慢性的な人手不足問題解決の見通しが立たない小売業において、ありとあらゆる業務に対して技術やツールを活用することは必須と言えるだろう。無人化店舗、キャッシュレス、AIなどのフューチャーストア的なアプローチもある一方で、既存の業務スタイルは大きく変えずに効率化・コスト削減をする、手堅い対策の重要性も忘れてはならない。
そんな中、「7年間無償サービス」という独自の特長を持つプリンター「COREFIDO EX」モデルに注目。小売業の印刷業務がどう改善出来るかという観点からレビューを行う。
業界メディアが徹底評価!COREFIDO EXレポ
社内で使用する書類はもちろん、POPやプライスカード、業態によっては調剤用の薬袋、最近ではエコや作業効率化の面から簡易包装化が進むギフト向けの短冊のし紙などの利用が増えており、ペーパーレス化が進む時代と言いつつも、小売業では紙を出力し使用する機会はまだまだ多い。その一方で、ラミネート加工をしたり、短冊サイズの用紙に印刷するなど、特殊な環境や行程が必要となる。
「COREFIDO EX」モデルのプリンターの場合、それらの印刷が1台で可能となっている。用紙サイズは幅55~297mm、長さ90~1321mmまで対応しており、POPでよく使うB8サイズからポスターなどに使用する長尺まで印刷出来る。また、普通紙のみならず、厚紙をはじめ、耐水紙や薬袋の印刷も出来る。同社のWebサイトにて設定の解説があり、それに従えば問題なく印刷可能だ。
つまり、外部への発注や内部制作の手間・工数共に削減でき、またオンデマンドで必要な数だけを簡単に作成可能なので、全店共通の印刷物はもちろん、個店の持つアイデアを即座に実現出来る点も大きなメリットであるだろう。
永遠の課題である小売業の人手不足。それは裏を返すと、一人あたりの業務カバー範囲が増える、ということだ。それらの対応策の一つとして、作業の専門性を下げることは重要だろう。そのためには、いつも使っているもので、いつもと同じような業務が出来るというのは非常に大きい。つまり、長期間一つの機器で印刷業務がカバー出来るこの同製品は費用や効率面だけではなく、使い手にとっても易しい、まさに手堅い人材不足対策となるプリンターなのだ。