導入事例

株式会社スモークビアファクトリー様

導入事例の記載内容は取材当時(2025年2月)のものです。


飲む人に。“驚き”を与えたい。味だけではなく「見て楽しむ」クラフトビールのラベルをPLAVI Pro1040が確かな印字品質と鮮やかな発色で実現する
NAMACHAんBrewing醸造所

「驚きを感じてほしい」
2018年、この想いを持ってクラフトビールの醸造を自社で始めたのが、東京都豊島区に店舗を構える株式会社スモークビアファクトリーです。醸造タンクを13個保有し、毎月新しい種類のビールを造り続けており、これまでに醸造したビールは実に300種類を超えます。「驚き」を追求したビールの中でも、特に反響が大きかったのが、山椒と唐辛子を使った麻婆ビール。このユニークなアイデアは、ビールの常識を超える発想で、飲む人に新しい体験を提供しています。心からビール造りを楽しむ姿に、これまで造ったビールをほぼ全て飲んでいるというファンもいるそうです。確かなビールの品質は都営交通やアニメイトなど大手とのコラボ商品を展開していることからも分かります。

さらに、スモークビアファクトリーのビールには一種類ずつ異なるポップで色鮮やかなデザインのラベルが貼られています。そこには「味だけではなく目でも楽しんでほしい」という気持ちが込められていて、ラベルを瓶から丁寧に剥がしてコレクションしているお客様もいると言います。

スモークビアファクトリーでは、ビールラベルの印刷と貼り付けを自社で行っており、その印字の品質向上を狙って導入したのがOKIのカラーLEDラベルプリンターPLAVI Pro1040です。


■本事例のリーフレット

ダウンロードはこちら (3.5 MB)

【概要】○課題(Pro1040導入前:・結露が原因で、ラベルのふやけ・剥がれ・印字のにじみが発生。・ラベルの色味がぼやけてデザイン本来のイメージと異なる。・ラベルは手貼りのため、作業時間がかかる。予備として多めにラベルを発注するため余剰分の廃棄が発生。)○成果(Pro1040導入後:・結露発生時のラベルのふやけ・剥がれ・印字のにじみが無く、品質を維持できるように。・発色がよく鮮やかな仕上がりはデザイナーも納得の品質で、お客様やコラボ先からも好評価。・印刷したラベルを口ールで巻き取り、ラベラーで貼り付けることで時短かつ正確に貼れるように。・必要な枚数分だけラベルを印刷できるようになり、ラベルの無駄が無く、リードタイム・コスト共に削減。)
導入モデル カラーLEDプリンター PLAVI Pro1040
課題・背景「ビールラベルの印刷においてインクジェット紙の剥がれ、にじみに悩まされる」
代表取締役 山崎健太 氏
スモークビアファクトリーでは、元々醸造所に併設されたビアバーでビールを提供していましたが、コロナ禍をきっかけに瓶ビールの販売を始めました。多種多様な原材料を使用し様々な味や香りを表現するスモークビアファクトリーのクラフトビールを、より理解してもらうために、代表の山崎氏は瓶に貼り付けるラベルにもこだわりました。瓶ビール製造を始めた当初、ラベルデザインから印刷までを外注しており、外注先のインクジェットプリンターでラベルを印刷していました。可愛らしいラベルはお客様からも好評でしたが、SNSに投稿された写真を見て次のような問題に気付きました。
まず、瓶を冷蔵庫で冷やすと結露が原因でラベルがふやけてしまい、購入して家に持って帰った時にはペラペラと剥がれるという問題が起こりました。
また結露により印字がにじみ、ラベルデザインの崩れがたびたび起きていたと言います。さらに、インクジェットプリンターによる印刷では、色味がぼやけて、本来のデザインの発色がなかなか出なかったと言います。他にも、外注に頼っていたため、予備を含め多めに発注していたことで、余ったラベルを廃棄してしまうこともあったそうです。
導入のポイント「理想を形にする印字品質や発色の良さ、そして導入前の手厚いサポート」
外注時とPro1040で印刷したラベルの写真
OKIのカラーLEDラベルプリンターを知った時、まず耐水性の部分について興味を持ったと言います。OKIの営業からトナー方式の高い耐水性について電話で話を聞いた後、ショールームにてPro1040の機能の詳しい説明を受けた山崎氏はこう語ります。
「ショールームでは、使用を検討していたラベルでデモ印刷を行い、仕上がりを具体的にイメージできました。一緒に同行したデザイナーも、印字品質や発色の良さに納得していました。また、デモには営業だけではなくSE(システムエンジニア)も参加してくれて、疑問や不安に対して丁寧に説明していただき、とても助かりました。」このショールームでの体験後、Pro1040の導入を決めたと言います。導入前に品質面や使用のイメージを明確にできたことで安心して導入に踏み切れたこと、そのお陰で導入後も期待通りのパフォーマンスを発揮していると言います。
現場の声・成果「おしやれなラベルデザインが評価され、様々なコラボレーションが実現」
写真上段:“都営新宿線”とのコラボビール小さいロゴも高精細印字/写真下段:地元のおにきリ屋「ぼんご」とのコラボビール
Pro1040を導入したことで、課題となっていた結露発生時の問題は一切発生することが無くなりラベル品質の向上をもたらしました。
人の目に触れる機会が増えたことで、コラボ商品の依頼も舞い込むようになりました。都営交通とコラボした時は、ラベルに都営線沿線の名所や車両のデザイン、都営線のロゴなどをあしらったラベルを作成しました。またアニメイトとコラボした時は、主に女性消費者に向けてアニメのキャラクターをデザインしたラベルを作成しました。デジタル印刷の大きな特長として、1枚から気軽にテスト印刷することができるため、コラボ先の企業には、デザインをデータだけではなく実際に印刷したラベルで確認してもらうこともできます。
こうして様々なコラボレーションが実現する中で、スモークビアファクトリーでは、商品ごとにこだわり抜いたラベルをデザイン・印刷。その度にPro1040が重要な役割を果たしています。山崎氏も「こだわりのラベルは印字品質、発色ともにどのコラボ先からも好評で、さらに新たなコラボを呼び込んでいる」と語ります。
コストダウン、作業時間の短縮にも一役買うPro1040
発色の良さ、耐水性に注目し導入したPro1040でしたが、それ以外にも導入の利点があったと言います。まずはコスト面における変化です。「ラベル製作を内製化したことによりランニングコストを抑えることができました。」と山崎氏は語ります。これは消耗品のコストが下がっただけではなく、余分な枚数を発注することが無くなったことも要因となりました。また、外注時は台紙に面付されたラベルで納品されていたのに対し、Pro1040では出力されたラベルをロールで巻き取る事ができるようになりました。そのため、ラベラーにロール紙をセットして自動で貼付けすることが可能となり、作業時間の大幅な短縮につながったと言います。また、賞味期限の印字も改善ポイントの一つです。外注時は印刷されたラベルの空欄にスタンプを押して対応していましたが、Pro1040で内製化した結果、賞味期限を必要なタイミングでタイムリーに印字できるようになりました。これにより、ラベル作成と貼付けの効率が格段に向上しています。
簡単な使用方法、そして充実したサポート体制
導入後の印刷設定や日々のメンテナンスについて、山崎氏は次のように語ります。「設定がうまくいかないときもありましたが、OKIの丁寧なサポートで解決できました。また、トナーの交換や清掃・メンテナンスも、OKIのWEBサイトで公開されている解説動画を参考にすれば迷わず対応できます。」これらのサポートにより、ラベルプリンターの扱いが初めての状態からでも運用を安定させることができました。山崎氏は、現在新設を進めている第四醸造所でもPro1040の購入を検討していると言います。
スモークビアファクトリーではクラフトビールの世界大会参加やコラボなど、多くのお客様に知っていただくための機会を増やしています。その結果、世界大会では2020年、2022年、2023年、2024年で賞を受賞。そして、コラボや毎月生み出されるビールで、お客様の期待に応え続けています。
 
OKIのPro1040は、ユーザーの挑戦を形にする唯一無二のプリンターとして、スモークビアファクトリーのクラフトビールづくりを支えています。
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