フィールド(エッジ領域)の課題をAIで解決する時代へ
より早く・より正確に、それが「リアルタイム-インテリジェンス」
このソリューションで使用されるAE2100には、インダストリ4.0推奨の国際通信規格OPC UAに対応しています。OPC UAは、スマートファクトリ化をするうえで、注目を集めている規格で、対応製品は世界的に増加してきており、これらの機器からセキュアにデータを取得することが可能です。
このソリューションでは、ローコードプログラミング開発ツールであるNode-REDを実装し、OPC UAのデータ化するためのコネクターをノンプログラミング(コーディング不要)で作成でき、容易にデータを取得することができます。もちろんOPC UAだけでなく、Node-REDで標準搭載しているMQTT、REST-APIなどの通信プロトコルも、ノンプログラミングで設定が可能です。また、Node-RED上にOpenVINOと連携できるノードを用意しました。Node-RED上でOpenVINOの画像解析結果を確認できます。
そして、取得したデータを多変量解析であるMTシステムに入力し、機械の運転中のコンディションをモニタリング(監視)しながら異常の予兆を発見することで、トラブルや故障の前にメンテナンス、状態に応じた的確なメンテナンスが行えるようになります。その分析データをAzure上で蓄積し、過去に溜めたデータからマシーンラーニングにより今後の単位空間を予測させることで、より精度の高い予兆保全を実現しています。
本ソリューションは、セキュリティーが最重要視される工場内のインフラにおいて、OPC UA通信が必須条件になった場合、各種センサーのデータをOPC UAでセキュアに通信します。また、AI処理を用いた多変量解析にて各設備の予兆監視を行うことにより、昨今の人員不足を解消し、効率的なメンテナンスを行います。