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「非常にメリットを感じた」ソラコム担当者がOKIのビジネスマッチングに参加して良かったと思うわけ

  • AI専門メディア「Ledge.ai」に、2022年4月7日に掲載された記事を転載したものです(写真・文章は一部修正)。
    記事中に記載する数値、固有名詞、市場動向等は掲載日現在のものです。

沖電気工業株式会社(OKI)は「AIエッジ・カンファレンス&ソリューションコンテスト2021」のアフターイベントとして、ソリューション創出を目的としたビジネスマッチングを2月に開催した。同コンテストは、OKIのAIエッジコンピューター「AE2100」を使い、さまざまな業種における社会課題を解決するためのアイデアや技術を競うというもの。

ビジネスマッチングは、同コンテストの出場企業をメインとし、ビジネスパートナーを見つけたり、ソリューションやサービスを結び付けたりする機会として開催された。今回は、ビジネスマッチングに参加して「当初の期待以上のビジネスマッチングになった」「非常にメリットを感じた」と語る株式会社ソラコムの林氏、細川氏に話を聞いた。

ソラコムは400万回線、2万ユーザーに使用されている


株式会社ソラコム 林氏

──まずは御社について簡単にご紹介お願いします。

林氏:ソラコムは、2015年に立ち上げたスタートアップの会社です。2015年の創業以来、グローバルIoTプラットフォームを提供しています。

IoTプラットフォームSORACOMは、グローバルで展開しており、日本のみならず北米やヨーロッパでもご利用いただけます。契約回線数は400万回線、お客さまの数は2万を超え、業界や業種は幅広く、製造、物流、ヘルスケアからコンシューマー製品までさまざまです。

私たちは、「IoTの民主化」というビジョンを掲げ、ビジネスを展開しています。アイディアを持つ企業はもちろん個人でもIoTを手軽に、かつリーズナブルな価格でスモールスタートしできることを目指しております。


──ソラコムさんはよくお名前も聞きますし、知名度も高いので、創業からまだ10年も経っていないことに驚きました。プラットフォームの回線数は400万回線、お客さまの数は2万とのことですが、どのような特徴があるのですか?

林氏:SORACOMの主要サービスであるデータ通信サービスは、世界140の国と地域でご利用いただけます。具体的にはセルラー通信や低電力消費が特徴のLPWAを用いることで、手軽にIoT通信をご利用いただけるようにしています。

大量のIoTデータの保管・活用するには、クラウド連携が鍵になりますが、SORACOMは、AWS(Amazon Web Services)、GCP(Google Cloud Platform)やMicrosoft Azureなど、お客さまのクラウドシステムに簡単に連携できます。必要に応じてSORACOMからお客さまのクラウド・サーバーまでの区間をセキュアな閉域網で接続することもできます。

さらに、デバイスから上がってくるデータのクラウド連携を単純化できます。具体的には、クラウド側にデータを渡しやすいようにデータを変換したり、クラウド連携に必要な認証を付与することで、デバイス側で発生する開発コストを下げることが可能です。

まずは、IoTデータを検証したい方向けには、SORACOMのデータの可視化・蓄積サービスを利用することで、お客さま側でサーバーやストレージを用意しなくても、センサーから上がってきたデータを迅速に可視化、アラート通知を実現するサービスもあります。

お客さまは、SORACOMをご活用いただくことで、IoT製品・サービスの企画から市場投入までの時間を短縮し、IoT活用にかかるトータルコストを抑えることができます。

商談が少ないコロナ禍「非常にメリットを感じた」


株式会社ソラコム 細川氏

──今回、ソラコムさんは初めてOKIのビジネスマッチングに参加されました。参加したきっかけは何かあったのでしょうか。

細川氏:昨年、弊社はOKIの「AIエッジパートナーシップ」として参画しており、かつ弊社のパートナープログラムにもOKIさんに入っていただいています。

そういった関わりはもちろん、「さまざまな専門性や知見を持つ企業にSORAOCOMを使っていただきたい」といった思いから、参加させていただきました。

すでにコンテストで非常に面白いソリューションがあるのは拝見していました。それらの企業と何かしら新しいビジネスチャンスを作れるのではないかという期待もありました。


──実際に参加してどう思われたましたか?

林氏:正直なところ、ビジネスマッチングの参加は初めてで、参加する以前は「どれくらい商談につながるのだろうか」と成果は未知数でした。

実際に参加したらOKIさんのファシリテートがスムーズで、初対面の企業の方々とも話しやすい環境がそろっていました。名刺交換や情報交換のタイミングもわかりやすく、次につながるお話ができたと感じます。

各社さんも非常に熱意があるという点が印象に残っています。技術や各業界に専門性や知見をお持ちの企業さんが集まっていたので、商談がスムーズに進みました。当初の期待以上のビジネスマッチングになったと思います。

──ビジネスマッチングに参加して感じた1番のメリットは何ですか?

細川氏:弊社は「SORACOM パートナースペース(SPS)」というパートナープログラムを提供しています。日々、新しくSPSに参加していただけるパートナーさんを募集しています。

コロナ禍の以前であれば、幕張メッセやビッグサイトでオフラインのイベントに、私も足を運んでいろんな企業さまと直接ご挨拶をさせていただいていました。現在はそういったことが難しい状況になり、新しいパートナーさんと出会う機会が減っています。

そのような状況のなかで、OKIのビジネスマッチングは新たなご挨拶をさせていただく機会となりました。このような多種多様な企業と、何よりも一対一で直接お話をさせていただく機会はなかなかないと思いますので、良い機会だと感じました。

次回ビジネスマッチングがあったら「ぜひ参加したい」


コンテスト当日の様子。OKI 坪井、東海エレクトロニクス株式会社 マーケティング本部 センサ&エレクトロニクス新進部 部長 原幸司氏、東海エレクトロニクス株式会社 マーケティング本部 センサ&エレクトロニクス新進部 木野瀬さくら氏(左から順に)

──各社はOKIのコンテストで多種多様なソリューションを披露しました。ビジネスマッチングのなかで、とくに印象に残った企業があれば教えてください。

林氏:東海エレクトロニクスさんの匂いセンサー(「”におい”の見える化による予防保全・見守り」※コンテストでは2位に輝いた)には、大きな可能性を感じました。今後、センシング項目として匂いは注目されるでしょう。臭いの変化を検知して、クラウド側でアラートを出すなどの形で可視化するのは面白いと思いました。

また、Hmcommさんの「異音検知ソリューション」は、AIで音に異常があるのを判別でき、そういった情報を活用しようとする試みです。パトランプの点灯なども音で判別できるというお話もあり、ビジネスにも応用できると感じました。

細川氏:林と同じく、東海エレクトロニクスさんのソリューションはご説明いただいた内容がわかりやすくて、なにかビジネスをご一緒できればと思いました。実際に見守りや介護でもIoT活用は、企業さまが検討されているケースが多いですので、SORACOMのプラットフォームと連携したらどんな新しいソリューションができるだろうかと想像がふくらみました。

東亜無線電機さんのタバコのポイ捨てを監視するソリューション(「非喫煙エリアでの喫煙者・ポイ捨て監視」)もユニークで面白いと思いました。

──話せる範囲で構いませんが、コンテストの入選企業とはどのようなことを話しましたか?

林氏:入選企業のソリューションは現在はエッジ側での処理がほとんどですが、将来的には処理結果をクラウド側にアップロードする際には通信が必要になります。クラウド連携するにあたり、SORACOMプラットフォームは、AWSをはじめとしたクラウドとの連携が非常に簡単であることなどをお話しました。結果、多くの企業さまに興味を持っていただきました。

細川氏:特に(『エッジコンピューティング向けアプリケーションプラットホーム&組込み用ハイブリッドデータベース「SpeeDBee Hive」』でLedge.ai賞に輝いた)ソルティスターさんとはマッチングの後に、個別にWeb会議を設定させていただきました。

実は、ソルティスターさんは弊社のSPSに加入済みではありましたが、前回お話してからしばらく時期が経っておりましたので、改めてSORACOMの最新動向をお伝えし、パートナープログラムについてご紹介させていただきました。今後、ビジネス面での連携もあり得ると思います。

──顧客から声を聞くことと、これから顧客になるかもしれない企業から声を聞くことには何か違いは感じられましたか? もしビジネスマッチングのなかで得た経験で、今後に生かせると感じたところがあればあわせて教えてください。

林氏:顧客から声を聞く場合はすでにプラットフォームを使っていただいているので、より具体的なお話が多くなると思います。今回は幅広くお話を聞きしたので、抽象的だけど両社で「未来に向かって良いソリューションができるのではないか」というプラス思考のお話ができるのは良いところだと感じました。

今後もセンサーとエッジデバイスのつながりやクラウド連携のためのネットワーク選定は特に重要視されるはずです。今回ご紹介いただいた企業さまは検査や検知する仕組みをお持ちだったので、通信をアドオンすることで、リモート管理や、移動体管理などが可能になりますので、顧客へ新しい価値やソリューションの提案において生かせるのではないかと思いました。

──最後の質問です。次回、OKIのビジネスマッチングが開催されれば参加したいかどうか教えてください。

林氏:ぜひ参加したいと思います。ビジネスコンテストとセットなので、今後も楽しみにしています。

細川氏:私も同じく、参加させていただけるとうれしいです。

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OKIのビジネスマッチングは、2021年7月に開催した際には企業の75%が「とても役に立った」「やや役に立った」と回答しており、次回参加希望率は約94%にもおよぶ。

今回の取材でもソラコムの担当者は「当初の期待以上のビジネスマッチングになった」「非常にメリットを感じた」と語っていた。気になる企業担当者は次回以降の参加を検討してみては。

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