東京一極集中が進み、地方は人口減少が深刻な問題となっています。人口減少が進めば、街から仕事がなくなり、仕事のない街はさらなる人口減少を招くという悪循環に……。
そうした問題を解消しようと、地域の魅力を自分たちの手で発信し、人を集めようとする企業が増えてきています。静岡県浜松市にある、はままつ地ビールレストラン「マイン・シュロス」も、その一つです。
レストラン内に醸造施設(浜松アクトビールコーポレーション)を構え、1997年のオープン以来、新鮮なビールを提供し続けてきたマイン・シュロスでは、これまで地ビールの外販を一切行っていませんでした。
しかし、オープンから23年目を迎えた2019年、新たな挑戦に踏み切ります。瓶ビール製造のプロジェクトを立ち上げ、同年11月から「HAMAMATSU BEER はままつビール」の販売を開始。その中心役を担ったのが、マイン・シュロス支配人の宮津義之さんです。
「浜松にはいいものがたくさんある。当社のビールを通して、より多くの人に浜松の魅力を知っていただきたいのです」と、宮津さんは語ります。
「HAMAMATSU BEER はままつビール」ができるまでの物語と、OKIデータのラベルプリンターが果たした役割、地元愛を基盤としたマイン・シュロスの取り組みについて、宮津さんに伺いました。