導入事例

株式会社 Lake Toya Beer様

導入事例の記載内容は取材当時(2025年1月)のものです。


ご当地クラフトビールの顔となるラベル PLAVI Pro330Sで、擦れへの強さと美しい発色を両立した高品位なラベル作成を実現
株式会社 Lake Toya Beer

Lake Toya Beerでは「楽しいビール、癒しのビール。」をコンセプトに、地元洞爺湖周辺の素材を使用するなど地域を感じることのできるクラフトビールを目指し、醸造・販売を行っています。定番ビール4種の他に、限定ビールやOEMビールを年間10~20種類作っており、近隣の道の駅やコンビニエンスストアで販売しています。これらのビールはラベルから味が想像できるように、味ごとに異なる色を使用したカラフルなラベルデザインにこだわっています。そんなラベルを自社で印刷しているLake Toya Beerは業務効率や印字品質の向上を図るべくOKIのカラーLEDプリンターPLAVI Pro330Sを導入しました。


■本事例のリーフレット

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Lake Toya Beer
 
 
所在地:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉4-16
設立:2022年3月11日
URL:https://www.lake-toya-beer.com/(外部サイトへ移動します)
【概要】○課題(Pro330S導入前:・ビ-ル瓶を箱詰めする際に、擦れてラベルのインクが剥がれてしまう。・インク剥がれ防止・耐水性強化のため、ラミネ-ト加工に作業工数がかかる。・ラベル代・インク代・メンテナンスボックス費用等ランニングコストが高い。・印字した色がぼやけていて、本来のイメージする色と異なる。)○成果(Pro330S導入後:・ラミネート無しでも色が剥がれることが無くなり、印字品質が保てるようになった。・ラミネ-ト加工が不要になり、ラベル作成にかかる工 数が1/2以下、ラミネート代も不要になった。・専用紙が不要で、クリーニングによるインクの消費もなくなりランニングコストが1/2以下になった。・発色が良く、本来イメージする色が出るようになり、お店に陳列していても目立つようになった。)
導入モデル カラーLEDプリンター PLAVI Pro330S
課題・背景「インクジェットプリンターで印刷したラベルの擦過性に悩み、トナー方式のラベルプリンター導入を検討」
代表取締役 三浦芳裕 氏
お土産用など地元の道の駅やコンビニで陳列されている商品は、デザインに惹かれて購入される「ジャケ買い」も多く、商品の味はもちろん、ラベルも購買動機として大きな役目を担っています。
当初、Lake Toya Beerではこのラベルを印刷するのに、インクジェットのラベルプリンターを導入していましたが、いくつか問題を抱えていました。その問題点について代表の三浦氏はこう語ります。
「箱詰めをする際にラベルのインク剥がれが頻発していました。しかし、使用していた用紙がインクジェットプリンターの推奨用紙だったので、それ以上の改善が見込めませんでした。」そこで三浦氏は、ラベルの上からラミネート加工をすることにより改善を図りましたが、その分コストや作業時間が余分に掛かってしまったと言います。
導入のポイント「耐擦過性に優れた、手にしやすい価格のカラーLEDプリンターとの出会い」
デスクに設置されたPLAVI Pro330S
OKIのカラーLEDプリンターを導入するきっかけとなったのは、三浦氏のビール造りの師であり同じく道内でクラフトビール製造を手掛ける澄川麦酒からの紹介でした。澄川麦酒では、ラベル印刷にOKIのカラーLEDラベルプリンターPLAVI Pro1040を使用しており、三浦氏はトナー方式が耐水性や印字品質に優れていることを聞いていました。一番の課題であった擦過性は、デモ用の機械で事前に検証した上で、価格帯・サイズ感を検討した結果、事務所にも置きやすいコンパクトなPro330Sの導入を心に決めたと言います。そして、最終的な導入の一押しとなったのは、既存のプリンターと比べたランニングコストの安さです。
 
「導入前にOKIで1枚あたりのランニングコストを算出してもらいました。用紙・消耗品を含めたコストが、インクジェットプリンター使用時の半分になることを知って導入を決めました。」と語ります。インクジェットプリンターを使用していた時には、用紙、インク代などの消耗品をあわせてラベル1枚あたりのコストが40円※¹を超えており、ラミネートの費用を含めるとそれ以上でした。Pro330Sではラベル1枚あたりのコストは用紙、トナー代などの消耗品をあわせて15円〜20円※²となり、1/2以下のコストダウンにつながりました。

※1 ※2 使用する媒体の種類・サイズ・デザインによって異なります。

現場の声・成果「課題だった擦過性の改善、そして発色が良く目立つ商品に」
ラベルの画像
箱詰めの際にラベルのインクが剥がれてしまう問題を抱えていたLake Toya Beerですが、高い耐擦過性を特長とするトナー方式のPro330Sを導入したことで、色が剥がれることがなくなりました。
さらに、従来のラミネート加工がなくなった分、作業時間を大幅に削減することができました。ビール1ケース分(50瓶分)のラベルを貼るのに、インクジェットプリンターでは<印刷、ラミネート、貼り付け>を行って1時間程度だった作業時間に対し、Pro330Sは<印刷、貼り付け>で30分程度まで作業時間を低減できたのです。
 
「印刷自体の時間も少し減った気がします。」と三浦氏。さらに同氏はこのように語ります。「インクジェットプリンターはセットできるラベルの巻き数が少なかったので、週に400枚のラベルを印刷するのに1-2回用紙の交換が必要でした。しかし、Pro330Sにしてからは巻き数が多いラベルをセットできるようになったことで、用紙の交換が3週間に1回程度に減り、作業時間の削減につながりました。さらに、ごみの廃棄が減ったことも嬉しい効果です。」
改善されたのはランニングコスト、作業時間の低減だけではありませんでした。Pro330Sの印字品質について、三浦氏が導入してから耳に届いた声を教えてくれました。クラフトビールを卸している酒屋からは「ラベルの発色が良くなり、商品を陳列していて目立つようになリました」と、ラベルのデザインを考案したデザイナーからも「印字品質が上がり、本来の自分のデザインのイメージに近づいた」と評価していただいています。トナーが持つ独特な光沢も、お客さんの目を引くのに一役買っていると三浦氏は語ります。
使って安心のシンプル構造でメンテナンスも楽に
さらにOKIが得意とするシンプル構造について、メンテナンスがとても楽になったこと、そして不具合が発生した時の対応の手軽さも大きなポイントだといいます。ラベルプリントに特化したPLAVIシリーズでありながらそのシンプルな構造について、「トナー等の消耗品交換もユニットの交換だけで済むのが楽ですし、紙詰まりなどの問題が起きた時も原因究明が自分でできるのが良いです。」と三浦氏は語ります。
多品種小口ットに最適で、小回りの利くコンパクトな一台
期間限定ビールとOEMビールの写真
Lake Toya Beerでは常時販売している定番ビールのほかに限定ビールやOEM生産の製品などもあります。これらの製品に貼るラベルは定番ビールに比べて小ロットでの印刷になりますが、このような時に1枚から気軽に印刷ができるPro330Sが活躍します。「以前(OEMの例として)ホテルのイベント用にオリジナルのビールを出すということで、デザイナーさんもデザインや色味にこだわっていました。そこで実際にプリンターをホテルに持って行って、デザイナーが色調整をしながら進めたことがあります。持ち運んで印刷するのにサイズや重さも良いです。」といいます。様々な現場に適応する用紙対応力、納得の発色を実現するプロ仕様にも関わらず、導入しやすいイニシャルコストとランニングコスト、そしてメンテナンスのしやすさ。
素材や味にこだわり、気持ちを込めて作ったクラフトビールの「顔」にPro330Sが貢献します。
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