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Invito Designs様

導入事例の記載内容は取材当時(2014年8月)のものです。


VINCI C941dnの白版印刷によってクリエイティブの幅が大きく広がった。

紙媒体(ペーパーアイテム)を専門とし、デザイン提案からアートディレクション、製作までのデザイン業務全般を手掛けるInvito Designs。中でもこれまでの日本にはなかった、オリジナリティーあふれるペーパーアイテムは好評を博し、多数の有名人・著名人の結婚式や企業イベントでも採用されている。
同社では結婚式で使う席次表やメニューなどを制作するプリンターとして白版印刷が可能なMICROLINE VINCI C941dnを導入した。代表のジョー・マスザワ氏は、その多彩な用紙への対応と表現力を高く評価している。

写真:Invito Designs
代表 兼 アートディレクター
ジョー・マスザワ氏

評価のポイント 様々なファンシーペーパーへの高精細印刷は高品位のペーパーアイテム制作に不可欠。白版印刷で、招待状やカード用紙の色の多様化を実現。高い信頼性と高速印刷が短納期の制作業務を強力にサポート。

厚くて質感の高いファンシーペーパーに印刷できるのはMICROLINEだけ

nvito Designsが手掛けるペーパーアイテムはオリジナリティーあふれるアイテムが多い。
結婚招待状、席次表、メニュー、席札など、オリジナリティー溢れるウェディング用ペーパーアイテムをデザインするジョー・マスザワ氏。数多くの著名人や有名人などを始め、思い出深い結婚式を挙げたいというカップルのために、こだわりのペーパーアイテムのデザインを手がけてきた。
「アメリカでは結婚式の招待状はみんな個性があって、どれひとつとっても同じものはありません。しかし12年ほど前、仕事で日本に赴任してきた時に、立て続けに3組の結婚招待状をもらったのですが、みんな判で押したように白い紙に同じ書体の画一的なデザインだったのに驚きました。そこで、日本での起業を決意した時、今までにないオリジナリティーあふれる結婚招待状づくりをビジネスにしようと考えました」とマスザワ氏は語る。
VINCI C941dnの白版印刷によってクリエイティブの幅が大きく広がった。
ウェディング用のペーパーアイテムは、招待状に始まり、招待状を入れる封筒、結婚式場で使われる席次表や席札、披露宴のメニューなどがある。ほとんどの式場ではこれらの用紙は決まっており、席次表などは薄手の紙にインクジェットプリンターで印刷されているものがほとんどだという。しかしマスザワ氏はこれらのペーパーアイテムの用紙に徹底的にこだわり、主に風合いの良いイタリア製の洋紙を使っている。
時間的に余裕がある招待状は東南アジアの提携する印刷工場に委託しているが、宛名書きの必要な封筒や、式直前まで変更がある席次表や席札、メニューなどは、プリンターで印刷する必要がある。そこで、マスザワ氏は事業を始める際に、常用する250~300g/m2のファンシーペーパーを印刷できるプリンターを探し求めて、サンプルの用紙を持ってプリンター各社のショールームを回ったという。しかし、どこに行っても「厚手の紙の印刷は対応していない」と門前払い。最後にたどり着いたOKIデータのショールームでサンプル印刷を依頼したところ、快く持参した用紙に印刷してもらえた。その高画質に印刷されたサンプルを見て、「MICROLINE9600PS(以下9600PS)」の導入を即決したという。

白版印刷によって広がったクリエイティブの幅

導入以来9600PSはマスザワ氏のクリエティブワークをしっかりと支え、数多くのペーパーアイテムを出力してきた。特に厚紙を印刷しても紙詰まりを起こさず、ローラーの跡や傷などを残さない「シングルパス」はマスザワ氏が一番こだわる「上質な用紙に美しく印刷したい」というニーズを十分なまでに満たすものだった。
その後、9600PS導入から4年が経過し、マスザワ氏は次のプリンターの導入の検討を始めた。そこで、かねてから着目していた9600PSの当時の後継機種にあたるMICROLINE 910PSをショールームに見に行ったところ、新商品として発表されていた9600PS同様の「シングルパス」機構をもち、さらに白版印刷に対応した「MICROLINEVINCI C941dn(以下VINCI C941dn)」を紹介された。
「これまで、プリンターで印刷する招待状を送る封筒の宛名や席次表など、印刷する文字色との関係で、用紙の色に制約がありました。しかしVINCI C941dnなら白文字を印刷できるので、今までお客さまからのご要望があってもお断りしていた黒や赤地などの濃い色の用紙を使うことができるようになりました、白版印刷によってクリエイティブの幅が大きく広がったと言っても過言ではありません」。

高速プリントが生み出す作業時間のゆとり

VINCI C941dn導入後、実際の業務に使ってみて効果を実感したのはフルカラー毎分50ページの高速プリントだった。「9600PSの時は、PCから出力をかけてから、用紙をセットして、自分の席に戻って一息つくぐらいの時間がありました。しかしVI NCI C941dnを使い始めてからは、席に戻ろうとしたら出力が始まっていて一息つく時間もなくなってしまいました(笑)」と語るのはスタッフの井上氏。プリント時間の短縮により、短納期の席次表や席札、メニューは印刷後に折りの加工があったり、封筒に入れたりという作業があるので、それらの作業にもゆとりが持てるようになったと評価している。

頼れるVINCIは私の心強い「パートナー」

マスザワ氏の徹底的にこだわった様々な 用紙にもVINCIC941dnは対応可能。

マスザワ氏がもう一つ高く評価しているのが5年間無償保証プラス。「席次表や席札などは週末に行われる結婚式のギリギリまで変更が入り、校了は式の2日前の木曜日、時には金曜日の午前中ということもあります。そんな時にもしプリンターが故障して使えなくなったら、お客さまに多大なご迷惑をお掛けしてしまう。だから当日修理に来てくれる5年間無償保証プラスはわが社にとって欠かせないものです」。
「MICROLINEは『Work Horse』、日本語で言うと、『馬車馬のごとく働いてくれる』プリンター。非常に信頼性が高く、故障しにくい。トラブルがあってもOKIデータさんのサービス担当の方は非常に丁寧で迅速に対応してくださり、その場で修理していただけるのは本当に助かります。また保守もし易いので、一度サービス担当の方に対応方法を教えてもらうと、ちょっとしたことなら次から自分で対応できるようになります。ですからトータルの信頼感は非常に高いですね」。

「今やVINCI C941dnがなければ仕事は回りません。VINCI C941dnはわが社の「Heart(心臓)」です」と英語交じりに語るマスザワ氏。「今後、これまでの枠を超えたデザインのウェディングペーパーアイテムは確実に増えていくでしょう。お客様の夢とデザイナーの理想を実現するパートナーとして、高くて多彩な表現力を持つVINCIを選ぶデザイナーはますます増えていくと思います」。インヴィートデザインズはVINCIC941dnという頼れるパートナーとともに、これからもカップルの祝福の場に印象深い思い出を演出していくだろう。

Corporate profile

米ロサンゼルス出身のジョー・マスザワ氏が代表を務めるペーパーアイテム(紙媒体)専門のデザインプロダクション。その仕事はデザイン提案からアートディレクション、製作までのデザイン業務全般にわたる。特に、日本では実用的な役割しか持たされていなかった「招待状」を、贅沢で個性あふれるオーダーメイドの「デザイナーズカード」として提案。その評価は高く、数多く著名人・有名人や高級ブランド、ホテルのペーパーアイテムの制作も手がけている。

http://www.invitodesigns.com/ External link

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