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Yume対談

Aug.13,2019

Yume対談
「『新規事業創出のプロ』守屋実さんと対談しました(前編)」

SUMMARY

2019年7月2日(火)、株式会社ミスミにて新規事業創出を経験され、これまで多くの事業創出の実績をお持ちの守屋実様(以下、守屋さん)とOKIのチーフ・イノベーション・オフィサー(CINO)の横田俊之がOKIイノベーション・ルームYume STで対談いたしました。大企業から新規事業を興す上の課題や苦労について、大変盛り上がりました。前後編の2回に分けてご紹介いたします。

守屋さんの書籍「新しい一歩を踏み出そう」を手に 守屋氏(左)と横田CINO(右)
守屋さんの書籍「新しい一歩を踏み出そう」を手に
守屋氏(左)と横田CINO(右)

「新しい一歩を踏み出そう」

横田本日はお忙しいところ、有り難うございます。
守屋さんとは、内閣府のタスクフォースの委員に一緒に参画させていただきました。
今回出版された「新しい一歩を踏み出そう」を読ませていただき、新規事業のプロとして守屋さんが書かれていることとYume Proの共通点が沢山あることに勇気づけられました。
そこで、今回のYume対談をお願いしました。

守屋私の本に沢山付箋を貼ってくれていますが、滅茶苦茶嬉しいです。

横田学生時代に取り組まれた新規事業から始まって、エピソードがふんだんに盛り込まれています。
ものすごくおもしろかったです。
寄付金付きのパーティーで、台風で壊れてしまったフィリピンの小学校を再建した話など感動的でした。

守屋村の入り口から小学校まで、子供たちが日本の国旗を振ってくれた思い出は、人生、最初で最後かなと思いました。

新規事業の型

横田「新しい一歩を踏み出そう」では、新規事業の型やスピード感について書かれています。
Yume Proプロセスと驚くほど似ています。

守屋理屈は世の中に腐るほどあります。
頭でっかちになるのではなく、ちゃっちゃとやった方がいい。
理屈番長は時間と金の浪費で、走りまくる方が最終的に時間と金をセーブできるという気がします。
僕一人で多くの新規事業を手がけているので、大企業なら、その百倍くらいできても別におかしくないと思います。

横田私もOKIに中途入社して2年半くらいですが、歴史のある会社は、昔からのビジネスに引きずられているところが多いですね。
なかなか守屋さんのように走り回れる人材は見当たりません。

新規事業創出ついて熱く語る守屋さんと横田CINO
新規事業創出ついて熱く語る守屋さんと横田CINO

守屋大企業でよくあるのは、やったことがない人が、やったことのない人に、やったことのないことをやらせているんですよ。
やっぱり、やったことのある人間が、やったことのあることをやる方が、確実に確率は上がると思うんですよね。

横田守屋さんの本に出てくる「人は考えたようにならず、動いたようになる」「誰もがやらないことを誰もやりきらないくらいやりきる」という言葉も好きですね。
Yume Proでも、現場に足を運んで、自ら経験することを大切にしています。

守屋一定の量稽古というのは、やはり意味があるんだと思います。
量稽古を積むと、やったことのないのに、何となく既視感が持てるようになります。

「ビジネス感度」を上げる

横田守屋さんの本の中に、「ビジネス感度」を上げておくことで、チャンスを逃さず掴みやすくするという話があります。
残念ながら、そうした感度を持った人材は限られています。

守屋それなら感度の高い人を入れてしまえばいい。
たとえば、僕は今、JR東日本スタートアップのフェローをやっています。

横田JR東日本スタートアップといえば、第1回日本オープン・イノベーション大賞の経済産業大臣賞を受賞されましたね。

守屋僕の場合、JR東日本スタートアップ社長の柴田さんとの出会いがきっかけでした。
あるイベントで僕がJAXAの守屋として登壇していたところ、柴田さんが話しかけてきて、「うちのフェローをやりませんか」という話になった。
こんなに意思決定が柔軟な会社はあまりないですね。

横田OKIも昨年4月にイノベーション推進部を立ち上げて3名キャリア採用を行いました。
パートナーについても、社長と一枚岩なので、「いちいち相談しなくていいから、お前ら勝手にやれ」と言われています。

守屋様々な大企業を見ていますが、そんな恵まれた環境にあるのは珍しいです。
大抵、そうした場を用意すると言っておいて、入ってみると全然話が違うというケースがほとんどです。

Yume STで対談に応じる守屋さん
Yume STで対談に応じる守屋さん

横田Yume Proも初めから場が与えられていた訳ではなく、グループの現状と課題を分析し、社長と膝詰めで議論しながら対応策を練り上げる過程で、こうした環境を創ることができました。

守屋恵まれた環境があるとすれば、あとはどこに注力するかですね。

社会課題解決型の新規事業を目指す

横田内閣府のタスクフォースで、守屋さんから「マーケットアウト型の新規事業」というコンセプトを教えていただきました。
Yume Proプロセスでは、社会課題からビジネス機会を発掘し、ビジネスモデルを創るという、まさにマーケットアウト型の取り組みを行っています。
守屋さんもそれを実践されているんですよね。

守屋その通りです。たとえば、現在、検討しているビジネスは、妊活です。
僕も知らなかったのですが、今、19人に一人の赤ちゃんは体外受精なんですね。

横田そんなに多いんですか。

守屋ところが、妊活には、ものすごく費用がかかる。
体内受精で数十万。体外受精になると桁が一つ上がります。
19人に一人というのは、生まれた数ですから、トライした人数はもっと大きな数になる。

守屋さんの書籍を見ながら、対談する横田CINO

横田子供を授かりたいという切実な想いを持つ多くの方にとって、大きな社会課題ですね。

守屋妊活というビジネス領域で切磋琢磨する人たちがいないから、妊活費用が高止まりしていると思うんですよ。

横田新しいサービスを提供し、リーズナブルなコストで妊活が行える社会を実現したいということですね。

守屋その通りです。
妊活に対する感度が上がった途端に、4社からオファーがありました。

横田守屋さんが、この社会問題を解決したいという想いを発信しているから、集まってくるんですね。

守屋口コミなんですよ。

横田口コミだけで、これだけ集まってくるというのは、守屋さん自身に媒体価値があることの証拠ですね。Yume Proも、そうした価値が持てるよう、意識して対外情報発信を行っています。

※守屋実様のプロフィール
https://eiicon.net/companies/11939

本記事およびOKIの「Yume Pro」については、こちらよりお問い合わせください。

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