920MHz帯マルチホップ無線 SmartHop

使い方、自由自在、無線ネットワークをより簡単に低コストで実現
つながる、高い信頼性

SmartHop MHシリーズ 920MHz帯無線通信モジュール(透過モデル/カスタマイズモデル)

無線通信モジュール

マルチホップネットワークに必要なソフト(アプリケーション層)まで搭載されており、お客様の開発工数を抑えた開発が可能です。

無線ユニットで培ったノウハウを凝縮した小型無線通信モジュールです。UART経由のシリアル通信(RS-485/RS-232C等)透過機能を搭載。お客様の要求に応じたカスタマイズにも対応します。

特長

  • 透過モデルでは、シリアル通信透過機能を標準搭載。無線ユニットや、無償提供の保守コンソール等の資産が活用できるため、開発コストを含めたトータルコストを、大きく低減します。
  • カスタマイズモデルでは、電池駆動可能なエンドデバイスと、中継機能を搭載したルーター、親機機能を搭載したコーディネーターの3タイプをラインアップしています。
  • 技術基準適合証明取得済の当社推奨品の外部アンテナを複数用意しています。

プロトコルスタック構成

マルチホップに必要なソフト(APL層)まで搭載しているため、センサーネットワークを簡易に構築可能です。

お客様側でAPL層・NW層の開発を行う場合、大きな開発工数が発生します。OKIの通信モジュールは、APL層まで提供し、お客様の920MHz帯マルチホップネットワークを容易に実現します。

用途

産業機器や各種センサーに組み込むことで、有線通信の920MHz帯無線化やセンサーネットワークの構築が可能です。

産業機器(工作機械、設備監視、自動販売機)、オフィス機器(空調機器、照明機器、セキュリティ機器)、各種センサー(電力センサー、温湿度センサー、CO2センサー)、家電(白物家電、太陽光パネル、スマートタップ)

システム構成

透過モデルシステム構成イメージ

カスタマイズモデルシステム構成イメージ

設置場所に応じて、アンテナの選択が可能

無線通信モジュールのアンテナは、内蔵アンテナに加えて、設置場所や環境に応じて選べる2つのタイプの外部アンテナをご用意しています。

  • 屋内、筐体内などに本体と共に設置する場合に利用します。
  • 本体とアンテナを分離し、アンテナを屋外に設置する場合に利用できます。アンテナ基部の磁石を用いて金属面に固定させます。(防水対応)

海外対応版の無線通信モジュールをラインナップ

海外対応版(FCC対応)モジュール

米国FCC規格(FCC Part 15 Subpart C)、アジア圏各国に対応した海外対応版無線通信モジュールをラインナップ。日本国内で多数実績のあるマルチホップ機能、シリアル透過機能などを標準搭載しています。

日本版の無線通信モジュール(MHシリーズ)をベースにしているため、お客様基板を大幅に変更することなく搭載でき、海外へ容易に展開することが可能です。

日本版無線通信モジュール仕様

項目 仕様
透過モデル カスタマイズモデル
ルーター コーディネーター エンドデバイス ルーター コーディネーター
対応周波数 920MHz帯 (ARIB STD-T108準拠:922.3~928.1MHz)
PHY/MAC規格 PHY:IEEE802.15.4g
MAC:IEEE802.15.4
送信出力 0.16mW/1mW/20mW 0.16mW/1mW/10mW/20mW
通信距離 見通しの良い直線距離で1km程度(※1)
※設置環境によって伝送距離は変動します。
通信速度 最大100kbps
変調方式 GFSK
電源電圧(DC) 3.3V±5%以内 2.3V~3.6V 3.3V±5%以内
消費電流 送信時
(20mW)
Typ. 70mA 60mA以下(※2) Typ. 70mA(※2)
受信時 Typ. 50mA 40mA以下(※2) Typ. 50mA(※2)
待機時 - Typ. 5.9μA(※2) -
アンテナ 内蔵アンテナ標準搭載、外部用コネクタ×2(※3)
インターフェース UART×1(※4) UART×1、SPI×1、I2C×1、ADC×1
動作温湿度範囲 -20~70℃、25~85%RH(結露なきこと)
外形寸法 22mm(W)×40mm(D)×5mm(H)(突起物を除きます)
コネクタ 40ピン
認定 技術基準適合証明取得(※5)
環境対応 RoHS対応
  • ※1 外部アンテナ(当社指定品)の場合です。内蔵アンテナは通信モジュールの搭載条件によります。無線ユニットと同じ外部アンテナが、利用可能です。
  • ※2 動作条件によって変わります。
  • ※3 内蔵または外部アンテナのどちらかを使用します。外部アンテナを利用するときは中継ケーブルが必要です。
  • ※4 お客様システムと接続し、透過通信、保守/設定通信を行います。
  • ※5 当社指定品の外部アンテナを利用条件で取得。

モジュール利用時構成

透過モデルモジュール利用構成イメージ

  • お客様システムの通信部分を簡易に無線化するソリューションです。
  • お客様側のHostCPUがシステム全体を制御します。
  • OKIの無線通信モジュールが、複雑なマルチホップネットワークの制御や、無線ネットワーク管理等を行うため、お客様での開発は不要です。

カスタマイズモデルモジュール利用構成イメージ

  • お客様仕様のアプリケーションをOKIが受託開発してご提供するモデルです。
  • エンドデバイスは、OKIの無線通信モジュールが、お客様側のセンサー機器の制御も行います。さらにスリープ機能を利用し、電池駆動にも対応可能です。

ラインアップ

モデル 分類 概略機能
親機
機能
センサー
収容機能
中継
機能
透過
機能
電池
駆動
透過モデル コーディネーター あり - - あり -
ルーター - あり あり あり -
カスタマイズモデル コーディネーター あり - - あり -
ルーター - あり あり あり -
エンドデバイス - あり - あり あり
外観 品名 備考
920MHz帯無線通信モジュール(MHシリーズ)
MH920-Mod<1><0W> 920MHz帯無線通信モジュール(透過モデル:コーディネータータイプ)
MH920-Mod<1><0W>
  • 親機機能
MH920-Mod<1><0S> 920MHz帯無線通信モジュール(透過モデル:ルータータイプ)
MH920-Mod<1><0S>
  • 子機機能
920MHz帯無線通信モジュール評価キット(MHシリーズ)
MH920-Mod-EVB<1>/MH920-Mod<1><0W>-1 920MHz無線通信モジュール評価キット(コーディネーター)
MH920-Mod-EVB<1>/MH920-Mod<1><0W>-1
  • 評価ボード+モジュール(透過モデル:コーディネーター)1個
MH920-Mod-EVB<1>/MH920-Mod<1><0S>-1 920MHz無線通信モジュール評価キット(ルーター)
MH920-Mod-EVB<1>/MH920-Mod<1><0S>-1
  • 評価ボード+モジュール(透過モデル:ルーター)1個
アンテナ(オプション)
MH920-Node-ANT<S> スリーブアンテナ
MH920-Node-ANT<S>
  • 屋内用、指向性:無、非防水
  • 屋内、筐体内等に本体と共に設置する場合に使用
MH920-Node-ANT<R> ルーフトップアンテナ
MH920-Node-ANT<R>
  • 屋外用、指向性:無、耐水形(IPX6)
  • 本体と分離し屋外に設置する場合に使用

920MHz帯無線通信モジュール評価ボードについて(別売)

920MHz帯無線通信モジュール(透過モデル)を利用するための評価ボードを用意しています。評価ボードでは以下の評価ができます。

OKI の通信テストツールを利用した電波伝搬試験

評価ボードブロック図

920MHz帯無線ユニットと、評価ボードを対向で利用することで、受信電界強度(RSSI)およびパケットエラー率(PER)の測定が可能です。

データ通信試験

お客様のPCより、テストデータの送受信を行うことで、親機・子機(評価ボード)間のデータ通信試験が可能です。

外形図

920MHz帯マルチホップ無線モジュール
MH920-Mod<1>

無線モジュール外形図


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Webからのお問い合わせ: お問い合わせフォーム
  • SmartHopは沖電気工業株式会社の登録商標です。
  • このページに記載されている会社名、商品名は各社の登録商標または商標です。

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