OKI-EMSは、過酷な環境に耐え、かつ高機能化を実現したプリント配線板についてJAXA認定を取得しロケットや人工衛星の電子機器に採用されています。またJAXA標準規格相当の高信頼性実装技術をご提供します。信頼性評価においては採用予定の部品に対してLSIプロセス診断を実施、将来故障のリスクを推定することが可能です。
JAXA向けプリント配線板は、地上製品では考慮されない熱サイクルや高真空下での材料挙動、放射線耐性およびアウトガス制御など高度で厳しい要求評価があります。OKI-EMSではこれら特殊な環境下で要求されるJAXA認定を全基板品種で取得した国内唯一の工場で、高密度高機能のプリント配線板の製造が可能です。
現在、電動化や安全性能向上などにより加速している自動車のエレクトロニクス化に伴い、電子機器の採用範囲が広がり、エンジン周辺など過酷な環境近くで使用される採用事例が増えてきております。また採用される電子機器も部品の微細化が加速しております。OKI-EMSでは0402・0603など微細部品・下面電極部品の実装・グローバル標準規格IPC-A-610EクラスⅢにも対応可能です。また高信頼性を実現する高強度はんだや微細部品にも対応可能な高精度コーティング技術を保有。エレクトロニクス化に貢献します。航空宇宙の分野では産業機器では考えられない厳しい環境下で使用されるため高い品質基準が設けられています。OKI-EMSは、はんだ付けの内部欠陥(ボイドなど)検出可能なX線によるはんだ検査技術を保有、厳しい環境下でも長期間の信頼性確保を実現します。また耐熱性・耐衝撃性を向上させるため、実装基板にはコーティングが必要です。OKI-EMSでは、宇宙製品においても高密度化する実装基板に対して、微細自動コーティング技術を確立。微細なコーティングの塗り分けが可能です。
採用評価前に電子部品における製造プロセスの潜在的な欠陥や課題を抽出する信頼性評価(良品解析/LSIプロセス診断)を実施、部品選択時の比較検討や低コストデバイスへの切り替えのための品質確認に活用が可能です。