OKIは「防災DX」の実現に向け、電源・配線不要で昼夜を問わずリモート撮影ができる「ゼロエナジー高感度カメラ」と、インフラ保全業務をサポートするクラウド型のインフラモニタリングサービス「monifi(モニフィ)」の販売を開始しましたので、ご紹介します。
記者の記念撮影に応じる
取締役専務執行役員の坪井正志
ゼロエナジー高感度カメラについて説明する
IoTプラットフォーム事業部長の西田慎一郎
橋りょうなど老朽化が進むインフラ構造物、河川氾濫や土砂災害などの状況を、昼夜を問わず監視することが可能です。
主な特長をご紹介します。
夜間の低照度環境においてもクリアな画像を撮影できます。高度なスリープ制御に対応したカメラモジュールをOKI独自で開発し、搭載しています。
920MHzマルチホップ無線によるセンサー連携、4Gによるクラウド連携に対応。高度なスリープ制御とデータ送信間隔のインテリジェントな制御による省電力化で、連続不日照9日間の動作を実現し、日照の少ない地域でも利用できます。
傾きや水位の異常を検知し、カメラの撮影頻度を自動で変更します。撮影間隔は通常モードで30分、警戒モードで5分です。災害やインフラの変状の発生時に、変化する現場の状況を逃さず撮影できます。
OKI独自の効率的の充電技術を開発し、搭載しています。曇天の少ない日照でも効率よく充電し、従来よりも充電量が向上しました。
屋外の現場において高い信頼性で運用が可能です。雨天時のセルフクリーニング(水滴、汚れ対策)により、画質の劣化を防止します。
「ゼロエナジー高感度カメラ」5つの特長
monifiについて説明する
社会インフラソリューション事業部長の大塚竜治
高度経済成長期以降に建設され、築50年を経過するインフラが増加し、2031年には全体の57%を占めると予測されています。また、近年の激甚化する豪雨など自然災害に対し、リアルタイムな異常検知を実施し、インフラが安全に利用できるか判断することが求められています。
「monifi」は、インフラなどに設置された多種多様なセンサーから取得した情報から、実装するモニタリング手法により、インフラの状態を簡単に「見える化」するクラウドサービスです。
「monifi」の構成
主な特長をご紹介します。
センサー情報の収集だけでなく、モニタリング基準(※4)に基づいた各種のモニタリング手法をご提供します。1台のセンサーからモニタリングが可能です。
多数のセンサーを接続でき、局所的モニタリングから大規模な防災DXまで対応可能です。OKI製のセンサー機器のほか「MQTT(※5)」に対応する他社製のセンサー機器も接続できます。また、センサー計測値を分析する手法はアドオンで拡張が可能です。
表やグラフ形式に加え、GISや図面重畳など、モニタリング状況を表示する画面を利用者ごとにカスタマイズできます。利用者の視認性を高め、インフラの状況を多面的に把握することが可能です。指定したメールアドレスへ通知し、センサー情報やモニタリング結果を関係者で共有できます。
OKIは、インフラ構造物の計測情報や視覚情報、各情報の分析や関係者との共有により「防災DX」を実現し、「老朽化対策」や「自然災害対策」の一層の高度化、効率化に取り組みます。ご興味のある方は、ぜひご相談ください。