ほぼ週刊 CINOのつぶやき(チノつぶ)第75号
「Yume ProでISO 56002を解説する」(その7)

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研究開発リーダー巻頭言
2020年2月に開催された産学連携学会シンポジウム(チノつぶ第66号で紹介)に登壇したことがきっかけとなり、情報技術協会の「研究開発リーダー」(※1)誌から巻頭言の執筆依頼をいただきました。巻頭言ですので、通常は千字程度で半ページが相場です。今回は、編集者のご理解をいただき、6ページ強のスペースで「OKIのイノベーション・マネジメントシステム(IMS)“Yume Pro”」というテーマで書かせていただきました。
Yume ProでISO 56002を解説
昨年7月にISO 56002が発行されて以降、本コラムでも、ISO 56000シリーズを紹介する記事を多数掲載してきました。たとえば、チノつぶ第41~46号では、6回にわたって、「Yume ProでISO 56002を解説する」というテーマで、箇条4~10を紹介する記事を掲載しました。
最近は、OKIのお客様などから、「ISO 56002の概要を教えて欲しい」「OKIのIMSを紹介して欲しい」というご依頼を受ける機会も増えてきました。まとまったものを用意していなかったため、こうしたコラム記事を参照してくださいとお答えすることしかできませんでした。今回、研究開発リーダー巻頭言は、これらを一つにまとめ、さらに内容もアップデートしています。社外の皆様にも、是非、ご活用いただきたいと考えています。
なぜIMSの普及が必要なのか?
研究開発リーダーにも書いたのですが、3年ほど前にIMSについて知った時には、正直なところ、「なぜ標準化活動を進めるのだろう」という疑問がありました。イノベーションをシステマティックに高い確率で興すためのマネジメントシステムがあるのなら、そうしたノウハウは抱え込むのが普通ではないかと考えたからです。
2018年にYume Proがスタートし、イノベーション推進部で様々なパートナーの皆様と共創活動を行うようになって、その理由がわかりました。イノベーション活動は、既存事業のマネジメントとは全く異なるため、IMSを導入することによって社内でのコミュニケーションが円滑になります。
パートナーとの共創活動も同様で、IMSの要素を取り入れている企業と、そうでない企業とでは、コミュニケーションの効率に大きな違いがあることを実感しました。パートナーがIMSを導入すれば、企業間のコミュニケーションも円滑になるというわけです。
IMS普及活動に積極的に参画
以上のような背景もあって、OKIでは、様々なセミナーやシンポジウム等で、IMSやYume Proについて積極的に発信する方針を掲げて取り組んでいます。新型コロナウイルスもあって、こうしたイベント開催の方法についても工夫が必要になりましたが、多くのパートナーの皆様との円滑な共創活動を促進するため、今後とも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
(2020年5月11日、チーフ・イノベーション・オフィサー(CINO)横田 俊之)