920MHz帯マルチホップ無線 SmartHop

使い方、自由自在、無線ネットワークをより簡単に低コストで実現
つながる、高い信頼性

ゼロエナジーIoTシリーズ

適用例イメージ:橋梁

電源・通信工事不要でインフラモニタリングを容易に実現

インフラの老朽化が進み、気候変動による自然災害が多発するなか、OKIは「防災DX」に取り組み、橋りょうや斜面、鉄塔などのインフラ構造物や、その現場の状況を遠隔から監視できるインフラモニタリングの技術により、維持管理や災害対応の業務を支援しています。

OKIのゼロエナジーIoTシリーズは、電源・配線が不要で、インフラモニタリングの導入を容易化するセンサーとゲートウェイで構成されています。

ゼロエナジーIoTシリーズのご紹介[6分51秒]

特長

ゼロエナジーゲートウェイ


ゼロエナジーゲートウェイ

電源工事、通信配線工事が不要で設置容易性に優れたゲートウェイ
ソーラー発電駆動のため外部電源が不要であり、SmartHopとLTEに対応した通信配線も不要なIoTゲートウェイです。
複数のタイプをご用意、無線加速度センサーとも連携
ゲートウェイ単体型および河川監視で多数実績のある超音波水位計、ならびに水圧型水位計を一体化したタイプ、夜間でも撮影が可能な高感度カメラを一体化したタイプを品揃えし、また対象物の傾きや固有振動数のデータを収集可能な電池駆動の無線加速度センサーとも接続が可能です。
広範囲のモニタリングを実現し、インフラ監視の維持管理を効率化
各タイプのゼロエナジーゲートウェイと無線加速度センサーは、内蔵するSmartHopにより、互いに中継して無線伝送することができるため、広範囲でのモニタリングが可能となり、設置が難しい橋梁などのインフラ構造物、河川などの社会インフラ設備の維持管理を効率化するモニタリングを実現します。

無線加速度センサーユニット


無線加速度センサーユニット

配線工事無しで設置が容易な無線加速度センサーユニット
3軸加速度センサーとSmartHop SR無線モジュールを内蔵した無線加速度センサーユニットは高度なスリープ制御により、長期間の電池駆動を実現しており、配線工事無しで設置が可能となるため導入コストを大幅に削減します。
加速度データのエッジ分析技術で、傾きや固有振動数を計測
センサーユニット内で加速度データを演算処理するエッジ分析に対応しており、高精度な傾斜計測、監視対象の固有振動数の計測が可能です。傾斜計測は、河床の洗堀による橋脚の傾き監視、斜面の土砂崩れの監視に利用することができます。固有振動数計測はインフラ構造物の劣化による振動特性の変化の監視や、斜張橋の斜材ケーブルの張力監視に利用できます。
ゼロエナジーゲートウェイとの連携により遠隔モニタリングが可能
太陽光発電駆動のIoTゲートウェイであるゼロエナジーゲートウェイと、920MHz帯マルチホップ無線で連携が可能です。ゼロエナジーゲートウェイを経由してクラウドにデータを収集することにより、データ可視化や異常発生時のメール通知などが可能となるため、インフラ管理者による維持管理の高度化、効率化に役立てることができます。

システム構成

システム構成例

インフラ構造物の劣化を予測・予防保全できる
インフラモニタリングサービス「monifi」


現場データを見える化して
迅速な判断を支援するダッシュボード

高度経済成長期以降に建設されたインフラ構造物は老朽化が進み、近年の激甚化する自然災害による劣化の影響もあって、定期点検による予防保全や事故・災害に備えた常時監視が不可欠となっています。

「monifi(モニフィ)」は、多種多様なセンサーで取得したインフラ構造物の振動や河川の水位など、現場の情報を収集・分析することにより、インフラの劣化進行や災害状況を予測し、最適な予防保全を可能にします。

ゼロエナジーゲートウェイ仕様

ラインアップ

タイプ 単体型 超音波水位計付 水圧式水位計付 高感度カメラ付
型式 ZE-GW ZE-UW ZE-HW ZE-HC
外観

単体型 外観

超音波水位計付 外観

水圧式水位計付 外観

高感度カメラ付 外観

外形寸法(mm) 230×284×378 本体:230×210×165
センサー部:Φ234×H281
本体:230×210×165
センサー部:Φ29.5×H190
(ケーブル除く)
本体:230×210×165
カメラ部:146×180×229
重量 約4kg 本体:約4kg
センサー部:約2kg
本体:約4Kg
センサー部:約0.3kg
ケーブル:約2Kg(30m時)
約5kg

ゼロエナジーゲートウェイ 共通仕様

項目 仕様
920MHz帯無線
通信インターフェース
規格 IEEE 802.15.4g準拠、ARIB STD-T108準拠
アンテナ 防水スリーブアンテナ
プロトコル 無線マルチホップネットワーク(SmartHop SR仕様)
ノードタイプ スリープ親機/スリープ子機
モバイル通信 LTE-Cat.M1(NTTドコモ回線)、標準SIM(縦25mm、横15mm)
装置監視 温湿度センサー 装置内の温度、湿度監視用
電圧計測 バッテリー電圧低下監視用
マンマシンインターフェース スイッチ 電源SW:1個、ロータリーSW:2個
LED表示 起動確認用:緑1個、異常通知用:赤1個
保守ポート micro USB×1、Bluetooth×1
電源条件 使用電源 太陽光発電、ニッケル水素電池
耐不日照条件 連続不日照9日間(※1)
環境条件 温湿度条件 -20~60℃、10~95%RH(※2)
保管温湿度条件 -20~60℃、10~95%RH
防塵防水耐性 IP65
環境対応 RoHS対応
耐燃性 UL94-V0
  • ※1 バッテリー満充電で完全に発電無しで動作する期間とする(LTE接続間隔30分以上、水位計測間隔10分以上またはカメラ撮影間隔30分以上×1台)。北海道札幌市の最低日照時間であってもバッテリー充電が回復すること。
  • ※2 本体の温度上限は60℃(日射を含む)とする。(日射15℃+周囲温度45℃)

超音波水位計 仕様

項目 仕様
測定方式 超音波反射式(超音波周波数:20~25KHz)
計測項目 水位
計測範囲 超音波送受信部から水面の距離1~10m(0~1m不感範囲)
計測分解能 1cm
計測精度 ±1cm
計測間隔 1分以上の任意間隔
負荷制御 しきい値超過による計測間隔の変更可
しきい値超過によるLTE接続間隔の制御可
温度条件 -5℃~50℃

水圧式水位計 仕様

項目 仕様
測定方式 水圧式
計測項目 水位
計測範囲 水位0~10m
計測分解能 1cm
計測精度 ±1cm
計測間隔 1分以上の任意間隔
負荷制御 しきい値超過による計測間隔
LTE接続間隔の自動変更可
温度条件 -10℃~50℃
ケーブル長 15m(オプション:20m、30m)

高感度カメラ 仕様

項目 仕様
撮影モード 静止画撮影・自動高感度撮影
明るさ 0.01luxで使用可
最大画素数 1920×1080(Full HD相当)
撮影タイミング 定期撮影
センサー間連携 傾斜・水位の異常で警戒モード切替
画角 水平:109°/垂直:59°
圧縮方式 JPEG
温湿度条件 -20℃~60℃、10%~95%RH

無線加速度センサーユニット仕様

項目 仕様
920MHz帯無線通信インターフェース 規格 IEEE 802.15.4g準拠、ARIB STD-T108準拠
周波数 920MHz帯(922.3MHz~928.1MHz)
チャネル 33,34ch~59,60ch(2単位チャネルの同時使用)
プロトコル 無線マルチホップネットワーク(SmartHop SR仕様)
アンテナ 防水スリーブアンテナ
マンマシンインターフェース 電源スイッチ 1個
無線チャネル設定スイッチ 1個
省電力周期設定スイッチ 1個
LED表示 緑1個、赤1個
センシング 加速度 計測軸:3軸、サンプリング:125Hz、レンジ:±2G
傾斜 計測方向:2方向、分解能:0.01°
エッジ分析 平均化周波数スペクトル、ピーク周波数分布
装置内監視 温湿度、電池電圧
電源条件 使用電源 円筒型リチウム電池CR17450 2本パック
電池寿命 5年間
環境条件 温湿度範囲 -20~60℃、25~85%RH 結露なきこと
防塵防水耐性 IP65
外観 外形寸法 L140×W76×H60mm(突起、アンテナ含まず)
質量 約530g(電池、アンテナ含む)
環境対応 RoHS対応
耐燃性 UL94-V0

外形図

単体型

単体型

超音波水位計付

超音波水位計付

水圧式水位計付

超音波水位計付

高感度カメラ付

高感度カメラ付


920MHz帯マルチホップ無線 SmartHopに関するお問い合わせ先
Webからのお問い合わせ: お問い合わせフォーム
  • SmartHopは沖電気工業株式会社の登録商標です。
  • このページに記載されている会社名、商品名は各社の登録商標または商標です。

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