が終わると、チーム・メンバーから、「横田さん、よくあんなことを社長にいいますね。」と言われました。「言ってくれと頼んだのは君たちじゃないか」と思いながらも、私が外から来た人間だからできたのだと思います。

一般社員だったらどう進めるかということですが、同じことができたかどうかわかりません。問題意識を持つ社員とトップの間に入ってコーディネート役を務める人がいることが、スピーディーに進めるための1つのポイントだと思いますので、まず、そうした人財を見つけてくるところから始めることになるのではないかと思います。

(2019年3月11日、チーフ・イノベーション・オフィサー(CINO)横田 俊之)

本記事およびOKIの「Yume Pro」については、こちらよりお問い合わせください。

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