取り組み
モノづくり基盤強化
製造プラットフォーマーを目指す
製造プラットフォーマーを目指すモノづくり基盤強化
OKIグループはさまざまな形態の工場を国内・海外に有しています。各工場はそれぞれの特色を持っていますが、全体を「バーチャル One Factory」として、製造プラットフォーマーを目指しています。この要件として三つの柱(コンセプト)を掲げています。
- ポタービリティ(生産移行性)
工場間の生産移行をしやすくすることにより、その結果、生産平準化、最適化を行います。OKI全体で生産移行を進めています。 - スマート工場
工場のスマート化は最重要事項とOKIは考えます。これを個々の工場で個別に進めるのではなく、共通化を図り、効率を高めていきます。 - システム統合
バーチャル One Factoryとするためには、システム統合は不可欠です。生産とハード設計は一体であり、ハード設計基盤の共通化も重要なテーマと考えています。
スマート工場
スマート工場とは、製造機械や生産ラインなどをネットワークで接続し、生産性の向上、情報管理の効率化、品質管理の向上が実現している工場を意味します。OKIは完全自動化ではない、高度技能者がロボットを先導して協働するラインの構築を進めています。またIoTを活用した生産/品質実績をサーバーに収集・蓄積し、MES(※)と連動することによる工程の見える化や、AIによる検査の効率化・自動化も実現しています。これらにより、変種変量に対応する柔軟な生産体制を構築しています。
- ※MES(Manufacturing Execution System):製造実効システム
DX戦略のフラグシップファクトリー「本庄工場H1棟」
OKIはH1棟において製造業のDXを実現するソリューションコンセプト「Manufacturing DX」を実践してモノづくり基盤の強化をはかるとともに、ここで実証された技術、プロセス、ノウハウを「外部化」し、製品、ソリューション、さらには「モノづくり総合サービス(EMS/DMS)」としてお客様に提供することで、お客様の製造部門などにおけるDXを支援していきます。
環境とつながる
環境負荷低減・温暖化防止の分野での最先端の工場として、再生可能エネルギーを積極活用し、年間エネルギー収支ゼロを目標に「ZEB」から「ZEF」そしてカーボンゼロ工場の実現を目指しています。
人・地域とつながる
持続可能な社会の実現に向け、建物内外に地産材(木材・レンガ等)を活用し、使用した木材は、植林を通し地域循環を実現する、ステークホルダーの誇りとなる工場を目指しています。
経営とつながる
精密電子機器から大規模システムまで顧客ニーズの変化や技術の進化に応えるフレキシブルな生産エリアと共に、自然災害に強い工場を実現しています。
大規模生産施設として国内初の『ZEB』認定工場「本庄工場H1棟」竣工