SmartHop MHシリーズ
電波到達性の高い920MHz帯無線により、センサーネットワークをフレキシブルに構築できます。有線センサーネットワークの全て/一部をそのまま無線化できる無線ユニットと、さまざまな種類・ベンダーのセンサーや機器に組み込みが可能な無線通信モジュールの2タイプをご用意しています。
MHシリーズの3つの特長
つながりやすい920MHz帯
920MHz帯(※1)は、従来の免許不要な無線周波数(2.4GHz/430MHz)と比べて、つながりやすい周波数帯です。
- OKIの無線ユニットは、見通しで1km(※2)の通信ができます。
- 建物内でも、複数のフロアをカバーしたネットワークを構築できます。
- 送信の占有回避、データの衝突回避の仕組みが制度上で定めらており、近接したネットワークからの影響を低減できます。
- ※1 920MHz帯
日本では915.9~929.7MHzを使用する周波数帯であり、センサーネットワークで主に使われている2.4GHz帯と比較して電波到達性が高いことから、海外でも同様の周波数帯がスマートメーターなどに広く利用されています。遠くまで届くだけでなく、障害物があっても回り込んで届くため、工場や病院など障害物の多い場所や、屋外での利用に向いています。日本では、2008年に制度化された950MHz帯が利用されてきましたが、920MHz帯への周波数移行で、米国やアジアと同じ周波数帯を利用できることになり、国際協調による市場の活性化が期待できます。920MHz帯は2011年12月14日に電波法が改正され一部のチャネルが利用可能であり、2012年7月25日に全てのチャネルが利用できるようになりました。この電波法改正では送信出力も見直され、従来の10mWから、20mW(免許不要の特定小電力無線局)や250mW(簡易無線局)の利用が可能となりました。
- ※2 アンテナを地上高2mに設置した場合の当社試験結果です。電波環境により通信距離は変わります。
無線通信の信頼性を向上
OKIの無線ユニットは、従来の無線機器と比べて通信の信頼性を向上させる仕組みによって、データのロス率を大幅に低減しています。
- 無線通信の品質を向上させるために、複数の通信経路を構成できるマルチホップ技術を採用しています。
- 各無線ユニット間の通信品質により自動的に最適な通信経路を選択します。
- 電波状態の悪化などにより、一時的に無線通信ができなくなった場合には、他の通信経路からの通信ができます。
設置・運用を容易にする機能が充実
- 現場での電波環境調査に必要な測定機能を本体に内蔵しています。
- 電波の状態をPCを使わずに、本体のLEDで確認することもできます。
- ※短時間での使用時には、スマートフォン用バッテリー給電による駆動もできます。
保守コンソールソフト MH920 Console Lite
チャネルノイズスキャンツール
選択可能なチャネル(1~28ch)毎に、ノイズレベルのスキャンを行い受信電界強度(RSSI)を測定できます。
通信テストツール
2台の無線ユニット(送信用・受信用)間で受信電界強度(RSSI)およびパケットエラー率(PER)を測定できます。
- 920MHz帯マルチホップ無線 SmartHopに関するお問い合わせ先
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Webからのお問い合わせ: お問い合わせフォーム
- ※SmartHopは沖電気工業株式会社の登録商標です。
- ※このページに記載されている会社名、商品名は各社の登録商標または商標です。