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株式会社サンリオ様

導入事例の記載内容は取材当時(2014年2月)のものです。


美しさ、スピード、そして”白引き印刷”が欠かせない製品サンプル制作。「VINCI は私たちの仕事に不可欠です」
左、株式会社サンリオ商品企画部 チーフクリエイター 細田華澄氏。右、株式会社サンリオ 商品企画部 チーフクリエイター 双田朋子氏。

キャラクターを用いたギフト商品やグリーティングカードの企画・販売、テーマパーク運営など、「心を贈り、心を伝える」ソーシャル・コミュニケーション・ビジネスを幅広く展開している株式会社サンリオ。同社の商品企画部では、5色印刷に対応したOKIのフラッグシップカラーLEDプリンター「MICROLINE VINCI C941dn」を発売開始と同時に導入。すでに日々の業務に不可欠なものとなっている。なぜこのプリンターが必要で、導入により新たにどのような効果を生み出しているのか?同部チーフクリエイターの細田華澄氏と、双田朋子氏の2人に聞いた。

製品サンプル作成は内製化。だから透明フィルムに白引き印刷できることが不可欠高速プリントで業務効率アップ。多アイテムの出力にも柔軟に対応高い表現力によりサンプル品質が向上。営業活動にも好影響

フィルムに“白”をプリントできるプリンターが不可欠

本社オフィスに設置された「VINCI C941dn」。主に展示会、商談、営業活動などに使うサンプル商品の制作に活用されている。
ハローキティ、シナモロール...。サンリオは、時代を超えて愛されるキャラクターを、次々と生み出し続けている。東京・大崎にある同社の本社オフィスで、「MICROLINE VINCI C941dn(以下、VINCI C941dn)」をいち早く導入したのが、それらのキャラクターを使ったソーシャル・コミュニケーション・ギフト商品の企画・制作を行う商品企画部だ。
同部では「VINCI C941dn」を、主に展示会や商談会に出展したり、営業活動に用いたりするサンプル商品の制作に活用している。その必要性を、細田氏は以下のように説明する。

「サンプルを作るにあたり、透明フィルムに白を置いてからプリントする、いわゆる“白引き印刷”を行いますが、フィルムのプリントを外注に出すとコストがかさむし、何より日数がかかる。展示会の前日になってようやくデザインが上がってくることも珍しくないので、自社内でプリントできることが必須。“白”がプリントできる『VINCI C941dn』は、私たちの仕事に不可欠なんです」
このため同部では、従来から同じく白の印刷が可能なOKIのA3ノビに対応したマイクロドライフルカラープリンター「MICROLINE 7050C」を活用していた。
7050C導入前は、フィルムに白引き印刷ができないため、修正液を塗るなどして対応していたというから、その必要性が理解できる。ところが7050Cは2004年に製造終了。インクなどの消耗品も2012年に販売終了となり、ストックが尽きそうになっていた。

「同じように白引き印刷が可能なプリンターを探していましたが見つからない状態でした。また、部内の個人用パソコンは、全て最新のMac OS Xに入れ替え済みで、7050Cを使うためだけに1台、OS 9のパソコンを残していたのですが、1人ずつしか作業ができないので時には順番待ちも起きていました」と同部の双田氏も苦労を語る。
だからこそ同部では、「VINCI C941dn」の発売を心待ちにしていた。「欧州ではすでに発売されていると聞いていて、早く日本でも出ないかと。2013年11月の国内発売開始とほぼ同時に飛びつきましたね」と細田氏は振り返る。と細田氏も笑顔を見せる。

プリントの速さ、美しさに大満足。営業活動にも好影響

「VINCI C941dn」によって制作されたサンプル商品。

それでは「VINCI C941dn」を導入し、どのような感想を抱いているのか? まず驚いたのがプリントの圧倒的な速さだ。「VINCI C941dn」では、5色を一度の工程でプリントする独自の「シングルパス」を採用することで高速プリントを実現している。「展示会や受注会の前など、少ない時間でサンプルを大量に印刷しなければいけないので本当に助かります。またプリント速度が速いのに動作音が静かなのもうれしいですね。オフィス環境の向上にもつながっています」と双田氏は満足気だ。

また、「VINCI C941dn」の画質に対する評価も高い。「仕上がりが格段に美しいです。色ズレもないですし、画像も高精細で色再現性も高い。だから営業スタッフも、お客様にサンプルを見せながら商品の説明がしやすいですし、お客様も実際の製品をよりイメージしやすい。営業活動にも好影響が出ています」と細田氏も笑顔を見せる。

多アイテム化するギフト市場にもマッチ

サンリオでは今年2月にも展示会を開催したが、その際も「VINCI C941dn」が大活躍したそうだ。
「現在の市場ニーズに合わせ、20代~30代の女性をターゲットにした新商品の企画・開発に力を入れていて、オフィスでちょっとしたお礼に渡せるような袋入りプチギフトを82アイテム一気にラインアップします。サンプル準備には、多アイテムの出力にも柔軟に対応できるVINCIが大活躍でした」と細田氏は喜ぶ。

今後もギフト市場では多アイテムのパッケージデザインが増えていくことが想定される。そのデザイン現場では、VINCIのニーズはますます高まっていくはずだ。

2月4~7日に開催されたSANRIO EXPO 2014の様子。SANRIO EXPO 2014ではプチギフトのサンプル商品が壁一面に展示された。

デザイナーにやさしい独自機能も充実

製品サンプルのデザイン作業風景。「オーバープリントプレビュー」機能で白引きが正しく行われているかパソコン上で確認できる。

使ってみて便利さを実感した機能もある。その1つがイラストレーターの機能の一つである「オーバープリントプレビュー」。白引きが正しく行えているかをパソコン画面で確認できる機能だ。「プリントする前にミスを発見できるので、データの正確性が上がりました」と双田氏。また、はトナー残量がひと目で分かるよう表示されるので、突然インクが切れてフィルムをムダにすることもない点も気に入っているそうだ。

さらにもう1つ評価が高いのが、OKIならではの「5年間無償保証プラス」。「できる限り長く使いたいと思っているので、5年間は無償で修理対応してくれるのは本当に安心です」と細田氏は言う。同社では今後、グリーティングカードなどを作成するカード企画部でも導入検討の前に使用してみたいとの要望が上がっている。これまでになかった斬新な商品を次々と世に送り出していく上で、「VINCI C941dn」はさらに重要な存在となりそうだ。

Corporate profile

Sanrio

株式会社サンリオ様

1960年創業。「Small Gift Big Smile」を企業理念に、「ハローキティ」をはじめとする自社開発のオリジナルキャラクターを用いたソーシャル・コミュニケーション・ギフト商品やグリーティングカードの企画・販売のほか、「サンリオピューロランド」などのテーマパーク事業、出版・音楽・テーマ事業なども展開。オリジナルキャラクターの数は400種類を超える。近年は国内外の企業とのコラボレーションにより、キャラクターの海外展開も積極的に推進している。

http://www.sanrio.co.jp External link

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