OKIは、2023年2月2日~3日に神奈川県・パシフィコ横浜で開催された「震災対策技術展」に出展しました。本技術展は地震・水害・土砂災害のような災害全般を意識したテーマとなっており、中央省庁・地方自治体をはじめ、交通、ライフライン、施設・建物の管理に関わるお客様が来場されました。OKIブース「街を守るDX!Smart Cityと防災」でご覧いただいた内容をご紹介します。
山地に囲まれ、美しい自然を有する日本は、激甚化する豪雨や河川氾濫の多発や、直下型地震の危険度の高まりなど、厳しい自然条件に囲まれる災害大国でもあります。その対策のため地域に適合しつつ、世界最高レベルとなる防災・減災への取り組みが不可欠です。今年は関東大震災(1923年)の発生から100年目となる節目の一年であり、震災への備えが改めて意識される年でもあります。
そのようななかパシフィコ横浜で開催された「震災対策技術展」において、50年以上にわたり防災ソリューションを提供し続けてきたOKIもブースをご用意し、お客様の防災・減災を支援する「防災DX」の最新ソリューションをご紹介しました。
Smart Cityの実現に求められることは何か?本技術展でご紹介したOKIのソリューションが、防災の現場でどのように活かされるのかを冊子にまとめ、会場で配布しました。ぜひご覧ください。
OKIブースでは、水害対策・災害対策にご活用いただける防災ソリューションを、動画やデモンストレーションを交えてご紹介しました。
さまざまな情報収集を行うインターフェイス機能を備え、地域状況の見える化を実現するシステムです。地区別の情報整理ロジックを追加した事前防災行動計画、災害対応内容記録、避難発令判断支援機能を提供し、さらなる高度な防災マネジメントを実現します。加えて、発災後の物資、避難所情報管理機能や住民などへの複数通知機能を提供し、効果的な応急対応を実現します。
多種多様なセンサーで取得したインフラ構造物の振動や河川の水位など、現場の情報を収集・分析することにより、インフラの劣化進行や災害状況を予測し、最適な予防保全を可能にします。「ゼロエナジー高感度カメラ」と連携させることで、広範囲でのインフラの巡回点検の自動化、遠隔地からの災害現場の目視確認など、総合的な防災DXが実現できます。
OKIが通信市場で長年取り組んできた高速光通信技術を活かした独自の技術「SDH-BOTDR方式」を採用。長距離・広範囲で温度・歪みを分布的かつリアルタイムに測定することで、橋梁や道路などのインフラ健全度監視、製造ラインや工場内の温度監視などに代表される活用シーンにおいて、数々の社会課題の解決に貢献します。
橋りょうや斜面、鉄塔などのインフラ構造物や、その現場の状況を遠隔から監視できるインフラモニタリングの技術により、維持管理や災害対応の業務を支援します。設置が容易な無線加速度センサーユニットと、ソーラー発電駆動のため外部電源が不要で、SmartHopとLTEに対応した通信配線も不要なIoTゲートウェイで構成されます。夜間などでも照明を用いず鮮明に撮影ができる、高感度カメラ付もご用意しています。
本技術展には2日間で約10,000名のお客様が来場され、震災・防災に対する関心度の高さが感じられました。OKIブースにも多くのお客様にお立ち寄りいただき、お礼申し上げます。