塾長コラム「Yume塾便り」第58回
イノベーション研修 新プログラムをスタート!(その2)
~個人向けおよび組織向け実践研修~
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前回(Yume塾便り第57回)では、新たな研修プログラムとして「BMCフォローアップ研修」を紹介しました。今回は、2018年度から提供している「実践研修」と2019年度より開始の「中堅研修」を見直してリニューアルした、「個人向け実践研修(旧中堅研修)」と「組織向け実践研修(旧実践研修)」をご紹介します。両プログラムの目的と概要をご説明し、すでに6月からスタートしている「個人向け実践研修」の様子をご紹介します。
徹底的に仮説構築・検証を繰り返す!
2018年度に開始した「実践研修」は、「基礎研修」で学んだビジネスモデル構築のフレームワークであるビジネスモデルキャンバス(BMC)を活用し、事業シナリオの仮説を検証する具体的な方法を学ぶ実践的な研修として実施してきました。実際に商品企画や事業開発を担当しているメンバーを中心に複数回のワークショップで少人数のグループディスカッションを行い、研修と並行して実際に現場観察や顧客ヒアリング等を行い、事業シナリオを何度も磨き、最後に上司に向けて発表会を行うものです。
この「実践研修」は大変好評でしたが、対象が具体的な商品企画アイデアを持っている部門に限定されるため、対象者が限られていることが課題でした。そこで、この「実践研修」と、2020年度に開始した「中堅研修」を再編し、そういった課題を解決した「個人向け実践研修」と「組織向け実践研修」として再出発することにしました。
「個人向け実践研修」と「組織向け実践研修」は、一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)と共同で開発した仮説構築・仮説検証方法を学ぶプログラムです。両研修ともワークショップを受講する前にJINによる「事業シナリオの構築実践について」のビデオを視聴し、研修で磨きたいアイデアのBMCを作成します。
「個人向け実践研修」は、個人で考えた商品や事業のアイデアや所属する部門の業務改善のアイデアについて、BMCを作成し、加速支援者とのディスカッションを通して仮説検証のプロセスを学びます。一方、「組織向け実践研修」は、各部門で具体的に検討している新商品や新事業のアイデアについて、イノベーション・マネジメントシステムにおけるコンセプト構築プロセスに則って、組織(チーム等)で研修に参加いただき、仮説構築、検証を行うものです。以下の一覧表でそれぞれの研修の違いを示します。
「個人向け実践研修」と「組織向け実践研修」概要
| 研修名 | ワークショップ形式 | 発表会 | 開催回数 |
| 個人向け実践研修 (3日コース) |
個人参加 (個人アイデア)/2回 |
1回 | 年4回(四半期毎) |
| 組織向け実践研修 (5日コース) |
組織(チーム等)で参加 (商品企画他)/4回 |
1回 | 年2回(半期毎) |
両研修とも単にBMCを作成するのではなく、作成したBMCを含む事業シナリオを他者(エンドユーザーや顧客)にヒアリングして徹底的に仮説を磨きます。これを繰り返すことによって、新しい商品企画や事業検討を行うために必要な考え方や行動を身に着けてもらうことが目的です。
加速支援者のレベルアップも狙い
この研修では、講師以外に既にこれまでに「中堅研修」や「実践研修」を修了したメンバーが加速支援者として参加します。この加速支援者は、受講者に対して、仮説の不確実な前提条件などを指摘、質問することで、事業シナリオの確実性を上げていきます。
実は、この研修では、受講者の育成とともに、この加速支援者のレベルアップも狙いの一つです。他者の考えたアイデアを磨いていくことで、仮説検証のポイントや顧客ヒアリングにおける質問のコツが分かってきます。この研修を通して、仮説検証のコツを掴んだ人にはYume Proチャレンジ(社内ビジネスコンテスト)における加速支援も担っていただき、さらに研鑽を積んでいただく場をご用意しています。
OKIイノベーション塾では、このように実践者と加速支援者が双方に学び、実践を繰り返す中で事業シナリオを構築する力の向上を図り、お客様との共創活動においてもお役に立てるように進めてまいります。
(2021年7月2日 OKIイノベーション塾 塾長 千村 保文)





